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2021年中国自動車アフターマーケットチェーン企業top40社
中国連鎖企業協会(CCFA)は、「2021年中国自動車アフターマーケット連鎖企業基本状況調査」の統計結果に基づき、「2021年中国自動車アフターマーケットチェーン企業top40」を発表しました。
そのランキングを見る前に、日本の自動車アフターマーケットの市場規模を見てみましょう。2020年でざっと19兆円、けっこうな市場ですが、年々落ちてきています。自動車離れが言われていますが、その影響もあるのでしょう。
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次に、中国の自動車アフターマーケットの市場規模を見てみましょう。母数が大きくなってきていることもあってか、成長率は落ちてきていますが、2020年の市場規模は5.2兆元、ざっと100兆円を超えています。アフターマーケットの定義が違うのかもしれませんが、自動車販売がこれだけ多いので当たり前といえば当たり前ですが、それにしても大きなマーケットです。そういえば、何年か前に自動車アフターマーケケットに関する相談があったことを思い出しました。
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さて、そんな自動車アフターマーケット市場ですが、やはりチェーンストアがあります。そしてそのランキングが発表されたわけですが、2021年の自動車アフターマーケットチェーン企業Top40が持つ合計店舗数は16万、このうち1,000店舗以上を持つチェーンは19社あります。
上位40社を見ますと、上海(9社)、北京(8社)、浙江(8社)、広東(4社)、江蘇(3社)、山東(2社)、天津、福建、安徽、湖北、河南、河北(各1社)に分布しています。
今回の自動車アフターマーケット調査に参加したサンプル企業のうち、設立10年以上が15社、そのうち20年以上が9社、5年以上10年未満が13社となっています。
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店舗数ですが33位から40位までは自社製品の販売や自動車リースも行っているところなので、それは横に置いとくとしまして、店舗数の最も多いのが3014店舗、その名も天猫養車、名前からしてアリババ系ですね。アリババがこういうのもやっているのですね。株主構成を見たところ個人になっていますが、VIEスキームを使って実質的に自社グループの会社にしているのかな。
中国の自動車アフターマーケット、人口も多く、自動車も多い、成長率が伸び悩んでもパイはとにかくでかい。面白いマーケットだと思いますよ。
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