枝野氏、共産新人への応援「当然だ」立民・共産の協力は深化~日本共産党の“綱領”を読みながら
※当記事は参議院議員選挙投開票前に下書きをしていたものです
立憲民主党の党首が「日本共産党」の候補者を応援
参院選(21日投開票)が中盤戦に差しかかり、共産党と他の野党との共闘に拍車がかかっている。
立憲民主党の枝野幸男代表は10日、福井選挙区(改選数1)で野党統一候補となった共産党の新人を応援した。共産党の志位和夫委員長も立憲民主党の新人候補らへの支援を強めている。
「共産党の公認候補の応援のマイクを持つとは思わなかったが、生活、民主主義、立憲主義を守るとの旗の下、まっとうな参院を皆さんと作っていきたい」
枝野氏は10日、福井市で共産党主催の演説会に初めて出席し、同党が公認した野党統一候補への支援を訴えた。枝野氏は、安倍晋三首相から党首討論会などで「福井県民だったら共産党の候補に投票するのか」などと迫られたことにも自ら触れ、自身の選挙応援を「当然だ」と述べた。
志位氏も9日、福島と宮城、岩手(いずれも改選数1)の各選挙区に出馬した野党統一候補の支援に入った。
仙台市では、立憲民主党の新人候補の応援演説に立ち「市民と野党で『国民こそ主人公』という本当の民主主義を取り戻そう」と訴えた。盛岡市では「首相に忖度(そんたく)する政治より、野党共闘にこそ未来がある」と強調した。
https://www.sankei.com/politics/news/190710/plt1907100039-n1.htmlより引用
なんも言えねえ。
「日本共産党」と手を組むことの何が問題か
与党を支持しない人たちにとって、非常に耳なじみの良い演説を聞かせてくれる野党のひとつ、「日本共産党」。
彼らの言葉を聞いて、夢があると感じる人もいるでしょう。
その内容から理想の社会、理想の国のかたちを思い描く人もいるかもしれません。
しかし全ては絵空事で、政策も少し考えれば実現不可能なものばかり。
財源はどこから用意するのか?そんなことは知りませんよ。
だって実現するつもりがないから。言うだけタダでしょ。
とりあえず与党の言うことに反対しておく。そんなスタンスに見えます。
【コラム】増殖するデュープス
そしてそんな彼らに騙される人たちは「デュープス」と呼ばれます。
騙されやすい人、間抜けな人を指す英語。
特に、共産主義者でも無く、共産党員でも無いのに結果的に共産党やソ連と同様の主張をしてしまい意図せず共産主義者の味方をしてしまう人たち、そういう芸能人、アスリート、学者、政治家、文化人などのことをDupes(デュープス)と言う。
https://ja.wikipedia.org/wiki/DUPEより引用
まあ「実際に共産主義者だった」というオチもあるとは思いますが。
この説明からもわかるように、共産主義者あるいは共産党員の言うことに騙される間抜けな人(芸能人やアスリート、学者、政治家、文化人)がいるという状況は日本国内に限った問題ではないようです。
▼「日本共産党」の政治理念
「日本共産党」の“綱領”をざっと読んだ感想を書きました。
(長くなったのでこちらに移動しました)
つまりこのような綱領を掲げている政党であると知りながら、かの「立憲民主党」は「『日本共産党』と共に選挙戦を闘う!」と言い出したということです。
とはいえ今に始まったことではなく、前身の党の時代にもこういった動きはありました。
言うなれば、根っからの……ということです。
党名が変わっても、中身(特に幹部のメンバー)は変わっていません。
https://twitter.com/KanPeaceLover/status/1147867501285371904より
https://twitter.com/naomichi_1973/status/1094818670751051777より
以下引用するのは、「日本共産党」中央委員会委員長のツイートです。
『世界』別冊で小沢一郎さんと私の「特別対談」―「野党共闘が安倍政治を倒す」が掲載されています。
小沢「共産党の勇気ある決断は日本の歴史に大きな一石を投じた」
志位「大先輩の小沢さんに激励いただき、手を携えて取り組めることは心強い」
https://twitter.com/shiikazuo/status/712213892114415616より引用
大げさでなく異常事態。
▼「日本共産党」まめちしき
ご存じですか?
「日本共産党」は、破壊活動防止法(通称「破防法」)によって公安調査庁から調査対象とされている政党です。
政府は22日の閣議で、共産党に関し「警察庁としては現在も『暴力革命の方針』に変更はないと認識している」とした答弁書を決定した。
同時に、暴力主義的破壊活動をした団体の活動制限などを定めた破防法との関係では「現在も同法に基づく調査対象団体だ」と指摘した。鈴木貴子衆院議員(無所属)の質問主意書に答えた。
https://www.sankei.com/politics/news/160322/plt1603220030-n1.htmlより引用
▼破壊活動防止法(破防法)とは
破防法の内容はこちらのリンクから確認できます。
▼「日本共産党」は破防法に基づく公安の調査対象団体である
上記の見解からもわかるように、このような団体と手を組むなんて正気の沙汰とは思えません。
“手段を選ばない”というレベルなんか、優に超えてしまっています。
日本を良くしようと思っているのなら、こんな選択(日本共産党と手を組むこと)は絶対に、100%、あり得ません。
日本をめちゃくちゃにしてやろう!
日本人が大切にしている歴史や文化を
取り上げて、苦しめてやろう!
という考えが根本にあるとみて、まず間違いありません。断言してもいい。
そうでなければ共闘などという世迷言は出てきません。
なぜそのような思想に染まるのか?については、個々のアイデンティティーによるとしか書けません。(個々人の出自に関わる問題の為)
問題提起
おそらくはごく一般的な日本国民が持つような、「日本の歴史や文化、人々に対する愛着」が微塵もないのでしょう。そうとしか考えられません。
どうでしょうか。そんな人たちに、政治を任せられるでしょうか。
そういう人たちと手を組んで日本の破滅を夢見るような、恐ろしい政党が日本にはいくつも存在するのだということをなるべく多くの人に知っていただきたく思い、この記事を書きました。
決してヘイトスピーチなんかではありませんので。あしからず。
冒頭に貼り付けた記事をもう一度。
見てください、この笑顔。すごく楽しそうに嬉しそうにしていますよね。
何が楽しいのでしょうか。どうして嬉しいのでしょうか。
少し、想像してみてください。
野党共闘を深化させたい立場の共産党は枝野氏の福井入りを喜んでおり、小池晃書記局長は9日、ツイッターでこう発信した。
「枝野さんに絡んでた安倍首相、起きてますかーー。一票入れるどころじゃなくて、応援演説されるんですよーーー!」
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/190709/plt19070918070016-n1.htmlより引用
「日本共産党」側も、大はしゃぎですね。
ちなみに枝野代表は2018年8月、かつては同じ釜の飯を食う盟友だったはずの国民民主党からの共同選対設置の提案を断っています。
こっちと組むのは元サヤに戻るだけだからまだわかるのですが(元々ひとつだった政党が分裂しそれぞれに政党助成金が出ているので他の問題はあります)、さすがにね。
2018年5月7日、希望の党が絶望だけを残して消えたことを記憶している者は現代ではほとんどいないという……。
あれだけ場をかき乱した希望の党が、2019年6月5日に政党要件(所属議員5名以上)を失い、政治団体となったことを知る者は更に少ない。
あ?ちょっと待ってください。
国民民主党っていつ自由党と合流したんですか?え?あ、これ?
小沢一郎氏が国民民主党に合流したとなると、
[国民民主党]―[小 沢]―[志 位]―[立憲民主党]
のラインができあがって……間接的に旧民主党勢が「日本共産党」を介して繋がってしまうんですがそれは。(立憲民主党側が拒絶反応を示しているように見えるのはポーズなのかどうなのか、何を気にしてのポーズなのか)
というか、いつの間に?
あ、そうか。だから小沢氏の元を離れた山本太郎が「れいわ新選組」をぶちアゲたのか……なるほど……。
ようやく野党のみなさんの流れがわかりました。
大変だったんですね。ドタバタ劇ですね。
予告
「れいわ新選組」については、また別の機会に書かせていただきたいと思います。私自身はちっとも楽しくありませんが、お楽しみに。/3620文字