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独り身って難しい

マンションの更新書類には「緊急連絡先」があるわけだけど、毎回そこで一旦手を止めて考える。
私は親がいない。今はまだ、実家としていた祖母宅があるのでそこを緊急連絡先として記入できる。でも、その場所もいずれはなくなりゆくものなんだよなぁ、と考えると、残りの人生「緊急連絡先」はどうしようかなと。
幸いにも、連帯保証人の類ではなく、あくまでも何かあった時の連絡先で、このマンションに入った時は当時の恋人の連絡先でもOK!捺印いらない!
そんなレベルのものなので、他の人みたいに知人友人でも大丈夫なのだろうけれど(保証人に関しては保証会社利用で、そこの緊急連絡先も同じ条件でよかったと思う。結果的に全て自分がしっかりしていれば迷惑はかけないので)

それでも、一応は私の人生に関わらせてしまうわけで。番号も個人情報だし……と考えると、家族がいる知人友人にはお願いしにくいよなぁと思う。

民生委員さんとかは、母子家庭とか障害があったりだとか、或いは高齢者であるなど、そういう前提がない限り相談しても微妙だろう。

職もあって収入もある程度安定していて、でも親も兄弟もいない人間って、どうやって今後を生きていけばいいのだろう。
もしかして、意外とケアされていないのってこういう、私みたいな状態の人達だったりするのかもしれない。

私の場合、保証会社のおかげで連帯保証人もいらないから、緊急連絡先のみの悩みでまだ気楽な方なのだろうとは思いつつ、今後を思うと少し憂鬱にはなるよね、という話。

そのうち、仲のいい友人同士で緊急連絡先を書き合わなきゃいけなくなるぐらい、問題は深刻になったりするのだろうか……。

それでも結婚願望はどんどん自分の中から消え去っていく。
そんな人間27年目の冬です。
でも、昼間の最高気温は24℃でした。暑い。

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アサツキサキ
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