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【ライブレポ】山内総一郎さん(Fromフジファブリック)代演 Tokyo Guitar Jamboree 2020

今回は、氣志團さんが残念ながら出演キャンセルとなったため、山内総一郎さんが代演として出演された『Tokyo Guitar Jamboree 2020』について記載します。

演奏部分

1.徒然モノクローム(Fabric theater バージョン)

最近行われた、『Fabric theater 3』のアレンジで演奏された同曲。原曲のようなキラキラした未来に直進するイメージとは異なる、夜道をうねりながら、ゆっくりと帰っていく情景を思い描く素敵なアレンジです。

あきらめるのは まだ早い
行き詰まった所がほら それが始まりです

前向きなメッセージの歌詞が、伸びやかな歌声と共に染み入る演奏でした。

2.カンヌの休日(Fabric theater バージョン)

こちらの曲も、『Fabric theater 3』のアレンジで演奏されました。原曲が印象的なリードシンセから始まるバンドサウンドが強い曲なので、アコースティックアレンジでの落ち着いた印象への劇的な変化が特徴的です。ジャズが流れていそうなおしゃれな隠れ家みたいなお店で聴きたいアレンジです。

同曲中の2番Aメロでの歌とともに奏でられるギター単音弾き、そして何と言ってもフラメンコギターを彷彿とさせるギターソロは圧巻でした。とてもかっこよかったです。

3.LIFE

「先輩の代演として出られるとは思わなかった」と語る山内さん。山内さんにとっても3年ぶりのTokyo Guitar Jamboree出演だそうです。

足でバスドラムも刻みながら演奏された同曲。

中でもびっくりしたのは、アコースティックギターで奏でるソロパートの音程を歌いながら、寸分の狂いもなく弾いていた部分です。ビル・エヴァンスさんかと思いました。

4.One Night Carnival/氣志團さんカバー

「無謀だとは思うんですけど、氣志團先輩の曲をカバーしたいと思います」という山内さん。しかし、このままの格好では気合が入らないということで、なんと氣志團の団長さんの服を借りて臨みます!

演奏曲は、氣志團さんの代表曲『One Night Carnival』!!

「ヤンキー、いかつい」というイメージを持っていた同曲ですが、山内さんが演奏すると優しさに満ちた、伸びやかな印象にガラッと変わりました。演奏する人によって曲から受ける印象が変わるのは、カバーの醍醐味だと思います。

氣志團さんへのリスペクトを感じる名カバーでした。

そして、会場が一体感に包まれた時間でした。

5.光あれ(2月LINE配信ライブ バージョン)

2月にLINEで行われた配信ライブのように、丸っこい音色のリズムマシンとギターにて演奏された同曲。最近行われたライブでも話されているように、聴く人の未来に光があるように祈って創られた曲は、しっかりと胸に響きました。

「皆さん良いお年を!」という言葉とともに、氣志團の団長さんの服を優しく抱えながら退場なさる山内さんの姿がとても印象的でした。

後書き

氣志團さんの思いをのせた、素晴らしい演奏でした。

そして、氣志團さんとその関係者の方々の1日も早いご快復を祈っています。

山内総一郎さん・綾小路 翔さんコメント

セットリスト

1.徒然モノクローム(Fabric theater バージョン)

2.カンヌの休日(Fabric theater バージョン)

3.LIFE

4.One Night Carnival/氣志團さんカバー

5.光あれ

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