#1 教員退職、1年目。~とりあえず色々やってみた~
お読みいただきありがとうございます。
4ヶ月間の療休期間を経て、5年間勤めた小学校教員を2024年3月に退職した28歳です。
前回までの記事にたくさんのスキやコメントをいただきました。本当にありがとうございます。
小学校教員を退職してから約1年、どんな思いでどんなことをしてきたのかを自分自身も振り返りたいと思い、noteに投稿しています。
教員退職までの経緯については、前回までの記事をお読みいただけますと幸いです。
教員を退職することを決めてから、
「次の仕事はどうしようか…」
ということを、ぼや~と考えていました。
体調は問題なく回復していましたが、やってみたい事があっての退職ではなかったので、自分が何をしたいのかが自分自身でもよく分かりませんでした。
ですが、「ここで焦っても良いことない気がする」という根拠のない感覚が何となくあったので、とりあえず興味のあることをやってみる1年にしたいと思い、退職後はじめての4月を迎えました。
色々あった1年間でしたので、まずはざっくりと振り返りたいと思います。
母の思惑
当時は全く気にも留めなかったのですが、私が中学生の頃、母は私に農家になることを勧めていたらしいのです。
「自分のペースで働けるし!」
「地元に農業学校あるじゃん!」
「実家の畑もいくらでもあるからさ!」
母方の家系はみんな教員(母自身も)で、おそらく私に教員になってほしくないという思いで言ったのだろうと思います。
そんな話を療休中に母からされ、私自身ちょっと興味を持ちました。
小学校低学年の担任をした際、生活科の授業で子ども達と畑をしたときに何となく興味を持ち、自分で花を育てたりしていました。
他に興味があることもなかったので、うちの畑の近くに住んでいる叔父に連絡をしました。すると、
「知り合いのブロッコリー農家が人探してるけど、どうする?」
とのことで、すんなり(?)農家で働くことが決まり、
3月末~10月まで、毎朝3:30起きの農家アルバイト生活を過ごしました。
冬は困った。
とくに夏場は忙しく、体力的にもキツかったのですが、月のバイト代は教員の頃の2倍程いただいていました(笑)。
色々な経験もさせてもらい、農業の楽しさも、難しさも、自分なりに感じ始めたところだったのですが、お世話になっている農家さんから一言。
「10月の収穫終わったら、春まで仕事ないからね~。」
私の住んでいる地域では、高原野菜を育てています。
冬場の氷点下は当たり前で、雪も降るので農作業は全くできません。
そうなると、私の仕事はもちろんありませんので、バイトもありません。
さぁ…どうしましょう…(笑)
他の農家さんの話を聞いてみると、
寒天をつくったり、暖かい地域に働きに行ったり、2ヶ月程バカンスに行ったり、様々でした。
その中でも、自分の中で1番ピンときたのは、「スキー場で働くこと」でした。
小さい頃からスキーをしていて、大学の頃に2級までバッチテストも取ってたので、何か仕事になるのではないかと思いました。
Indeedで地元のスキー場を調べると求人があり、すぐに連絡をしました。
公務員じゃない→副業解禁
夏場は農業、冬場はスキー場。
働くイメージは少しわいた1年になりましたが、とくに農業は自分の中で
「収入が不安定」というイメージがありました。
今の時代はどんな仕事でも不安定なのかもしれませんが、気候に左右される農業は、安定しているとは言えないと感じていました。
そうなると、冬の仕事で安定して稼ぎたいと思ったのですが、
「あっ、公務員じゃないんだから、副業オッケーじゃん。」
と気がつき、何か副業にできることを考えました。
結論としては、農業用ドローンの販売代理店をすることになりました。
お世話になっている農家さんがドローンを使っているため、私も民間資格を取得していたことや、地元の国立大学が開催していた社会人向けの農学部大学院に参加した際にドローン関係の仕事の声をかけていただいた事もあり、やってみることにしました。
代理店とは言っても、販売ノルマはほとんど無く、ほぼノーリスクです。
どこまでの収入源になるか分かりませんが…。
実際に辞めてみて
生きていく上でお金はどうしても必要ですが、1人で生きていく分には何とかなると感じました。
それよりも、「自分がどうしたいのか」「何を大切にしていきたいのか」を考えて動かないと、辞めた意味が無いなぁとこの記事を書きながら感じています。
前進しているのか、後進しているのか…、自分ではよく分かりませんが、
1つ1つ自分で納得して進んでいきたいと思います。
とりあえず、健康に過ごせましたので、個人的には100点の1年です(笑)
次回は、春先からお世話になった農業について、もう少し詳しく振り返りたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。