RFPに記載すべき情報とは?
前回のこちらの記事で、
RFPの重要性、メリットについて、
ご理解いただけたかと思います。
①RFPに記載すべき情報とは?
実際、「RFPにはどういった情報が記載されているのか?」
気になる部分かと思います。
そこで、
一般的なRFPの構成要素について、
ご紹介させていただきます。
RFPの構成は大きく二つになります。
「1. 提案依頼概要」は、
クライアント企業側の"要求"を明確化した内容です。
「2. 提案依頼要件」は、
ベンダー企業側が「これに沿った提案をするように」という指示書です。
クライアント企業として、一番重要なことは、
現状のシステムに対しての課題や背景(As Is)と、
構築したシステムを導入した後の将来像、理想像(To Be)が、
ベンダー企業側に伝わるようなRFPを作成するということです。
それが、
「1. 提案依頼概要」の項目にあると、
非常に理解しやすいです。
各項目について簡単に、
ご説明いたします。
■会社概要
クライアント企業側の情報です。
最近はHPを参照できるので、省略する場合も多いです。
「与信チェック」と呼ばれる項目です。
■システム導入の背景、現状の課題
(As Is)に該当する項目です。
■提案依頼の目的、ゴール
(To Be)に該当する項目です。
■提案スケジュール
これが未定の場合、
あるいは無理のあるスケジュールの場合、
ベンダー企業側にリスクが発生するので、
依頼を受けたがらない場合も多いです。
必ず明記する必要性があります。
また、
システム導入に関するスケジュールを組む場合、
システム開発の経験者でないと組むことができないので、
ほとんどのクライアント企業は、
RFPを外部に委託して作成してもらいます。
■提案依頼範囲と内容
「役務範囲」とも呼ばれますが、
ベンダー企業側に提供して欲しい「リソースの範囲」です。
「この範囲における費用を提出してほしい」ということが、
相手に伝わりますし、
「この範囲を逸脱した場合、追加調整が必要である」
という基準値にもなるので、
非常に重要な項目です。
■運営体制、作業場所
「タスクフォース」と弊社では呼んでいますが、
チームや組織、外部委託先といった「ステークホルダー」を、
列挙した項目になります。
また、
実際の作業場所やコミュニケーション方法について、
記載する場合もあります。
■費用負担
概算の予算について明記します。
あくまで概算なので、部で調整可能な予算枠や、
稟議で通せる予算枠について記述します。
「2. 提案依頼要件」は、ベンダー企業側の提案フォーマットを、
クライアント企業側が定義したものです。
各項目を簡単に、ご説明いたします。
会社情報~マネジメント方法までは、
「1. 提案依頼概要」の要求に沿って、
「問題ないか?」を定義しながら書いていきます。
■機能要求一覧
"要求"を実現するために、必ず必要な機能を、
列挙して一覧にまとめた項目です。
■非機能要求一覧
ユーザビリティ、性能、拡張性、セキュリティといった
システムをより良いものにしていくために必要な機能を、
列挙して一覧にまとめた項目です。
■保守運用内容
テスト運用、システムの移管内容、教育方法、危機管理要件といった、
今後システムを保守運用していくために、
必要な項目です。
■納品物一覧
納品するシステムを定義します。
■概算費用、契約内容
提案依頼概要を参考に、かかる費用について明記します。
また、知的財産の所在地や、システムの責任範囲を明確化した、
契約範囲によっても、費用が異なってきますので、
それも合わせて記載します。
■選定方法
ベンダー企業の選定方法についてです。
選定するスケジュールや、評価方針、提案の提出先について明記します。
上記のような記載を心掛ければ、
システム導入を円滑に進行することが可能です。
②弊社では
そこで、
GoMA(ゴーマ)株式会社では、
「RFP作成~開発支援」までをワンストップで、
お引き受けしております。
「RPF作成のみ」の場合も、
「作成後の開発支援まで」の場合も、
状況に合わせて予算やスケジュールを調整可能ですので、
まずはお気軽にご相談下さい。
E-mail:info@go-ma.co.jp
Tell:070-6553-2705
受付担当:平賀まで
【会社概要】
会社名:GoMA株式会社
称号:東京工業大学発ベンチャー(授与番号110号)
設立日:2019/12/9
代表取締役:平賀良
所在地:東京工業大学田町キャンパス
東京都港区芝浦3-3-6 CIC5階
資本金:300万円
事業内容:
■産学連携プラットフォーム事業
■RFP作成支援サービス事業
■東工大連携コーディネート事業
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