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放送大学 チャロナランのお面と舞踊について

【メモ】

バリ島で行われるチャロナランという魔女の舞踊・奉納劇について

α波…人が安静時に出す脳波

β波…人が通常時に出す音波

激昂している時は8〜10のα1リズム、

トランス報酬系が活性化している時は10〜13のα2リズムが発生する。

舞踊・奉納劇の際、魔女は胸や頭を短剣で刺すが、α2リズムが増大しているため、痛みを感じない。

脳物質のモノアミンという濃度が上昇すると、トランス状態に入る。

ドーパミンが発生し、報酬系の過活動が起こる為である。

奉納劇では、バロンという獅子頭をつけて舞踊が行われる。

獅子頭の内側には鈴が設置される。

1人がトランス状態に入ると、周りにも伝播していく。

【感想】

チャロナランの奉納劇について全く知りませんでしたが、受講し大変興味が湧きました。

講義後調べたところ、この舞踊が生まれたきっかけはコレラの蔓延だそうです。

『極楽通信・UBUD』様より、奉納劇が始まった経緯について一部引用します。

上演のきっかけはと言うと。
この頃、バリ南部は王国間の戦乱に見舞われていた。
同時にコレラの蔓延で、人々は混乱し困惑していた。
特効薬のない時代のこと、疫病は集落をまるごと全滅してしまうこともある。
当時に人々にとって、疫病は凶変だったと考えられる。
悪いことが起こる原因は、善と悪のバランスが崩れたと考えるバリ人。
集落の人々は、たくさんの供物とともに新たな芸能をシバ神、そして、その妻でシワ神の破壊的側面であるドゥルガ神の降臨するダラム寺院に奉納することで、この悪い力を治めなくてはならないと思案した。

(引用元サイト:『極楽通信・UBUD』

引用URL:http://informationcenter-apa.com/gk_calonarang.html)

このサイトで、奉納劇が生まれた経緯と昨今の流行病が蔓延する状況下とが、

重なっていることを知りました。

最初は違う世界と感じていた、遠い異国の奉納劇に対し、親近感が湧きました。

遠い時と場所を隔てても、きっと願いは一つだと思ったからです。


早く平和な時を取り戻したい。

素敵な未来でみんなと笑い合いたい。


そんな未来が、一刻も早く訪れることを祈って止みません。


今回の講義を実現なさるにあたり、ご協力いただきました放送大学様並びにその関係者各位に感謝御礼申し上げます。


最後に、この講義の原稿を書いたと推察される、私淑するミュージシャン・平沢進様にも感謝御礼申し上げます。

バリ島の民族舞踊になぞらえ、今の状況を端的にご説明いただいたことで、今私がおかれている状況を把握することができました。

ご協力いただき、誠にありがとうございました。

貴殿とも、素敵な未来でお会いできることを心より願っております。

心からの感謝と敬意を込めて。








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ごましお
好きなものに対して大好きと伝えたい。 見聞きしたものを形にしたい。そう考えて活動しています。 皆様からいただいたサポートは、これからの創作活動に活かしていきます。