大きな犬に出会ったとき

わたしは、大きな犬がこわい。
散歩をしていると、犬と出会うことが多いが、大きな犬を飼っている人が、その大きな犬を散歩させている場に出くわすと、わたしは緊張する。
そのまま進もうか、道路を渡って反対側へ移ろうか、あっ、でも横断歩道がないな・・・。
また突然反対側に渡った場合、大きな犬の飼い主はどう思うだろうか、「逃げた」と思われないだろうか、などと余計な事が頭をよぎり、一瞬立ち止まったりして混乱してしまうのである。
大きな犬は、黒とか濃いグレーとかが多いような気がするが、たまに白くて毛が長いような種類にも会ったりする。こういう大きな犬が好きな人もいるんだなと思う。
わたしが大きな犬に会った時にまず目がいくのが、首輪についている紐の長さとか太さ(その紐伸びるタイプじゃないですよね・・・)、そして、飼い主の方の容貌(性別、身長、体重、ファッションの傾向)。その辺をパッと見る。警戒心ありありである。
比較的小柄な人が飼い主の場合、いざという時に、犬に引きずれれるんじゃないかと不安になるし、いかつ目の男性が飼い主の場合は、けしかけられたりしないかな(そんなことをするわけがないと思いながらも)。そして、大きな犬の飼い主はそのどちらかのタイプが多いような気がする(たぶんこれはわたしの大いなる偏見・・・)
犬は、人間が長い年月をかけて飼い馴らしてきた動物だ。滅多なことで人を襲ったりはしないだろうと思し、犬を飼う人のモラルも向上しているのだと思っている。
ただ、散歩中に大きな犬を見て、こんな気持ちになっているオジさんもいるということ。

で、実際わたしはその場をどう切り抜けることが多いか。なるべく音を立てないように、静かに正面を向いてゆっくりと歩く。犬や飼い主とは絶対に目を合わせない。そもそも、そこに大きな犬は存在しないのだと自分に言い聞かせる。

※念のため。襲われたことはこれまで一度もありません。 

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