高速音読についての考察
はじめに
高速音読が、ワーキングメモリーの向上に役立つという。ことを考察しました。Xでワーキングメモリを向上させるために高速音読がすごく役立つっていう内容が上がっていました(ADHD の当事者の人の話で。)ただどういった理由で、そのワーキングメモリーの向上に役立っているのかっていう理由、根拠的なところが、私は探せなかったので、自分なりに考察した結果です。科学的根拠とかはないです、が、ただ実際に自分でやってみて効果はあったので、役に立てると思うのでご紹介したいです。ここでは、しゃべるということに注目をして展開していきたいなと考えています。高速音読がもたらす好影響の3つの理由について、まとめていきます。
【1】話すことの負荷が下がるから
まず、音読をするっていうのって、すごくシンプルなことだと思うんですけど、まずこれを分解してみたいなというふうに考えていて、まず
視覚情報として文字を認識する。
書かれている内容を理解する。脳で処理する。
読んだ内容を声に出して音読する。
実際に音読した内容を自分の耳で聞く。
多分もっと増やせばあるかもしれないですけど分析してみると、細かく言うと四つある。ただこれが読むことだけだと、視覚情報として見る内容を理解する事だけに集中することになる。
仮にワーキングメモリーの量を仮に数値化してみた場合に、定型発達の人で100のワーキングメモリーの量があるとして、発達障害の人が50だったとします。その際に喋るってことの負荷に対して、25ぐらいの負荷かかってたとしたら、定型発達の人で4分の1のワーキングメモリを使っているんです。
発達障害だと50しか元々ワーキングメモリーの量がないから、半分は喋ることでいっぱいいっぱいになってる。これがその喋りづらいっていう理由だと思うんですけどなので、音読をするということによって、喋るっていうことも負荷を減らしていく。
仮にワーキングメモリーが、50しかなかったとしても、その負荷っていうのが25じゃなくて20とか10とか減っていく っていうことが、当たり前になっていく。ワーキングメモリーのリソースを割き方がうまくなっていく。いろんなことを考えられるようになっていきます。例えば、車の運転をするときも、最初は車の運転って一生懸命運転だけに集中してやってるわけなんだけど、慣れていくと、喋ったり他のこともできるようになってくる。これっていうのは車の運転をする負荷っていうのがどんどん下がってきた結果なんですね。喋るってことも同じことがあると思っていて、喋ることの負荷を下げていく。私の実際の経験からしても、話す内容に困らなくなったり、すごく 話すことに慣れてきたなあと感じています。
【2】ワーキングメモリーの容量が上がるから
先ほどもあげたように、話すことってかなり複雑なタスクの連続なのですが、そのマルチタスクを高速音読することによって、あえて疑似的に行っているようなものなのです。つまり、もともと50の容量のワーキングメモリーしかなくても、高速音読を続けていくことによって、それがだんだんと 55、60、70へとだんだん増えていく感覚がある。ただ これには注意点があって、単に音読することだけに集中して行くとそれはマルチタスクを行っていないので意味がない音読になってしまいます。ですからしっかりと内容を理解して音読をしてそれを耳で聞く。これを意識してもらうと効果が出やすいという風に考えています。
【3】使える単語が増える
突然ですが語彙力ってどういう風に考えていますか?語彙力には2種類あって、①実際に理解して使うことができる単語、②理解はしているけれども会話で使えない単語。この2種類があります。2つ目の単語が多いと確かに語彙力は多いかもしれないですけれど 本当の意味での語彙力があるとは言えません。音読することによってこの1つ目の 実際に使える語彙というのが増えていきます。慣れの問題としか言えないかもしれませんが 何度も何度も使っている言葉というのは たとえ音読であったとしても、2から1への移行がしやすくなってきます。音読を始めてからというものの 1つ目の語彙力が増えてきたなあ という感覚があります。
終わりに
私も音読を始めてからそんなに長い時間は経っていなくて せいぜい 1週間程度なんですけれども それでも効果が高いなという風に感じているので これは発達障害であるとかそうでないとか関係なく喋ることが苦手な人 全てにとって有益なことだという風に考えています。最近は半身浴をしながら本を読んでいます。
騙されたと思って1週間程度お試しいただければ嬉しいな と思います。ここまで呼んでくださってありがとうございました。