Vol.3)Focus on 東海大学 航空操縦学専攻

皆さんこんにちは!
いかがお過ごしでしょうか。

これから数回に分けて各大学のポイントをまとめていきたいと思います。
大学を一つ一つ見ていくFocus onシリーズの第一回は、東海大学工学部航空宇宙学科航空操縦学専攻です!

1 出願書類
2 入学試験
3 訓練方式
4 取得できるライセンス
5 就職先
6 ごま鯖の所見
7 まとめ

1 出願書類
・志願書(大学共通試験成績請求票)
・調査書(最近3ヶ月以内に発行され厳封されたものに限る)
・英語能力証明(下記のものが審査対象)
・航空操縦学調査書(履歴書(高校卒業以降)/活動歴、航空操縦学専攻志望理由)


●ケンブリッジ英語検定
必要スコア:145
証明書:認定書

●実用英語技能検定(英検CBT・英検S-CBTでも可能)
必要スコア:2級 CSEスコア2050点以上
証明書:合格証明書またはProof of Eiken Certification

●GTEC(検定版/CBT)
必要スコア:1010
証明書:Official Score Certificate

●IELTS(Academic Module)
必要スコア:4.5
証明書:成績証明書(Test Report Form)

●TEAP CBT
必要スコア:460
証明書:成績表

●TEAP
必要スコア:245
証明書:成績表

●TOEFL iBT
必要スコア:48
証明書:Test Taker Score Report

●TOEIC(Listening & Reading Test)
必要スコア:600
証明書:Official Score Certificate

●TOEIC(Listening & Reading Test IP)
必要スコア:600
証明書:スコアレポート



2 入学試験(2022年度)
入学定員:50名(募集人員:40名)

試験種別:大学入試共通テスト利用型
〔一次試験:大学入試共通テスト〕
配点:400点満点
試験科目
●英語(リスニング含む):200点満点
*点数内訳はReadingの試験点数の1.6倍、Listeningの点数を0.4倍したものの合算で算出

●数学:100点満点
下記のいずれかを選択可能
「数学1」/「数学1・A」
「数学2」/「数学2・B」

●選択科目:100点満点
下記の科目から1科目選択可能
・国語(近代以降の文章)
・理科
「化学基礎」「物理基礎」「生物基礎」「地学基礎」
「化学」「物理」「生物」「地学」
・地理歴史・公民
「世界史A」「世界史B」
「日本史A」「日本史B」
「現代社会」「倫理」
「政治経済」「倫理・政治経済」

3 訓練方式
東海大学は、全ての実機訓練をアメリカのノースダコタ州立大学に航空留学として行います。期間自体も1年以上現地に滞在するため、航空機の操縦のみならず英語力の向上も望めます。
ライセンスは、アメリカのFAAのライセンスで事業用、計器飛行と取得し、日本に帰国後JCABのライセンス(日本のライセンス)に書き換えとなります。
*FAAとはアメリカの連邦航空局"Federal Aviation Administration"の略
*JCABとは日本の航空局"Japan Civil Aviation Bureau"の略

4 取得できるライセンス
・航空無線通信士
・自家用操縦士(FAA / JCAB)
・事業用操縦士(FAA / JCAB)
・計器飛行証明(FAA / JCAB)
・航空英語能力証明(Lev.4)

5 就職先
・Peach Aviation
・琉球エアーコミューター
・全日本空輸
・スカイマーク
・ANAウイングス
・フジドリームエアラインズ
・ジェットスター・ジャパン
・ソラシドエア

東海大学の公式にはこのように記載がありました。具体的な割合は分かりませんが、以前からANAホールディングスと強い繋がりがあるように個人的に感じます。

6 ごま鯖の初見
(個人的にベストだと思う点)
・航空の本場であるアメリカで全てのライセンスを取得するため、パイロットに必要な英語力を習得できます。また、ノースダコタ州立大学へ航空留学となるため、日本とアメリカの二つの大学で多角的に航空を学ぶことができることは強いことだと感じます。
・私立大学のパイロット養成期間の中ではダントツで一学年の人数が多く(50名)、多くの同期がいることからプロパイロットになってからも幅広い交流があることだと感じます。また、一番最初に養成を始めた大学でもあるため、それだけ卒業生の数も多く現役パイロットからの手厚いサポートも望めそうです。

(個人的にどうなの?と思う点)
・前述しましたが、全てのライセンスをアメリカで取得するため、プロのパイロットになるまでに日本国内の空をほぼ飛ばない状況で就職となります。
日本の空をほぼ飛ばないことはどうなの?と感じることが少し不安に感じる要素でもあると思います。またこのことに関して、東海大学を卒業した僕の知り合いも仰ってました。実際に学んだ人もそう感じたことなのだと思います。

7 まとめ
このようにタラタラと書いてきましたが、東海大学どうでしたでしょうか。私立大学の養成期間でも暦が長くそれだけノウハウを持った大学であると感じます。また、在学中にアメリカの大学で単位取得もするため、免許取得しつつアメリカの大学生活も1年少し堪能できます。もし気になったら、早速資料請求してもう一度ご自身で詳しく調べてみて下さい。
訓練校を決める際は何度も言ってるように「実際に行って」「自分の目で見て」「先生の話を聞いて」「学生の話も聞いて」判断して下さい。決して人の話を聞いたからなど簡単に考えないように。安い買い物ではないですからね(笑)。

では、次回は『桜美林大学・フライト・オペレーション コース』にFocusしていきたいと思います。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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