Death, Time, and Love: Collateral Beauty(素晴らしきかな、人生)
Death, Time, and Love...
物語は死から始まり、時を経て、愛に結ばれる。
この映画を見るのは2回目。
結末も関係性もよく覚えていて、それでも見たかった。
心地よい涙に満たされる。
役者インタビューでは、"Fable"(「寓話」)という言葉がよく使われる。
間違いなくフィクションであり、お伽話であり、現実的でない。
だからこそ、人の願いが凝縮されている。
日常生活は多くの人の思いによって動いている。
根本的に「よくしたい」と願いながら、自分勝手な思いにつながりうる。
それ自体は悪いことではない、そうやって少しずついい方向に動く。
でも純粋な願いに触れたいなら。
物語は、
死
時
愛
の、3つの概念とともに、それぞれに関わる人の願いに深入りする。
物語の始まりは主人公の娘の死である。
それゆえ
Death, Time, and Love...
物語は死から始まり、時を経て、愛に結ばれる。
しかし、死から始まり、死に救われるものもいる。
そこに願いがある。
ただ、
死を悲しむのも愛であるなら、物語は常にともにして
Death, Time, and Love.