コード分析_ピンキーフック/麻倉もも
こんにちは、ごまふぃーです🦭
今日もコードのお勉強をしていきます。
今日はアニメ「カノジョも彼女」のED曲であり、麻倉ももさん歌唱の「ピンキーフック」を取り上げてみます。
作曲は「コネクト」など数々のヒット曲を生み出している渡辺翔さん。
クレジットを見て気づいたんですが、作詞も渡辺さんなんですね。
というか渡辺さんが作曲されている他の曲もほとんど作詞まで担当されているようです・・・すごい・・・(印税が2倍に・・・)
今回は時間の関係上サビだけにしますが、この曲は全体的にコードがすごいことになっているので、また時間ができたら全体を分析したいなと思います。
特にサビ前のイキスギコードみたいなやつとか、どこからやってきたのか気になりますね…🤔
サビ(key=E♭)
A♭→B♭→E♭→D♭
A♭→G→Cm→E♭
Fm→B♭→Cm→Cm/B♭→Cm/A
A♭→B♭→E♭→D♭
A♭→G→Cm→E♭
Fm→B♭→E♭→A♭6→A♭
ディグリー
Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ→Ⅶ♭
Ⅳ→Ⅲ→Ⅵm→Ⅰ
Ⅱm→Ⅴ→Ⅵm→Ⅵm/Ⅴ→Ⅵm/Ⅳ#
Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ→Ⅶ♭
Ⅳ→Ⅲ→Ⅵm→Ⅰ
Ⅱm→Ⅴ→Ⅰ→Ⅳ6→Ⅳ
まず最初の「Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ→Ⅶ♭」に出てくる「Ⅶ♭」ですが、
これは同主調マイナーからの借用とか、モーダルインターチェンジとか、いろんな呼ばれ方をしますが、ロック系の楽曲では結構頻繁に見かけるコードになります。
ビートルズがよく使っていたので、ビートルズっぽくなると感じる方もいるようです。
マイナーキーから借用してきているコードなので、使うと少し暗い複雑な響きに聞こえます。
サブドミナントの代わりとしても、ドミナントの代わりとしても使えるようなので、コード進行がつまらないと感じたらとりあえず「Ⅶ♭」を使ってみる、という使い方もありかもしれません。
2行目の「Ⅳ→Ⅲ→Ⅵm→Ⅰ」はダイアトニック外の3度メジャーが出てきますが、これは平行調のドミナントにあたるコードなので、使うと短調感が出て少しエモい感じになる気がします。
そのあとの「Ⅵm→Ⅵm/Ⅴ→Ⅵm/Ⅳ#」はクリシェになっていて、続くⅣのコードまでベースラインが滑らかに下降しています。
サビの2周目は基本的に1周目と同じコード進行で、最後の部分だけが違います。
最後が「Ⅱm→Ⅴ→Ⅰ→Ⅳ6→Ⅳ」になっていて、どういう理屈で「Ⅳ6」が出てくるのかは知りませんが、6thとかのテンションを使うときは5thとかの下の音に下降して落ち着くことが多い気がします。
こういう唐突に出てくるテンションとか謎コードに対して、イメージとか、どういうところで使えるのか、ということを明確にしておかないと自分の曲に自由自在に取り入れることは難しいですよね・・
このあたり、なんとか言語化できるように勉強を進めてみたいと思います。
今日はサビだけでしたがここまでにします。
お疲れ様でした〜🦭