「神さま」信仰のすゝめ

いつも書いてるあっちのほうはちょっぴり筆休め。
(同じことずっとしてると義務感出てきそうで……)
今回は、ダラダラいこう、そうしよう。


0. はじめに私は天と地を想像した

ふと思っただけです。
天に対して地があまりにショボすぎないかと。
ちなみにその間の鳥さんたちが飛んでる空間はなんなのかと。

――はい、というわけで、今回は「神さま」にまつわる違和感について、アルコールいっぱい入った感じの千鳥足でお話ししていきます。
酒飲めねーけどな!

ちなみに宗教勧誘的な話では全然ないんでご心配なさらず。
歴史的にどう関わってきたーとか、文化的にこう影響したー、とか解説するつもりもないです。
だって専門家じゃないもん!
……いっつも素人だなコイツ。

記事タイトルは適当です。
今回はなんの結論も提言もありません。
どうせ信じるならn次請けはすっ飛ばしたほうがいいんじゃない?くらいの雰囲気。

章タイトルは路傍に転がる不敬たちを吸着させまくった塊魂ですが、脊髄反射で書いてるんであんま気にしないでください。
この記事では特定の宗教について語りたいのではなく、あくまで絶対的な存在に対してヒトが「信じます!」と思う過程について自分が感じた疑問を愚痴りたいだけで、その際にどうしても宗教に言及せざるを得ないという感じです。
その影響で、自身を宗教の一員と認識している人にとっては結構不躾なことこれから連打していくと思うんですが、不敬ではあっても別にバカにしてるわけじゃないです。
疑問に対して何かしらを考える強いトリガーとなるように、こちらが愚者を演じてるだけです(油投げっぱなしジャーマン炎上商法)。
オラオラとっととあくせく導け俺達哀れな子羊をよー!

ぜぇ、ぜぇ……しょ、初っ端から飛ばしすぎたぜ……ばたっ
ぐー、ぎゅるぎゅるぎゅる

1. アタイによる腹音っしょ!

おなかすいたー
じんぎすかんたべたい
じん、じん、じーんぎすかーん

ってか新約さん、1ページ目から文字列でお父さん連呼するのは正直ちょっとドン引きなんで、信者増やすためには構成変えたほうがいいと思うな。
家系図版『寿限無』かよ。
マリアさんがパパサーの姫みたいな扱いで晒されてるのかわいそうだよ。
キリストさんが大層な家系じゃないって言いたいのはわかるけども、付帯的な情報だからAppendixに移しとかないと上司に怒られちゃう(トラウマ)

あと思ったけど、今の流行りはポリコレとLGBT(ryなんだから、聖書ドラマ化するときはこのへんの登場人物いろいろ設定変えちゃおうぜ、ってなっちゃわない?
なっちゃわないかー。
ところでなんでそこに超えちゃいけないラインが引かれてるんです?

人間どもよ、貴様らこそが神を貶めているのだ

冗談はともかく、そもそも神さまってなんなのさ?って話。
基本的には「なぜこの世界が存在するのか」を説明する機序が「神話」あるいは「聖典」に示され、そこで超常的な(=人智が及んでいない)ワチャワチャをやらかしてる実行犯が「神さま」です。
原罪というならワタクシ、神さまが戯れでお世界をご創造しあそばれてしまったのがよくないと思いましてよー?
しかもそのあとご自身で大草原(物理)生やされてましたわよねー?
悪意のある表現が嫌な人もいると思うので言葉を変えますが(手遅れ)、要はヒトの手に余るその超常性を擬人化したものと言えます。
擬人化好きだな人間。
まぁでも人間以外の物事を理解するための常套手段だもんね、神さま相手にやっちゃうのも仕方ないと思うます。
むしろ人類初の擬人化だ、誇れよ。

言いたいのは、「神」って名前付けてる時点で不敬じゃね? ってことです。
超常的な存在である何某さんは本来説明性に乏しいはず。
(特に唯一神だと世界に対するカバー範囲が広くなるので、超常性=神性もより強くなる)
だけど人間のスペックがクソ雑魚ナメクジすぎて、伝聞のために「神」を説明してしまったので、人間が説明する「見かけの神性」も褪せたものになってしまいました。
人間が世の成り立ちを定義するためだけに、「それ」を彼らの土俵に引きずり下ろした――その現行犯であり最大の物的証拠が「神話/聖典」です。

ぶっちゃけ変だと思いません? 世界を創るなんてスゴいことしてる人?たちが、いちいち人間ごときのためにアレコレやってるとか、人間と同じような感性で行動してるとか。
旧約の神とか「光あれ」→「光あるわ」→「ヨシ!」ですぜ。
現場猫より雑やんけ。
解釈不一致にもほどがありませんこと?
まー人間って自分たちの世界しか視界に入らないもんなんで、神が自分たちのために存在するとか思い上がっても仕方ない(※)んだニャ~
今すぐネコと和解して!
※というか、世界の仕組みの上に人間が生まれているので「人間に都合よく世界ができている」のは当然なんですが、おそらく当時はそういった考え方は生まれてなかったのかなと思います。

まぁ、コレ読んで怒る人たちが信じてるような強大な「神」から見れば、我々なんて矮小に矮小を重ねてなお誇大広告な存在のはずで、そんなミジンコ以下が別に何を言っても気にしないと思うんで、重荷下ろしてもっと力抜いていきましょう。
神の代弁とか代行とか言っちゃうと、その神の「格」が落ちるぜ。
えいえい、怒った?
すていすてーい
とりあえずほうれん草の胡麻和え食べなよ、天まで飛ぶぞ?

じゃあ宗教ってなんなんすか?

神さまは擬人化された超常現象なので、その存在を信じるにあたって宗教は必要ありません。
宗教を宗教たらしめるのは「教義」ですが、これは言わば神話の二次創作のようなもんです。
だから布教活動はコミケにハッジが原則だって預言者さんが言ってた。よな?

神はメカニズムであって、教義をもたらすものではない。
じゃあヒトは何のため精神の火である「宗教」を発明したのか。
答えは簡単、人民を一つの思想のもとに束ねるため。です。
志を同じにする仲間と一緒ならもうなにもこわくない!
……というわけではもちろんなく、大なり小なり「社会」を組み上げている人間の群れでは、彼ら自身を統率するために何かしらのルールと、そのルールが絶対であるとする根拠が必要になります。
ゆえに当時のちょっと頭の切れる人が、根拠として神さまを利用し、神話/聖典をベースに教義というルールを定めたのです。
そしてAnonymousな人々は、生きる苦しみに溺れないように、息ができる浅瀬を求めて宗教という名の沼地に入り込んだ、と。

別にこれは特定の宗教を指して言っているのではなく、一度文明滅んで人類やり直し状態になっても、人間が人間である以上間違いなく同様のプロセスは発生します。
人間が普遍的な道徳や良識を獲得する――社会維持の基盤となる集合意識を構築するための取っ掛かりとして、宗教は非常に有用だからです。
(なので、上では意地悪な言い方をしていますが、悪意や打算の有無は特に関係ありません)
ただ、その先のステップへと進む際に宗教を変に引き摺ってしまうと、現行世界のように拗れる原因となってしまいます。
システム開発を例に取ると、本来下位レイヤにあるはずの宗教モジュールを無理矢理上位レイヤにも拡張させようとしたために、アーキテクチャがぐちゃぐちゃになってシステムの制御とメンテに支障をきたすようなイメージですかね。
大人になりきれなかった子どものようなものですが、大抵の宗教で神はネグレクト気味なので、自分自身で大切なものを見つけ出さないといけないわけですね。
宗教を介さずにそれを教えてくれるアンパンマンってやっぱすげーんだな。
1日5回祈っていいくらい。

2. 或る場から或る場への祈り

祈り、またはそれに準じた行為は、かなり多くの宗教で取り入れられています。
社会を制御する者から見れば、それは教義への服従をコンパクトに「手順化」するためのルーチンです。
一方、宗教というフィルタ越しに神を信ずる者にとっては、それは個の願いを短絡的に届けるためのアクセス手段と言えるでしょう。
(当人の心境は知ら管。でも傍から見てるとこんな感じ)
心汚れてるって思われますかね?
でも、それくらい神を信じている人の存在が、不思議でならないんです。
縋れる拠り所がある分、むしろ羨ましいとすら思います。
祈れる先もないのか、と笑われても言い返せません。
ギャンブルもやんないし。
……あ、TRPGでダイスの女神に祈ってたわ。
でもよぅ、祈りって基本聞き入れてくれなくね?

自分は特に神の存在を信じているわけではないですが、まぁ別にいてもいなくても……という感じです。
創作としてなら存分に楽しませていただきますが。
ただ、もし本当にそんな存在がいるんだったら「頼むからせめて(自分に都合のいい)全知全能であってくれ」と祈ります。
それはもう全力で人気投票入れます。
だからもう働かなくていいくらいのお金持ちにしてください。
全知全能なのにそれくらいのお願いも聞いてくれないんですかー?
え、生意気言ってると罰が当たる?
イヤダーシニタクナーイ

ツラいことを神からの試練とか罰とか言ってる時点で、自分たちが信じている(と自称している)「それ」を貶めてるって思わないのかな

祈りの内容は人それぞれで多様性に満ちているので、みんな敬虔に全能な神を奉っていたとしても、そのすべてに応えることは難しいでしょう。
よって、「祈り届かねぇ難民」がどうしても出てきます。
中には祈りが足りないんだと解釈して極端な行動に走ったり、見捨てられたと感じて自暴自棄になる人もいると思います。
そうした状況では、自ら悟りを啓き、ある種の諦観の境地に達する人が現れても不思議ではありません。
なんだ、ブッダっていいやつじゃん。
器がデケぇ人なのか…!?
あ、仏教についてはノーコメントで。

3. 悟りを開きにオレ参上

ブッダさんを「神」と同列に扱うとラリアット喰らいそうなのでブリッジ回避の準備はしときますが、なんとなく三大宗教並べたいだけなんで許してナムさん(16歳エジプト人)。

で、結局スパゲッティが最強って結論でおk?

神や宗教について語る際に外してはならないのが、スパモン教こと「空飛ぶスパゲッティモンスター教」です。
調べればいくらでも情報出てくるので詳しくは割愛しますが、21世紀に興った新興宗教――というよりは、それまで多くの人々に信じられてきた「神」に対する皮肉で、「ほならスパモンが世界創ったってことでもええやろ?」という問いかけに端を発します。
(シンボルマークはまだ可愛いけど、なぜか絵師たちはすぐクトゥルフ神話に登場させたがる)
どことなく世界五分前仮説に似た雰囲気を感じますね。
まぁ、その活動が世界的にウケて、本当に宗教っぽくなりつつのもある種の皮肉と言えますが……

なぜスパモン教が流行ったかというと、やはり宗教、そして宗教によって捻じ曲げられた神の存在に、疑念を抱く人々が多かったということでしょう。
個人的には、スパモン教の登場を21世紀まで待たないといけなかったことに驚愕です。
(実はあったのかもしれませんが、芽が出る前に潰された可能性は大いにあります。ネットのちからってすげー!)
数千年に渡って国家を存続することがどれだけ困難かを知っていると、思想を握るというアクションの強さがありありと思い知らされます。

ちなみにスパモン教が宗教として適切なのか?と言われるとそうでもなく、前述した「道徳と良識」の観点でちょい微妙かなと思ってます。
成り立ちから違うんで当然といえば当然。
じゃあどの宗教がマトモなんだよと聞かれても答えづらいところではあるんですが……
古くから存在する宗教に絞って言うと、神道における八百万の考え方はバランスがいいと思ってます。
(日本Ageと思うようだったらケルト信仰でもいいです)
個々の神々が受け持つ範囲が狭い分、説明性による神性の崩れが起こりにくくなっているので、「神を信じる」という行為にも違和感があまり生じません(神性自体が強くなく、より人間に親しい存在となっている。これもある種の「困難の分割」か)。
そして教義らしい教義もありません。
強いて言うなら「神様を怒らせちゃダメ」とかありますが、それは設定から演繹的に滲み出たものであって、ほぼ「普遍的な道徳や良識」と同一視でき、教義があることによるリスクが回避できているんじゃないかと思います。

なんかなー、結局は「関わり合いのあるみんながお互い少しでも心地よく過ごせるように心がけましょう」ってだけなのに、利権やら趣味趣向やら都合のいい解釈やらを絡めつつマナー講師よろしくアレコレ理屈をねるねるねるねして、誰も得しないスパゲッティコードが未完成し続けてる気がするんだよなー
その結果、矛盾する出力と未定義動作によって世界が動く。
それって、スパモンよりずっと恐ろしいスパモンなんですよね……

科学は悟りになり得るか

さきほどはスパモン教を例に挙げましたが、それまでにも宗教の土台は何度も揺らいでいて、その要因の一つが科学の隆興です。
天動説vs地動説のエピソードが有名だとは思いますが、それまで宗教の手で説明されてきた物事が、科学によって否定されるケースが歴史上発生しています。
そのほとんどにおいて、宗教側は初めに科学を否定します。
それは「神」を守ろうとする忠誠心からではなく、自身を「神」と同類の存在に並べようとする奢りからくるものです。
神の設計図を人間が読み間違えてました、とごめんなさいするだけでも少し優しい世界になれたと思うんですが……まぁ前述のとおり、宗教を変に引き摺るとロクなことにならないということで。

一方、科学が発展するにつれ、「これ以上は科学では解明できない」という限界も見えてきたようで、やっぱ神さまいるんじゃね?という向きもいくらか見られるようです。
科学者が説明不可領域に神を設定するのは特に問題ないと思ってます。
ただ、その神を既存の宗教に結びつけてしまうと、ちょいと浅慮では?と感じてしまいます。
「神の存在を証明するために」研究する、みたいな宗教出自の動機も同様。
だって宗教が映し出す「神」ってそれこそ紛い物じゃん。
それって科学がもっとも忌み嫌うべき存在では?

結局、神さま自体に救いはなく、そこは科学のあり方と似ているのかなー、と。
だから宗教は「絶対的な根源」に「救い」をあてがって「神」とした。
人々が救いの見えないものを信じるのは難しいことです。
でも、元々「救い」ってこの世にありました?
この記事でも今初めて出てきたし
そのあたりを自覚していれば、別に宗教も悪いもんじゃないと思ってます。
使う道具、歩く道は別にいろいろあってナンボでしょうし。
仏教的にも悟りに至る方法は一つじゃないらしい。
結構融通効くっすねブッダさん。
ところで、イジメっ子に顔面避けてボディブロー打たれたときって、彼は何回までお許しになるんだろうか……やっぱ未定義の動作でバグる?

x. 俺自身が新世界の神となることだ

作品キメラはNG
でも別にマンガ主人公が神になっても困らんのよなぁ……
(むしろそっちのほうが平和になる疑惑)

今回も例によってオチはありません。
というか、オチを考えて書く記事ってこの世に存在するんですか?(穢れのない瞳)

最後に反省会。
終盤にかけてマジメっぽい文章が増えてしまったのが今回の反省点です。
題材が悪いよ題材がー。
それと、誰かを傷つけたいわけじゃないので、そのへんの遠慮が滲み出てしまいました。
(書き忘れてたの思い出したけど、教義を盾に他人を殴るのはどの宗教だろうがガチでNGです)
神よ、覚悟の足らぬ私めをお許しください。
でも甘いのは好きなんで自分は許す。
というわけでコンビニでたけのこの里でも買ってきますか~(宣戦布告)
※きのこの山も好きです。口の中でチョコ部分甘噛みしてクラッカー部分と分離するのが至高派に所属してます。あれ、もしや異端か……?

さて、記事を1本書き上げたらほうれん草の胡麻和えでも食べるのが、私という宗教の第一教義である。
IQ3になって食う胡麻和えはうーまーいーぞー!
でもなんだかスパゲッティも食べたくなってきたなぁ……とはいえスパゲッティなら胡麻和えにはしないよなぁ……
あぁどうしよう、助けて神さま!

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