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はじまりはいつも突然、変化への対応

「歴史を学んでいれば未来への対応ができる」と中学時代の社会の先生が言っていました。でも、学んでいるだけではできないんですよね。

こちらの記事で少しだけ触れた会社のボスの方針「新しい社会に対応するため、引き続き在宅化のまま行く」というものは、ボスの話を聞くと本当に勇気ある決断だと思います。

ボスの話は歴史に疎い私でもよくわかるように説明してくれました。産業革命によって変わった―ニューヨークの写真です。

まず1枚目、1900年のニューヨーク5番街の風景です。

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出典:Picturing the Century | A New Century Gallery
https://www.archives.gov/exhibits/picturing_the_century/newcent/newcent_img1.html

続いて2枚目、同じくニューヨーク5番街の13年後の風景です。

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出典:File:Ave 5 NY 2 fl.bus.jpg - Wikimedia Commons
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ave_5_NY_2_fl.bus.jpg

1枚目では主に馬車が使われていたことに対して、2枚目では自動車がメインになっています。

たった13年で主要な乗り物がガラッと変わったこの光景、歴史を学んだことのある方なら見覚えがあるでしょう。
このような内容を教科書で学んでいた当時の私は「そうなんだ~」と思っていましたが、今これを聞かされた私は「怖い」と感じました。

1900年当時を生きていた人たち、特に馬車に関する事業を営んでいた人、企業は明日をも知れない恐怖を感じていたのかと思います。詳しく調べたわけではありませんが、廃業した会社も多くあったはずです。しかし、社会の変化に対応できる事業に展開できた会社や人は生き残っているから、過去の歴史として成り立っているわけです。

2020年は新型コロナウイルスに振り回され、1年たっても終息のめどはなく、先の見えない不安を抱いても仕方ありません。しかし、この気持ちは過去も共通です。

こんな思いを感じながら聞いていた私です。そんな中ボスは、

「変化する途中では失敗もあるが、前向きな失敗は経験となり、進化の糧となる。」
「何もせずに今と同じでいることの方が、一番やってはいけない失敗だ。後悔だけしか残らない」

と言葉を残し、緊急事態宣言が解除されてもずっと、在宅化のまま進めています。

在宅化に切り替えるにあたり、会社のお上からいろいろと言われているようですが、そんな中でも進めてくれています。

この変化への対応が、私のような下っ端にもその思いが十分に伝わっているので、私はこのボスの目標に応えるよう、前例もない、やり方もわからない業務にもチェレンジできるわけです。

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