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2024年2月6日 21:51
むかし好きだった人の名前が思い出せない。苗字は出てくるけど、名前がわからない。ええ。なんとなく候補を3つほど絞り出したが、どれもしっくりこない。あっている気もするし、あっていない気もする。信じられない、そうなのか、こんなことがあるのか。泣いたりしたのにね。あの頃の私、ごめんね。しばらく考えたがどうにもわからず諦めて、映画館で映画を見ていたら、急にその3文字を思い出した。暗闇の中で突如閃いた
2024年1月29日 22:57
地球が回るというのはつまりどんどん夜が動いていくということなのかもしれない。例えば心臓発作みたいなのが起こって地球が回るのをやめたら、夜がずっと続く国の人たちがいてなんだ?と言っている反対側では太陽が照り続ける国の人たちがいてなんだ?と言っている。時間が止まっているわけではないらしい。日光の届かない大地の草木は枯れていき、日照で乾いた大地の草木も枯れていく。地球の活動が止んだら波も風も止んで地
2024年2月4日 15:15
ゼリーを凍らせて食べるんですよという人がいた。たらみの、みかんの果肉が入っているやつが一番美味いと言っていた。風邪の時くらいしかゼリーを食べない私は、なにそれ面白いねとか言いながら試さずにいたが、今日ふと給食に出てきた凍ったゼリーの存在を思い出し、あれは大変美味しかった、そうかあれなのかと気がついて、今すぐ試したい気持ちが沸き起こりコンビニでゼリーを購入、うちの冷凍庫では今、ゼリーが凍りだし
2024年1月13日 22:50
折坂悠太の『春』という曲がある。「確かじゃないけど 春かもしれない」と歌い出す、穏やかで賑々しい曲。歌手のイ・ランが、「確かじゃないけど」の「タシ カジャ」という響きは韓国語で「よし 行こう」という風に聞こえるのだと言っていた。「よし行こう 春かもしれない」。私はそれを折坂悠太とイ・ランのインスタライブかなんかで聞いたはずで、素敵すぎる偶然に驚き、予期せぬ意味が詩に与える奥行きに喜んだ。あ
2024年1月12日 23:08
帰省した。実家に着くなり着替えるために自室へ向かう。黒い服に愛犬の毛をつけないためだが、毎度黒い服を着てくる私が悪い気もする。母が新しいパジャマを買ってあると言っていた。部屋に入ると水色のもこもこした部屋着が置いてあり、なんだか照れながら着替えリビングへ行くと、ベージュのもこもこを着た母が待っていた。「色違いだよ」とのこと。2人でもこもこ笑う。夜になり、和室で兄と映画を観る。私らが小さい