こんにちは。フリーキュレーターの牛込麻依です。
2023年10月に参加しているAIR日高村の活動レポートをお届けしています。
2022年のAIR日高村
本日も休日をいただいています。今回はAIR日高村2年目となる2022年参加アーティストのまとめ第一弾ということで、辻本さんとスペースノットブランク(小野彩加さん、中澤陽さん)の2組を紹介していきたいと思います。
2022年のAIR日高村は、1年目から拡充させ、5組のアーティストを招聘しました。
2022年度参加アーティスト・辻本佳さん
2022年度のプログラムで最初に訪れたのはダンサー・振付家の辻本佳さん。9月上旬から2種間の滞在となりました。
辻本さんの受け入れ事業者となったのは、作物をできるだけ自然な形で健康に育てることにこだわり、土壌を健康な状態に整えて少ない肥料や農薬で育てることができる「電子技法」で葡萄を、高設栽培でイチゴを育てている柏井ファームさん。
滞在中は台風の時期に重なったため、男手が必要な台風対策の作業を担ったそう。普段から鍛えられている辻本さんの力が役に立ったんですね。
好奇心旺盛な辻本さん、元々色々な地域について「知る」ということに興味があったそう。
滞在中に日高村村史を読まれていたことも辻本さんならではの活動。かなりアカデミックにフィールドワークに取り組まれたいたのがわかります。たくさんの方に話を聞きながら、史料を読みながらその土地の歴史、文化、生活についてインプットされた辻本さん。
インプット多めなAIR日高村のプログラムは辻本さんに合っていたようですね。
2022年度参加アーティスト・スペースノットブランク
2組目の参加アーティストは、小野彩加さんと中澤陽さんのユニット「スペースノットブランク」です。
舞台作家として活躍するお二人。「農家という全く違う職業に身をおいて、新しい生活サイクルを体感してみたい」という考えと、AIR日高村の「インプットに集中できるプログラム」に魅力を感じて参加されたそうです。
実際に滞在中は1日のほとんどの時間を壬生農園での生姜の芽取り作業、袋詰め作業に従事されていたそう。夜は疲れてよく眠れたということで、全身全霊で日高村の生活を体験されたんですね。
ご飯は地域の方に差し入れしてもらったりしながら生活していたそう。田舎ならではの交流の形ですね。
他の皆さんと同様ですが、もしまた日高村に来れたらこんな舞台を作りたい!という思いを持って下さっているようです。2週間たくさんインプットをした分、みなさんアウトプットの欲求が強いみたいですね。さすが表現者です。