おばあちゃんが死ぬとき、わたしは泣くのだろうか
わたしのおばあちゃんは独裁者だ。
自己中で、自分の周りのもの、人、すべて自分のためにあると思っている。そしてそれを悪びれもせず、当たり前だと思っているのだ。”独裁者”だなんて、およそ身内に使う言葉ではないが、実際そうなんだから仕方ない。
そんな独裁者と、わたしたち家族の戦いの記録をここに残しておく。
これまでの記録わたしたち家族が、祖父母と暮らし始めたのは、わたしが小学校に上がったころだった。変な色付きのメガネをかけ、派手な花柄の服を着て。いわゆる、”ザ・大阪のおばちゃ