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エリートのプランニングと愚直な試行錯誤

経営学でいうcausationとeffectuationのお話。
と言っても、真面目な講義ではなく、備忘録として面白い気づきを残すことが目的。

きっかけは非常に単純な問いかけから始まった。
「頭がいいのはどのような人ですか」

頭がいいのはどのような人か。今日の考えからの答えは、
『局所的ではなく全体像を把握できる人。さらにそれは長期の時間軸を踏まえた話』
これは、全体最適>部分最適を達成するという観点の気づきだった。

ただ、ここで疑問が浮かんだ。

未来を予測してプロジェクトの全体像を描写する、そして描いた将来の全体像と現状を比較することで生まれたギャップをどのように解決するかを考える。

こうした万能な思考力の、まるでエリートのプランニングに効果はあるのだろうか。

局所的で、かつ短期的な思考であっても、ゴリゴリ作業することで一時的に結果を出すことができるのではないだろうか。
その一時的な成果を組み合わせていくことで試行錯誤を通じて、結果を得られるのではないか。

そう。前者はマネジャーや大企業のサラリーマン経営者に多い思考法の「causation」と関連し、後者は「effectuation」になる。

wikipediaでの説明は下記の通り。
正論は必ずし正しくない。特に自分のビジョンを限りあるリソースの使い方を試行錯誤する場合には。

Causation is the opposite of effectuation. Where effectuation is used in situations of uncertainty, causal reasoning is used when the future is predictable. With causal reasoning, entrepreneurs will determine goals to achieve and look for the resources to do so.
<https://en.wikipedia.org/wiki/Effectuation>



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