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大卒の新卒初任給が1万元超え!?

数据宝が腾讯財経とともに《高校卒業生收入排行》なるものを発表、また中国薪酬网というところが《2021全国高校卒業生薪酬指数排行榜》というものを発表してます。


《2021全国高校卒業生薪酬指数排行榜》によりますと、ランキング入りしているトップ100の大学では、卒業生の平均初任給がなんと9,064.15元!これでもわずか0.5%ですが前年より下がっているとのこと。そして、高等職業学校のトップ30%の平均初任給は6,276.8元で、前年より小幅ながら上昇したとのことです。大学卒業生の新卒初任給のランキングを見てみましょう。下表ではトップ20までですね。

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トップ20だとすべて1万元越えです。1万元といっても17-18万円、大卒初任給ということであれば日本のほうがまだ高いじゃん、という人もいるでしょうが、中国の場合はこのレベルの人達のここからの上がり方が半端なく、このレベルの人たちの給与レベルにそう遠くないうちかなり引き離されてしまうことになります。


学校分類別にみていきましょう。985と211という分類があります。この分類について耳慣れないと思いますので、Wikipediaの説明を見てみましょう。

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ということです。俗に言う頭のいい大学と思えばいいでしょう。


985、211の大学を出た人たちはやはり給与水準が高く、平均初任給が9,670.71元、211だとこれが9,194.75元、非985、211だと8,645.02元と結構な差があります。修士や博士だと当然これよりも高くなります。


中国薪酬网が発表した《2021全国卒業生起薪点薪酬報告》(起薪とは基本給与のことで、賞与や諸手当を含まないもの)、全国の国有企業では博士8,547元、修士、6,007元、本科4,959元、専科(高等専門学校、俗に大専と呼びます)4,470元、高校以下3,872元となってます。最初に紹介したのと比べるとえらく低い水準ですが、安定を優先して求める人には魅力的なのかもしれません。

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なにせ面積が広大な国なので、地域によっても水準が違ってきます。長沙民営企業本科卒業生の初任給は4,162元で、北京の専科卒業生の初任給5,749元よりも低くなってます。

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この他、梧桐果が発表した《2021届卒業生薪酬報告》によると、一線都市の2021年卒業生の初任給はなんと13,177元(前年比+44.3%、ホンマかよ?)、新一線都市もかなり伸ばしていて9731元(前年比;28.8%)。一線都市は五線都市の倍以上の給与にもなっており、この差が拡大していってるので、そりゃあ一線都市に行きたくもなります。

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業界別を見ていきましょう。学歴にもよりますが、本科の列を見ますと金融が一番高くて、不動産がその次。日本だと住宅販売で売りまくってる人の給料が結構高いのは聞いたことがありますが、不動産業ってここまで給料が高いイメージはなかったです。値下がりしらずの不動産業界ならではでしょうか。恒大集団のこともあるので、今後風向きが変わるかもしれませんが。

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中国薪酬网のデータによると、8業界において新卒者の翌年の給与の増加率は10%を超えており、金融16%、自動車15%、ハイテク14.6%と非常に上がり方が速いですね。


これだけ見ると、就職行動としては本科以上を卒業して、一線年に出て、金融、不動産(恒大集団の状況を見る限り変動が生じそう)、自動車、ハイテク業界に就職するというのが現時点での王道と言えるでしょう。


今に始まったわけではないですが、これだけ人件費も上がってきているので、この人達に人件費に見合う働きをしてもらうしかないですね。とは言うものの日本と中国では日常生活の中でも仕事の中でもどうしても考え方が違う部分があります。異文化コミュニケーションが大事になってくるわけですが、それを現場で日々格闘している方々には本当に頭が下がる思いです。頑張りましょう!

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