第n次お好み焼き戦争


【悲報】和平条約、今回も結ばれず

――さて、というわけで、今回の愚痴風雑談のテーマは「お好み焼き」です。
これまでの雑談記事は結構マジメな内容だったので、これだけ浮いて見えそうな感じもしますが、たまにはこんなゆるーいネタでまったりしてもいいよね。
本当は昨日(2024/10/20)参加したイベントの体験記を上げるつもりだったけど、さすがに間に合わず……その移動&待ち時間を使って書き殴ったこちらでお茶を濁していきます。

最近、某テレビ番組の出演者が口にした「広島焼き」というワードがとあるSNSでトレンドになりました。
その方にとっては単にお好み焼きの一形態をそう呼んだだけに過ぎないかもしれませんが、何度も連呼したり、しっかり配慮する共演者がそばにいたりしたことで、そのワードが際立ってしまったのかなと思ってます。
(ただすみません、そのシーン自体は見てないので、もし勘違いあったらご指摘ください……)
んで、実は広島で生まれ育ったらしい私めが、今回の件をきっかけに、肩身の狭さを感じつつお気持ち表明する――ってのが本記事の趣旨となっております。

以降はなるべく、特定の種類のお好み焼きを贔屓に扱わないよう心がけますが、出自の都合で視点が広島寄りになりがちなので、その点ご容赦いただきたく。
つーか、垢バレしかねない内容だけどいいのかコレ。
…………
まぁいっか☆ミ

なお、記事タイトルに「戦争」と入れていますが、もちろん「きのこたけのこ戦争」とか「にゃんこ大戦争」的なノリのやつです。
一応こうやって保険かけとかないと、こんな辺鄙な記事でもケチつけてくる人が出てきかねないので……
熱くなるのは鉄板だけでええんやで。
荒らしリスクの大きさだけで言えば、過去記事のテーマ(選挙信仰平等)にも負けない気がします。
日本人に食べ物でケンカを売ってはいけない(戒め)

開戦へ向かう各国の歩み

早速困ったことになったぞい。
書きたいこと書く前に、記事内でお好み焼きをどう呼び分けるか問題に直面してしまった……
とりあえず安定のWikipedia先生の偉大なる教えに従い、「広島(のお好み焼き)」「関西(のお好み焼き)」で乗り切ることにします。
みんなー、noteの記事は論文じゃないからWikipedia参照してもいいんだって!
実際、割とまともな内容っぽいのでそれなりに信用していいと思います。

じゃあ先生の記事見たら解決じゃん、この記事に価値なくね? と言われてしまうと全力で頷くしかないんですが……
まぁ詳しくは先生や有志の調査結果をご確認いただいて、こちらは先述のとおり一片の鰹節にも劣る生命体が健気にお気持ち表明する場ということで、お暇な方はもうしばらくお付き合い願います。

ケース関西︰混ぜて焼く、混ぜねば焼かぬ、何事も

元ネタ山形の人やんけ、というツッコミはなしでオナシャス。
まぁ今さら解説する必要もないですが、関西のお好み焼きの特徴は「混ぜ焼き」で、つまり生地自体に味を付けておいしくいただくことにあります。もぐもぐ。
うますぎて大阪城壊れる。

混ぜ焼き自体は東京で生まれた調理方法のようですが、それが流通とともに各地へ伝播していく中で、粉モンの街・大阪を中心に根付いたということでしょうか。
誕生当初は惣菜パンくらいの認識だったものの、戦後の貧しい環境においては主食として台頭し、ボリュームを増やしながらそのまま大阪近辺を代表する名物となったそう。

実際、作りやすさとボリュームの膨らませやすさの観点では非常に有利です。
これを食べるだけでなくご家庭で作るのにも慣れているであろう関西の方々が、広島のお好み焼きに対して違和感を覚えるのも無理はないかなと思います。

一方で、すべての具を生地に混ぜるわけではありません。
例えばお肉は薄切りにして別に焼き、ある程度生地が固まってから乗せるのが主流です。
混ぜちゃうと上手く焼けないんで仕方ないですが、後述する「重ね焼き」要素も取り入れていると言っていいでしょう。
焼いた具入り生地を麺の上に乗せる「モダン焼き」もその系統の派生です。
モダン焼き、聞いたことはあるけど実は未経験なんで、誰か今度奢ってほしいな♥(強欲)

話が脇に逸れましたが、関西のお好み焼きには通常麺を入れないためか、地元では主食としてではなくおかずとして扱われているようです。
つまりお米と一緒に食べるという選択肢が普通にあるってことで。
個人的にはラーメン×炒飯セットの存在から、ダブル炭水化物への忌避感はそんなにないんですが、お米とお好み焼きが食卓に並ぶのはさすがに少なからぬ違和感を覚えます……
(ちなみに広島では、お好み焼きは昼食の選択肢として挙げられることが多いイメージです)

ケース広島︰乗せて乗せられノリノリペガサスMIX盛り

いや、さすがにそこまでは盛ってないっす……
ってな感じで、広島のお好み焼きは「重ね焼き」を特徴としています。
誤解を恐れずに説明すると、巻かずに食べる惣菜クレープみたいなもんです。
ほぼ味付けしていない生地を円形に広げ、その上にいろいろ具材を乗せてひっくり返します。
焼きそばと同じような中華麺を別で焼いて重ねるのが基本。
麺はうどんとするパターンもあり、なんならうどんメインのお店や地域もあります(このへんはモダン焼きも同様っぽい)

私見ではありますが、広島のお好み焼きをユニークたらしめる要素は以下にあると思っています。
 ・大量のキャベツ
 ・もやし

伝統的な広島のお好み焼きの調理過程を見たことのある人はわかると思いますが、千切りキャベツを鷲掴みにして容赦なくドッサリ盛ります。
見た目は派手てすが、焼けてくると水分が飛んでしなっとしてくるので、最終的には普通のサイズに落ち着くわけですね。
これによってキャベツの甘みが凝縮され、ソースに含まれる香辛料によってその甘みがさらに引き立てられます。
ちなみにキャベツは押さえつけて圧縮するのが一般的(※)。
水分飛ばしと甘み凝縮を加速させ、ギッシリ感で噛み応えを与える効果があるほか、料理全体の安定性が増しひっくり返しやすくなる利点もあります。
※近年、ふっくらとした完成形を求めてこの工程を省くお店も現れ、東京駅やエスコンフィールドなど県外進出を果たしています。

キャベツが柔らかくなることで失われる食感をカバーしてくれる、そんないぶし銀の正体こそがもやしさんです。
関西では通常入れない食材ではないでしょうか。
まぁでも、クレープの上に焼きそばと目玉焼き乗っけてるって考えれば納得……できるかなぁ。
食べてみれば感覚的にわかると思いますが、もやしが入っていないと食べ応えが数段劣るだろうな、というのはイメージできると思います。

薄い生地は影も薄めですが、ちゃーんと重要な役割があります。
前半はキャベツなどの具が焦げるのを防ぐ壁になり、ひっくり返してからは余計に水分が飛ぶのを防ぐフタになるんです。
このフタの存在によって、具を蒸すという過程が自然と発生し、結果として「焼く」「蒸す」という2種類の加熱方法を駆使した料理となっています。
(これだけ聞くと餃子っぽい……あ、餃子食べたくなってきた……龍に行くか……)

また、生地の反対側で具を挟む相手として玉子を使うのも特徴的。
こちらは目玉焼きに近く、鉄板の上に落とした後に黄身を割って、軽くかき混ぜるのが主流です。
ただし、もともとは玉子を使っていなかった(高級食材だったため)ため、その作り方に忠実なお店もあるほか、多くのお店で「肉玉そば」などのように「玉」がメニュー名に含まれることが多いです。
(ちなみに「肉」は豚肉。ここは関西と変わらずです)

実は広島のお好み焼きも、源流を辿れば東京に行き着きます。
まぁ人がいっぱいいるところで文化が生まれるからしゃーないね。
こちらは「一銭洋食」という小さめサイズの重ね焼き料理がベースとなっています。
地理的に微妙な位置にある広島は、関西から混ぜ焼き文化が流入する前に第二次世界大戦を迎え、そして戦後に一銭洋食をガラパゴス進化させたという流れ。
お好み焼きのためにソースすらも専用に改良してしまうその熱意は、戦後の復興を支えたエネルギーに通じるものがありそうです。

引き金を引くのはいつだって第三者の影

そんな感じで、結局どちらも同じ「好みのものを入れて鉄板の上で焼く」「東京発祥の鉄板料理を起源とする」料理ではあるのですが、調理方法や派生経緯の違いから、基本的には別料理として扱われています。
それなのに同じ名前を付けてしまっているので無益な争いが起こっているわけです。
いや、それによって競争原理が働いて発展を促進したなら、むしろ有益だったんじゃないか……?

それぞれ独自に発展した「お好み焼き」ですが、戦後の復興と技術の進歩に伴って、メディアを経由して全国のみなさまに発見されることになりました。
同じ名を名乗る複数の存在が立ち並べば、争わせたくなるのが人の性。
関東代表としてもんじゃ焼きを擁立しつつ、これらを「VS」で繋げてファイッ!してイジりまくった結果、敵対関係に仕立て上げられてしまった……というのが実情のようです。
ほら、我々もすぐ後ろからダークライ乱入させて遊ぶじゃろ? アレと似たようなもんじゃよ(寒)

各地のお好み焼きを発信したのはメディアの力ですが、当時は情報収集の方法がテレビや新聞、雑誌に偏っており、つまるところ「企業の都合」が視聴者の認識に大きな影響を与えていました。
おそらく過剰な対立にもそうした背景があり、後述する名称論争の火種を生むことにもなります。
……やってることがなんかイギ○スっぽい。

現在主流の呼び名である「◯◯風お好み焼き」ですが、もちろん地場のソレこそが「お好み焼き」と信じてやまない地元民が名付け親というのも考えづらく、おそらくメディアが勝手に付けた名称と思われます。
広島ではその呼称が渋々ながらも受け入れられたようで、対外的には「広島風」を名乗るところもあります。
なお、大阪では特に「関西風」を自称する様子が見られないあたり、地理的な差異(位置、都市規模など)も無意識に作用していそうですが……まぁ、このへんは憶測にしかならないですかね。

お好み焼き戦争の実態in広島

とまぁ、ここまで広島と関西のお好み焼きそれぞれについて、歴史と開戦の背景を軽くおさらいしてきたわけですけども。
ここからは広島側に焦点を当てて、実際広島で何が起こっているのかを、あることないこと織り交ぜてお話しします(おい)

ポイントは二つ。
料理として関西のお好み焼きがどれくらい受け入れられているか。
そして、「広島焼き」という名称に対する地元民の認識です。

関西風も気にせず食べてるよー

はい、数こそ少ないですが、広島にも関西のお好み焼きを提供するお店はもちろんあります。
なんなら広島発祥のローカルチェーンもあるくらいです。

――その名も「徳川」。

おい、今「江w戸w幕w府www」って内心吹き出したヤツ、ちゃんと公式ページ見てこい。

その徳川で合ってるよwwwww

矛盾塊AAみたいな感じになってますが、正真正銘「広島ローカルの、江戸幕府歴代将軍をメニューにした、関西風お好み焼きチェーン店」です。
一応広島のお好み焼きもメニューに含まれますが、残念ながらメニュー表の後ろのほうに追いやられており、当然ながら将軍の名前は与えられていません。

そして一応もんじゃ焼きも食えるぜ!
広島の人間にゃ徳川でもんじゃ初体験を済ませるのもいるんだよ。
そうやって友達たくさん作るんです。

もんじゃ焼き云々で薄々感づいた方もいると思いますが、徳川の真の価値は、各席に鉄板を配置していて関西のお好み焼きを自分で焼けるところにあります。
家族連れで、各々が「推し将軍」を注文し、大皿でこねこね混ぜた具と生地を鉄板に流し、子供がひっくり返すのに失敗してみんなで笑う――そんな光景が思い出の1ページとして記憶に残っている地元民も多いのではないでしょうか。
ちなみにぼくの推しは家慶さんでふ^q^

ともあれ、そういった事情もあってか、広島人で関西のお好み焼きを毛嫌いしている人はほぼいないものと思われます。
まぁ違う料理だしなぁ。
関西でも同じ認識だと思いたいところ。
やっぱ小さい子でも作りやすいってのは大きいですよねー。
(たとえ混ぜるくらいしかできなくても、調理に参加するという体験そのものが大事)

広島のお好み焼きは具と麺を別枠で(かつ同時に)作る必要があるので、家庭で作ろうとすると、大きなプレートを買うかフライパンを2個使うことになります。
そのため「お好み焼き=外食」という認識を持っている人も多いです。
広島人には大体贔屓の店がある、という噂もありますが、それもお好み焼きを外食として嗜む傾向によるものと思われます。

呼び名に尾ヒレが付きすぎて……

もちろん広島では単に「お好み焼き」と読んでいるお好み焼き。
「広島焼き」と自称することは……実はあります。
それは、広島(市)の外で広島のお好み焼きについて簡潔な説明を試みるときです。
かつて東京に進出した際に、「お好み焼き」ではどうしても関西のお好み焼きと認識されてしまうことから、メニュー名を「広島焼き」と変えざるを得なかった、という例もあります。
このように、単に関西や広島県内のほかのお好み焼きと区別するため……という非常に消極的な理由で「広島焼き」を使う感じです。

ややこしいかもですが、広島のお好み焼きを「広島のローカルフード」と認識すれば、いくらか問題を整理しやすくなるはず。
広島市の外に出ると、「府中焼き(※)」「尾道焼き」といった派生形が各地に存在します。
これらは広島市の「お好み焼き」と区別するための呼び名で、ほぼ始めから「地名+焼き」のルールで命名されているため、特段問題視されることはありません。
そのため、「広島にも『府中焼き』とかあるんだから『広島焼き』じゃないとおかしくない?」みたいな指摘は、派生元に対しては成り立たないことがわかります。
※広島県にも「府中市」が存在します。ちなみに、広島市に囲まれた「府中町」なんてのもありますが、府中市とは無関係です。

ここまで読んでくださった方は、特に広島市で育ってきた人間が、仮に「広島焼き」と呼ばれることについては許容できても、自らそう呼ぶことにはかなり抵抗がある――という心境もご理解いただけるかなと思います。
それはとても単純な理由で、普段呼んでいる――元からそう呼んでいる名前をわざわざ変える必要性が感じられないためです。
身近な例を出すと、公式が宣告したTwitter→Xへの名称変更ですら受け入れがたく感じた方も多いのではないでしょうか。
あるいは、公式の愛称がある推しのキャラやアイドルなんかを、界隈の外の人間が勝手に別の綽名で呼び始めて、それが界隈外で定着してしまったら……少なくとも、気分がよくなることはないんじゃないかと。

お好み焼きの呼称についてどこまで許容できるかは人それぞれですが、大体以下の分類になるかと思われます。

  1. 「広島焼き」も許容するし、なんなら使う

  2. 「広島焼き」と呼ばれるのはまだいいけど、使いたくはない

  3. 「広島焼き」と呼ばれるのもヤダ、「広島風」なら許容範囲

  4. 「お好み焼き」しか許さん!(過激派)

すごくざっくり当てはめると、広島県外の人は1、広島市以外の広島県民は1or2、広島市民は2〜4(年齢が高いほど3, 4の割合が増える)、ってところですかね。
ちなみに自分は県民プライド低めなんで2です。
「広島焼き」でも別にいいんだけど、どうしても違う料理のように感じてしまう……
ただ、どうしても県外から人々がやって来る(そして「広島焼き」と呼ぶ)ことは避けられないので、もうスルーするしかないかなって。

3については、関西のお好み焼きとの力関係が影響しているかも?と推測しています。
要は、「大阪焼き」みたいに呼び方のレベルがあちらと揃うのであれば許容できなくもない、ってスタンスです。
全国で「お好み焼き=広島」の認識になればもちろん最善ですが、さすがにそうならないと理解できるくらいには身を弁えていると思います。
(広島県民、都市規模比較の話題になると卑屈になりがち説)
だから最初からオリジナルの料理名にしておけばとあれほど……

3, 4で「広島焼き」が許せないとする理由として、よく「戦火に包まれた経験を想起させる」が挙げられます。
特に原爆のこともあるので、それを忌避する傾向が生じることについては特に違和感ありません。
ただ、どうにも後付け感があるというか、論理の飛躍があるというか……やはり、最初はシンプルに「区別のため」だったのではないかと。
言い方は悪くなりますが、「広島焼き」への反発は、当初はこじつけマナー的な発想だった、というのが個人的はしっくりきます。
最近チラッと話題になった、渋沢栄一は女遊びが激しかったから新一万円札をご祝儀に使うべきじゃない! みたいなアレです。
で、慣れない呼び名に対するモヤモヤ感を抱える人に、誰かが嘯いたその忌避的解釈がカッチリ嵌まってしまい、結果的にそうした反応を引き起こすに至った――という因果逆転の流れが起こったとしても不思議ではありません。

ともあれ、「広島焼き」に対してガチギレする人が存在するのもまた事実。
なので、広島出身の人にこのネタをどーしても振りたいときは、事前に「『広島焼き』って言うと怒られるってマジ?」みたいなジャブを打っておくのが無難ですかね。
まぁ、表面上はネタにしているようで、内心は引くほどキレ散らかしてる人もいるかもしれませんが……
冗談(?)はともかく、悪意がなければ特に配慮する必要もないし、明らかに相手は悪意がないと判る状況で怒るほうもよくないので、結局はお互いあまり気にしないのが一番です。
喧嘩しそうになったら、間を取ってほうれん草の胡麻和えでも食べて落ち着こうぜ!

んで、結局大阪の人に「大阪焼き」って言ったら怒られるんすかね?

終戦への遠き道程

たびたび勃発してきたお好み焼き戦争ですが、ほとんどの人たちは敵意も持たず争いも望まず、「機会があればおいしくいただくよ」くらいのスタンスかと思います。
となるとどうしても、戦争をしたい/観たい人たちが対立を煽ってるだけじゃないのかと勘繰ってしまいますね……
ゆえにいつまでも決定的な終戦は訪れないまま――というか、実態としては開戦すらしていないエア戦争です。
冒頭で触れた某きのこたけのこのほうが、よっぽど大規模な戦災をもたらしているのでは……?

といった感じで、相変わらずオチもなく今回の愚痴枠は終了です。
サクッと終わらせるつもりだったのに結構文字数使ってしまった……
でもこういうのを添削する労力を使うのも嫌なんで、無料記事にしてるわけで。
お金取るとその分の責任が発生しちゃうからね!
ぼくの記事はおしなべて書く側が読む人のことを考えずに好きなこと書く系のお好み焼きになってます。

せっかくなのでもうちょっと広島の話をば。
広島には個人経営のお店が多くあり、それぞれ個性を活かしたお好み焼きを提供しています。
ちやみに自分の好みは、細めの麺をパリッパリになるまで焼くタイプ。
職場の近くにあったお店がそれで、お昼休みにちょいちょい寄ってました。
転職してしまって、ここ2年くらい通えてないですが……

以前は実家近くのお好み焼き屋さんに通って舌を調教される鍛える人も多かったのですが、コロナ禍を経験した現在はめっきりお店の数も減って、そうした文化もどんどん薄れてきている感があります。
自分も家の最寄りのお店が潰れてしまってからは、食べる機会がガクッと減ってしまいました。
少し悲しい面もありますが、それもまた一つの時代の流れなんですかね……
しかし一方で、戦後に生まれてから今日まで力強く生き残り続けている有名店もあります。
街の中心に平和の火が揺らめく限り、広島から「お好み焼き」が消えることはないでしょう。

今回、広島県の各地で一味違ったお好み焼きを食べられる旨の記述をしていますが、もし数日or数回かけて広島県内を巡る機会があるときは、観光ついでにお好み焼きの地域差を楽しんでみるのも一興かもしれません。
県民たちはあまりそのようなモチベーションがなさそうなので、ある意味県外から来る人たちの特権かも。
意外と地元のお土産を食べる機会ってなくないすか?
あ、そうだ、気が向いたらオヌヌメのお土産でもう一つ記事書こうかな〜


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