楽しいことじゃなくても、ありのままを書けばいい
今まで書いてきたものを読み返してみると、なんか全体的に暗い。
「自分大丈夫か?」となってしまう(笑)
もっと楽しいことを書けないもんかなぁ?と思う。だれかの役に立ったりとか、「超ハッピー!」まではいかなくても、読む人の心を軽くできるような文章に憧れる。
でも、なかなかうまくいかない。
その理由は、わたしがネガティブだから!!
超シンプルだが、紛れもない事実!!
昔からそうだった。
自分に自信がない。そのくせ理想は高くて、その理想に追い付けない自分自身に自己嫌悪。なにを考えるにしても基本悪いことしか想像できず、不安は尽きない。そのせいで保守的で行動できない性格になり、そんないつまでも変われない自分自身にまた自己嫌悪・・(強制終了)
ザ・負のループ!!止まらない悪循環!!
そんな自分がイヤで、なんとか変わろうとした。
むりやりポジティブになろうとして、クラスの陽キャと仲良くなろうとしてみたり(撃沈)。
形から入ろう!!と思いハデな髪色にしてみたり(落ち着かなさすぎて秒で戻した)。
あらゆる手を尽くした末にたどり着いた自己啓発書には、こう書いてあった。
「ネガティブな人が無理にポジティブになろうとすると、余計にネガティブになる」
・・え?????
じゃ、じゃあ・・わたしが今までやってきたことはムダだったのか・・?
青天の霹靂。
どうやら「ネガティブになってはいけない!」と否定ばかりすると、余計そのことにばかり意識が言ってしまい、ネガティブが増すのだとか・・。
まさに今までのわたしやん・・。
目からうろこ。ぽろり。
そこからたくさんの自己啓発書を読んでみたが、大体の本にはこう書いてある。
「ありのままの自分を受け入れよう」
ポジティブになるのではなく、ネガティブな自分を受け入れよう。「ないもの」ではなく「いまあるもの」に感謝しよう。
何者かになる必要はない。あなたは生きているだけでえらい。そんな風に書いてある。
文字にするのは簡単だ。
読んで理解することも簡単だ。
でも・・これを実行するのは至難の業だった。
というのも、わたしが自分の文章を暗いと感じる一番の理由は、「ないものばかりを求めすぎている自分」が、そこにありありとにじみ出ているからだった。
「〇〇できない」
「〇〇にはなれない」
ない。ない。ない。
自分にないものを見つけるのが、異常にうまかった。そんな「ないものねだり」をやめられないながらも、なんとかいい感じに文章を終えようとして「ありのままの自分で生きていくしかないよね」とか言ってみたりするけれど、なんだか気持ち悪い。
だって、心の奥底では、そう思えていないから。
もっとかっこいい大人になりたかった。
明るくて、そこにいるだけで周りの人を幸せにできるような人になりたかった。でも、自分はそうじゃないんだって、とっくにわかっている。
そしてそんな自分を否定したら余計に辛くなるのも分かっているから、ありのままでいようとしてみる。でもやっぱり、ふとした瞬間「明るい人がうらやましいなぁ」ってどうしようもなく思ってしまう。そんなことを、ぐるぐると繰り返していた。ないものねだりは、なかなかやめられそうにない。
ネガティブな自分と付き合っていく方法。
ありのままの自分を受け入れる方法。
世の中にはそういう教えが溢れている。
そんな教えを見ながら、ふと思う。
「この人たちは、本当にありのままの自分を受け入れられたんだろうか?」
教える側にいるということは、わたしよりも一段上。壁を乗り越えた先にいるということなのか?それってすごくね・・??だって「ありのままの自分を受け入れる」って難しくない・・??
正直、わたしは一生「受け入れられない」と思っている。
これは悲観しているわけでもなんでもなく、客観的に、冷静に自分をみて、そう思う。
たぶん一生「受け入れようと試行錯誤しながら生きていく」んだと思う。
できない。なれない。ないものねだりをしながら、そんな自分もちゃんと見つめて、生きていくんだと思う。受け入れることはあきらめない。
でも、そんなに簡単にできることじゃないとも思っている。
嘘をつくことは簡単だ。
受け入れられるようになったよ!って嘘ついて、教える側になることもできるだろう。
幸せだよって、口で言うのは簡単。
でもそれは、自分で自分の心をえぐっているのと同じだと思うから。だから、それだけはしない。
「いまあるもの」を大切にするのであれば、「どうしても、ないものねだりをしてしまう自分」も正直に書いておくべきだと思うから。
楽しいことを書くのはまだ難しいので
「もっと楽しいこと書きたいけど、いまはムリそう!」ってことを書きました。
そしてこれを書ける場所を作ってくださった「note」に感謝。これも「いまあるものに感謝する」ってことになるかな?
もしかしたら、いま読んでくださってるかもしれないあなたにも・・。
ありがとうございました!!
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