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外食先で悪戦苦闘?

食後に爪楊枝を使うようになったのは、いつの頃からだったろうか。
妻とまだ結婚する前に、食事に行った際、食後に無造作にシーハーやり始めたら怒られた。爪楊枝を使う時は、手で口元を隠しなさい。とたしなめられたのだ。
デート(など)ではマナーが大切であることを学んだ。
それ以来、外で爪楊枝を使用する際は気を付けるようにしている。

週末の金曜日、夕食を外食することにした。行ったのは、定期的に訪問している喫茶兼洋食レストラン。ここのハンバーグがわたしのお気に入りである。適度なジューシー感でとてもお肉がおいしいのだ。
最近コンビニで、肉汁を売りにしているレトルトハンバーグを買ってみた。箸を入れると一気に肉汁があふれた出した。大量の汁である。これは小籠包なのか?汁を仕込めばいいってもんじゃありません・・・。この店のハンバーグはそんなわざとらしさの無い、自然なジューシー感なのである。

今回は、奮発して、海老フライも付けた。海老フライ2本にハンバーグ。豪華である。週末の食事としては、これくらいの特別感がほしい。なんせ5日間、嫌な仕事を嫌な顔ひとつしないようにしてやってきたのだ。これくらいのご褒美はあってもいいだろう。そうだ、ついでに、ビールも頼んでやろう。瓶を頼むと、エビスビールの中瓶が、柿ピーとともにやってきた。エビスうまい!最高の晩餐が始まった。

さて、それで爪楊枝である。最高の晩餐が終わった後は、歯のお手入れ。いつものように、爪楊枝と手を伸ばす。そうだった。ここの爪楊枝は「あれ」に入っているんだった。と気付くのである。このお店では、タバスコの空き瓶を利用してあり、そこに爪楊枝が入っているのである。タバスコの瓶の口は細い。爪楊枝2本は絶対に同時に出ない細さである。瓶を、斜めや逆さにして勢いで出そうとすると、大抵、爪楊枝同士がケンカして出てこない。悪戦苦闘の始まりである。繊細な瓶の内側の曲線にうまく爪楊枝を滑らせて出口へ導いてやらなければならない。エビスでほろ酔い状態で、タバスコ瓶と数分の格闘の末爪楊枝をゲット。さっと爪楊枝をくわえる。おっと、手で口元を覆うことは忘れずに!


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