JK・ゴスロリ・漢服が少女ファッションを席捲!
上海の街を歩いていると、あるころから日本の女子高生の制服のようなの服装を着た人を見かけるようになりましたが、ここ最近だと漢服を着る人を見かけることがかなり多くなってきたように思います。もっと最近だと日本で言うゴスロリのような服装を着る人をも見かけるようになってきました。大きくこの3つがあるわけですが、この三つを総称して三坑少女(JK制服、漢服、ロリータ)と呼び、Z世代以下の少女たちに受け入れられています。「坑」という字は日本でもありますが、一般的にはあまりいい意味合いがないのですが、ネット用語で捜索するという意味もあるようです。
これがJKとロリータ。
こちらが漢服ですね。こういう服装の人ときどき見かけますよね?
最近はこの三坑服飾市場がちょっとした注目の的となっています。こういうのにお金を突っ込む人は結構突っ込んでしまう人が多いせいか、また価格的にも高いものが少なくないせいか、三坑少女を破産三姉妹と表現することもあるようです。こういう服装にはまるきっかけとしては漫画関係の展示会が多いようです。
央視財経の予測によると、2021年に漢服愛好者は689.4万人に達し、市場販売規模は101.6億元に達するとのこと。また、第一財経商業データ中心が天猫服飾と共同で発表した《2020漢服消費趨勢洞察報告》によると、ここ3年で漢服市場は爆発的に成長しており、アリババのプラットフォームで漢服を購入したことのある人は2千万人近くいるとのこと。
JK制服市場もかなりのもので、とあるデータによると2017-2019年の中国の二次元服装市場のユーザー規模は年々成長しており、2019年には3.4億人、2020年には3.87億人に達しているとのこと。中国の女性人口をざっと7億人として3.87億人ってその半分以上にもなる。ホンマかいな?ちょっと盛り過ぎのようには思います。
三坑全体の市場規模は200億元余りという数字もあり、これが2025年には1266億元にもなるという予想もある。ホンマにこんなに伸びるのかいな?こうなるとニッチとは言えない規模ですよね。
さらにホンマかいなと思ううのだが、この業界に投資資金が実際に流れています。有名どころで言うとなんとセコイアキャピタル(紅杉資本)までが投資をしています。
1000万元単位で資金調達できているところもありますねえ。これからどんどん店舗も増えていきそうです。ということは、こういうファッションで街を歩く人がどんどん増えてくるということか。日本企業からするとJKとゴスロリは対応できると思いますし、三国志の漫画なんかもあるくらいなので漢服も対応できると思うのだが、果たしてこのマーケット、どこまで成長していくのでしょうか!