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CS優勝!黒単アビスロイヤル解説


こんにちはゴマちゃんと申します。
今回は人生2回目の記事ということで黒単アビスロイヤルについて書いていきます。
今回の構築は友人である
N@N@SHI(774)さん(@NMELESS5)
に共有したところ見事CSで優勝した構築となります。
かなり丸い構築だと思うので是非最後まで読んでみてください。


これまでの結果
第211回コンプオフCS優勝





1.リスト

今回友人に渡した構築がこちらです。
CSではクロック=クロニクルをガクブッチ=リッチーモアにしたそうですが本人からも絶対にクロックの方が強かったという意見をいただきました。


2.各カード解説


(1)ブルーム=プルーフ

役割:メタクリ+小型アタッカー

基本的にはメタクリとしての採用です。
アナカラージャオウガのアプルをハンマ=ダンマで破壊した後の有象夢造による蘇生や4c邪王門のパーフェクトネイチャーや邪王門に対して有効です。
特にアナカラージャオウガ対面では有象夢造の蘇生によって相手のメタクリが残らなくなるため強力です。
また、2コストでありジャシン帝の軽減があれば1マナで墓地から召喚できるためG・ストライクで受けてくるデッキに対して打点を増やすという点でも貢献してくれます。


(2)Re:奪取ブラッドレイン  一撃奪取ブラッドレイン

役割:初動

このデッキで2番目に強いカードです。
ニンギョを入れた構築などもありますがニンギョでコントロールするよりブラッドレインから殴った方が強いと考え採用してます。
ブラッドレインの話をすると次のターンジャシン帝を出すと考える方が多いですがそれは大きな間違いです。
このカードは次のターンにバウワウジャやハンマ=ダンマで墓地を肥やしたりマーダン=ロウでハンデスをすることが最も強い点であり決して3ターン目にジャシン帝を着地させるためのカードではありません。
このカードを2ターン目にプレイできるかどうかでデッキの出力や選択肢が大きく変わるため再現性を上げるべく6枚採用してます。
ちなみにブラッドレインを出したとしても3ターン目に邪侵入を打つ択はあるので軽減に意識をとらわれすぎないように気をつけましょう。


(3)邪龍ジャブラッド

役割:除去耐性付与+墓地肥やし+アタッカー

役割が多いですね。
ブラッドレインを2番目に強いと言いましたがこのデッキで一番強いカードがこれです。
過剰打点を作りやすいこのデッキで更に除去耐性という安定感。
除去耐性に必要な墓地肥やしをアビス全てが殴りながらできるという墓地肥やし能力と安定感。
3コスWブレイカーという火力。
全てが強力でこのデッキに必要なものを持っています。
これまでバウワウジャを出さないと打点が伸びづらいという欠点があったアビスに新たに加わったWブレイカーで、しかもタマシードだから除去されづらく場持ちもいいためアナカラージャオウガにアプルを立てられてもジャブラッドを並べていくという勝ち方が生まれました。
当然4枚採用です。


(4)邪侵入

役割:墓地利用+受け

3マナで墓地を肥やしながらジャシン帝を出せる最強カードです。
マーダン=ロウの登場によりピーピングハンデスにもなれるカードになり更に強力になりました。
また、ジャブラッドの登場によりタマシードとして場持ちがいいカードがバウワウジャと合わせて8枚積めるためシビルカウントも達成しやすく受けとしても安定して使えるようになりました。
墓地に落ちたジャシン帝をバトルゾーンに出せる優秀なカードなので当然4枚採用です。


(5)セリヴィエット=エリー

役割:ハンデス+初動

これも中々に強いカードです。
3ターン目にプレイすると次のターン2マナでジャシン帝を出しても後2マナ残すことができジャシン帝を出したターン何もできないみたいなアビスあるあるを解消してくれたカードです。
ジャシン帝を4ターン目に出して墓地から蘇生し破壊しながら別のクリーチャーを蘇生することでアビスラッシュによってボトムに行くこともなく使いまわすことが可能です。
ジャシン帝がいる状態なら墓地から出して軽減で破壊してを繰り返すことで自分の手札が尽きない限りハンデスを行えるためコントロールしていく際にも強力です。
枠があれば3枚目を採用したいカードとなっております。


(6)深淵の三咆哮バウワウジャ

役割:墓地肥やし+アタッカー+受け

cipで4枚墓地肥やしTブレイカーで破壊以外で離れずブロッカーという完璧なステータス。
ジャブラッド同様にタマシードであるため場持ちがよく突然4体目を並べることでTブレイカーになり突っ込んでいくことができます。
アタック時の破壊も強力で青魔のガル・ラガンザークの突破や盤面処理など幅広い活躍してくれます。
フィニッシャーとしてもこれ以上のカードはないため4枚採用です。



(7)深淵の壊炉マーダン=ロウ

役割:ハンデス+コントロール

中々説明が難しい1枚です。
クリーチャー限定のピーピングハンデス+相手の墓地利用。
ピーピングハンデスはグラスパーやDOOMなどクリーチャーでのコンボデッキなどに対して強力です。
難しいのはシビルカウント3で使用できるもう一つの能力です。
一見相手の墓地のクリーチャーのcipを使うという新しく面白い能力に見えますがこいつの真骨頂は墓地メタにあると考えています。
この能力は選ぶ対象はあくまでカードであるためcipがないカード、つまり呪文なども選択可能です。
つまり何ができるかというと青魔の墓地に置いておいたガリュミーズをボトムに送ったり、アナカラージャオウガのパーフェクトダークネスをボトムに送ったりと実は器用なことができる1枚です。
もちろんデドダムを使ったりシンプルに相手のcipが強いクリーチャーをハンデスして奪うという使い方も強いです。
実は奥深い1枚となっておりますが環境によって強さが変わるため2〜4枚の採用となります。
現環境は比較的通りも良くブラッドレインから3ターン目に出しても強いため4枚採用してます。



(8)アビスベル=ジャシン帝

役割:切り札

そのままですね。
このデッキの切り札にして中核にして全てです。
墓地のアビスにアビスラッシュを与え2コス軽減をして墓地からクリーチャーを展開し一気に詰めるために使用します。
もはやこのデッキで自身でアビスラッシュを持っているカードはほとんどなく墓地からの召喚はジャシン帝ありきになっています。
これまではバウワウジャ以外のアビスはアビスラッシュで出しても盤面には残せないためジャシン帝を出してから貯めるというプランがあまり強くはありませんでした。
しかし、ジャブラッドの登場によりアビスラッシュで出したアビスを残すことができるようになったため貯めるプランを取りやすくなり選択肢も大きく広がりました。
ジャシン帝自身Wブレイカーのブロッカーと強力で、意外とこのブロックーが強かったりもします。
基本的に絶対ゲームに絡めたいカードなので4枚採用です。



(9)ハンマ=ダンマ

役割:受け+除去+墓地肥やし

受け枠の1枚であり強力なクリーチャー除去カードです。
ブラッドレイン型においては3ターン目に3枚墓地肥やしをできるという点も強く、4ターン目のジャシン帝プレイのために3ターン目に出すことも多々あります。
破壊の範囲も広く墓地肥やしを得意とするこのデッキにおいては大抵のクリーチャーは破壊できるためトリガーの邪侵入での蘇生など使い方は様々です。
受けとしても墓地肥やしとしても使用するため4枚採用です。


(10)撃髄医スパイナー

役割:受け

シンプルに受けカードです。
アビスのシールドトリガーというとトーチ=トートロットを考える人が多いかもしれませんが今はアポロが環境にほとんどいないためスパイナーの方が強いと考えています。
特に赤単とアナカラージャオウガに対して強く、今回優勝した友人も決勝のアナカラージャオウガ対面でしっかりとスパイナーを踏んでおり環境にマッチしたトリガーであると考えています。
コスト4以下じゃ無いクリーチャーの方が少ないためスーパーシールドトリガーを使えた場合はほぼ全てのクリーチャーが蘇生可能です。
ミラーにおいてもマイナスにより処理が強力ですので今採用するならトーチよりはスパイナーが優先です。
3〜4枚の採用で枠があれば4にしたいと思っています。


(11)暗刻クロック=クロニクル

役割:フィニッシャー

このデッキで唯一自身でアビスラッシュを持っているクリーチャーとなります。
似た役割でガクブッチ=リッチーモアがいますが私としてはこちらの方が強力かなと考えております。
クロック=クロニクルの方が優れている点としては、無条件の3ハンデス+除去耐性の部分です。
ガクブッチの全ハンデスは確かに強力ですがシビルカウント5であるためいつでも使えるというわけではなく本当に詰める時にしか使えません。
しかし、クロックの3ハンデスは条件はなく中盤にしれっと出して3ハンデス狙うこともできます。
また呪文によって離れないという能力も強力で、確かにジャブラッドによって除去耐性はありますが大量除去に対しては流石に墓地が足りません。
最近ですとゴゴゴ・Cho絶・ラッシュを採用した青魔などもおり99を捨てて全部破壊と言われると流石にジャブラッドの置換だけでは全てを守ることはできません。
しかし、クロックがいればそれも防ぐことが可能です。
優勝した友人もCSでテック団に苦戦したとのことでクロックならもっと楽に詰めれたと思います。
ガクブッチに劣る点はコストが1重いという点くらいで正直3ハンデスと全ハンデスにそこまで決定的な差はないと考えています。
どんな試合でもプレイするカードではないので0〜2枚の採用です。


3.基本的なプレイ

基本のプレイ方針は2つです。
ジャシン帝で一気に詰めるかジャブラッド+バウワウジャで貯めて詰めるか。
前者は既存のアビスの動きでジャシン帝からアビスラッシュでSAをつけ一気に殴るというプランでジャブラッドによって除去耐性も付くため過剰打点を作りやすいこのデッキでは一番シンプルな勝ちパターンとなります。
後者はジャシン帝が引けない時や墓地利用をメタられている時のプランです。
ジャブラッドという新たな3コスWブレイカーを得たことにより高打点かつタマシードというクリーチャーを並べておくことで除去されない盤面で貯めることが可能です。
ジャブラッドとバウワウジャ(最低1枚)で3枚の盤面はカード指定除去以外では除去されずそこに1体クリーチャーを出すだけでジャスキルを作ることができます。
アビスはジャシン帝が出てきたら負けるという認識が強く、ジャシン帝がないならすぐに負けることはないと思われることもあるのでこのプランは結構通ります。
ジャシン帝に頼らずとも盤面からキルを作りやすくなっているので必ずこの選択肢も考えた上でプレイしましょう。



ここまで読んでいただきありがとうございます。
ここからは各環境デッキごとの有利不利やちょっとしたプレイがあるものはプレイについてと今は採用されていないが採用候補のカードを有料で書いているので興味のある方は是非購入してみてください。


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