大掃除
ちょっと気が早い気もするが、先日大掃除の第一弾を執り行った。
年末が近づいたから?
月の始まりだから?
そういった無意識がいつの間にか刷り込まれていたのかもしれないが、「今やろう」と思い立ったから始めた。
まずは寝袋の更新。
「は?」と思われるかもしれないが、僕は寝袋で寝てる。
理由は管理が楽だし温かいから。
そのメリットをたくさん語りたいのだけれど、現実世界で知り合いに説明すると、苦笑いを顔に貼り付けていたので割愛させていただく。
そんなに引かなくてもいいじゃん、らーじゃん、と思ったのだけれど、寝袋で寝るなんてと結構ドン引きだった。
語らずのメリットだらけの寝袋生活ではあるが、使い古してくると中の羽毛がちょくちょく飛び出てて、たまに洋服についたりしてしまう。
そんな状態で外に出たら「お、鶏でもシメてきたんか?」と思われてしまうので、今まで使っていたのは捨てて、新しい寝袋を出した(スペアをもってた)
今朝目が覚めたときには、ヘタってない寝袋があまりに快適過ぎて全然寝袋から出られなかった。良すぎるというのも考えものだ。
そのまましばらくキャタピラーのモノマネをしていたら遅刻しそうになった。
お次は、整理整頓。
整理整頓と本意を一言で表せてしまうが、厳密には「整理」と「整頓」では意味が異なる。
整理の本質は仕分けること。
要は「いらないもの」と「いるもの」や「捨てるもの」と「取っておくもの」などに分類する行為だ。
最初に要らないものを捨ててしまえば分量が減り、管理が楽になる。
僕の場合、ゴミ袋で6袋分ほどまとめてしまった。
主には洋服と紙媒体。
洋服についてはこの一年間で一度も着る機会がなかったものをまるごと捨てた。
中には十年近く着古したものもあって、愛着があり中々捨てられなかったけど、「機能的価値」と「感情的価値」は別物であると判断し、意を決して捨てた。
思い出のあるものに関しては写真だけ残した。
また、いらない本は一度メルカリのカメラで識別して梱包の手間に対して売上の費用対効果の高いものだけ出品、安いものは処分した。
一応、全ての本が売れたならそれなりにはなる予定だ。
ここまで整理について語ったが、それに対して整頓の本質は整えることである。
要は収納や分類で仕分けて整然とした環境を構築することだ。
捨ててしまった分の収納がすっかり空いてしまったので、それを利用して、衣類と本棚のまとめを行った。
本棚は詰めた状態になると次に買ってきた本がおざなりに転がってしまうので余白を残した。
ひとまずこれだけでも半日潰れてしまったので、第一弾を終えた。
こうして一念発起しないと、いつの間にか使わなくなったものが増えて行動が限定されてしまう。
棚の前に小物を置くことでいつの間にか棚の使用頻度が減って中に何が入っているかわからなくなる、みたいな。
あとは自分の意識下にないもの(「そういえばこんなものあったな」と感じるもの)があまりに多くなりすぎると、果たしてそこが本当に自分の家なのかわからなくなってきてしまう。
すべての人がミニマリストのようにこざっぱりしてしまうのはどうかと思うが、自分の家は自分の管理下でしっかりコントロールしたいものだ。(自戒を込めて)
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