新発売のシャオミーのEVを見てきた
ちょっと前にシャオミーがEVを販売するというニュースがありました。アップルがEVの開発を断念したちょっと後のニュースだったので、インパクトを感じました。
EVを諦めたAppleとシャオミーの求めるものの違い
アップルとシャオミーの求めるものは違うでしょうから、いちがいにシャオミーがアップルよりもすごいとは言い切れないと思いますが、とはいえEVを世に出したというのは称賛されるべきことだと思います。従来型の自動車ではなくEVであれ自動車メーカー以外でも技術的に参入しやすいという言い方がありましたが、シャオミーはまさにこのケースに該当しますね。
スマホだけでない様々な商品カテゴリーを出してるシャオミー
我が家にもシャオミー製品は少なからずあり、今あるものでいえばスマートテレビ、コーヒーメーカー、電動歯ブラシ、イヤホン、猫の自動給水機、自動猫トイレ、猫の自動給水機、TVスティック、カプセル式コーヒーメーカー、電池、以前はスマートフォンも使用したことがあります。商品カテゴリーが多いと感じられるかと思いますが、これ以外のカテゴリーもたくさんありまる。超高級というわけではないですが、価格もリーズナブルでありまずまず満足してます。購入するときはシャオミーが欲しいというよりも、あれこれ迷うのも面倒なのでとりあえずシャオミーでいいじゃないというような気持で購入することが多いです。
店頭で見たシャオミーの車・BEVの感想
さて、あらためてシャオミーのEVを見てみましょう。先日とあるショッピングモールに行ったところ、シャオミーの店舗EVが展示されていました。店員の説明によるとすべて電気で動くBEV(Battery Electric Vehicle)。来店客が電気が切れたらどうなるのと質問して店員が困惑していましたが、ガソリン切れたらどうなるのと同じレベルの質問で横で聞いててクスッと笑ってしまいました。
これがかっちょいいのか悪いのか、そのあたりは個人の感性だと思いますが、デザインパクッてるんじゃないの疑惑が現地でも上がっているようです。
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テスラよりは安価にしたシャオミーのEV
さて価格はどれくらいなのでしょうか。
グレードにより異なりますが、ざっくり20-30万元くらいになります。テスラよりは安く設定されているようです。テスラも汎用価格帯の開発を断念するとかしないとかの報道が流れていますが、この価格帯で出すのが採算的に難しいということなのでしょう。シャオミーはこれでも儲かるということなのでしょうか。しかしながら、売れば売るほど赤字というような報道もあります。
最初は低価格でとにかく販売数を増やしてシェアを取っていくという中国でよくある販売手法なのかもしれませんが、体力いりますよねえ。
シャオミーの電気自動車事業の歩みとは
シャオミーは2021年3月に電気自動車事業を立ち上げ、ちょうと3年くらいで販売にこぎつけました。EVの販売のみならず将来的には自動運転も視野に入れており、2022年7月に自動運転技術のテストを開始しています。2023年12月の発表によると、自動運転関連の企業買収やその他もろもろで自動運転技術関連への投資額は47億元、専属チームの規模は1000人超、テスト車両は200台超、テスト走行距離は1000万キロを超発表しています。自動車同様かなり短期間で実用レベルの自動運転技術を世に出すことになるのでしょうか。
一方でこんな報道もあります。
中国シャオミのEVスポーツカー、サーキット走行中にブレーキ不具合でクラッシュ 事故原因巡りネット論争
開発サイクルが短いのは構わないのですが、トラブルになるようなことのないように進んでもらいたいですね。
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