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ニンジャスレイヤーTRPGソロシナリオ【怪しい和牛スシ店を調べろ】

ヘッダ画像はぱくたそから

はじめに

このシナリオは「ニンジャスレイヤーTRPG」第2版の成長の壁を超えていない~成長の壁を1つ突破したザイバツ以外のニンジャ向けのソロシナリオです。
所属組織により、導入がやや異なります。
また、若干の閲覧注意描写な。

導入

■ソウカイヤ

あなたは泣く子も黙るソウカイ・シンジケートのニンジャ、あるいはソウカイヤの仕事を受けることがある傭兵ニンジャだ。
ある日あなたはナカノ・ストリートにあるとある和牛スシ店についての調査依頼を受けた(あるいはソニックブームなどに押し付けられたのかもしれない)。
何でも、この店に行ったソウカイヤ傘下のとあるヤクザクランのオヤブンが行方不明になっているという。
サンシタニンジャも何人か行方不明になっているというが、ソウカイヤはそんなことよりもヤクザクランのオヤブンを探し出す方を優先としている。
ともかく、店に行ってみよう。

■アマクダリ

あなたは絶対的秩序を是とするアマクダリに所属するニンジャだ。
そんなある日、あなたは上司のニンジャ(あなたが自由に決めて良い)からナカノ・ストリートにあるとある和牛スシ店に食品衛生基準違反の疑いの調査を依頼された。
だがこれは表向きの話。
本当の目的は今のところあなたには知らされていない、今は店に行って表向きの依頼をこなすとしよう。

■ストリート

あなたはニンジャにしては邪悪ではない、あるいは中立的なポジションに居るニンジャだ。
ある日あなたは、タキからナカノ・ストリートのとある怪しい和牛スシ店を調べてみないかという依頼を持ち受けられた。
なんでも、この和牛スシ店は異様なまでに安く、安さに釣られて入った者はほとんどが店から出てこなかったそうだ。
どんな罠があるかは分からないが、調べに行こう。

調査開始

あなたはさっそく目的の和牛スシ店を調べることにした。

ソウカイネットやアマクダリの情報網、インターネットで調べる→ハッキングU-HARD
聞き込みなど、足で情報を稼ぐ→交渉HARD

最も適した交渉スキル(+2):『◉理路整然』『◉欺き』
次に適した交渉スキル(+1):『◉共感』『◉駆け引き』
最も適した知識スキル(+2):『◉ソウカイヤ』『◉ヤクザの流儀』『◉公僕の流儀』
次に適した知識スキル(+1):『◉高級嗜好品』『◉カチグミエリア』『◉サラリマンの流儀』

成功した場合は以下の情報を得られるが、失敗した場合はなんの情報も得られず手詰まりとなってしまうだろう(ゲームオーバー、エンディングへ)。

●スシ店の名前は『トクガワの板前』
●和牛スシ以外にも普通のスシは置いているが、有名なのはどこから仕入れているのか分からないオーガニック和牛を使ったスシ
●価格は2貫で500円ほどと破格
●だが、このオーガニック和牛を使ったスシを頼んだ者はごく一部を除いて行方不明になっている
●店主兼イタマエの名前はハリミヤ・ヤイゾウ

【6,6】以上で成功した場合は、さらに追加で以下の情報を入手し、即応ダイスと緊急回避ダイスがそれぞれ+1される。

●ハリミヤ・ヤイゾウは実はニンジャであり、パラライズブッチャーというニンジャネーム名乗っている
●店で出している和牛スシは実は人肉をニンジャの秘伝の方法で加工したものであり、言われない限りは人肉とは気づかないほど和牛に似せてある
●ハリミヤ・ヤイゾウこと、パラライズブッチャーは一度ソウカイヤのスカウトを受けているが、何らかの方法で拒否し、店があるナカノ・ストリートをシマとするヤクザクランにミカジメを収めることでテウチとしているらしい(アマクダリもしくはストリート(善良)のみこの情報を入手できる)

店を調べろ

画像はぱくたそから

あなたは集めた情報をもとに『トクガワの板前』までやって来た。
店はいかにもな高級スシ店の風貌で、客は今のところ居ないような気がする。
ガラガラと店の中へ入ると、イタマエ・スーツに身を包んだ男があなたを出迎えた。

「エーラッシャーエー!今日のおすすめはオーガニック和牛スシだよ!」

この男がハリミヤ・ヤイゾウだろう。
今のところ怪しい雰囲気はないので、とりあえずあなたはおすすめを頼んでみることにした。

「ヘイオマチ!」

出てきたのは、一見すると何の変哲もなさそうな肉スシだ。
食べてみると、なんともない。

「どうだい?うちのオーガニック和牛スシは?」

イタマエは自信満々に聞いてくる。
だが、出されたスシをすべて食べ終えたところであなたは体に違和感を感じる。
これはまさか……毒か!
直ちに【カラテ】HARDで毒に対する対抗判定を行え。
成功した場合は何も起こらないが、失敗した場合は毒が体に回って思うように体が動かせなくなり拘束状態となる。

「ククク……お前はどこの差し金のニンジャだ?ドーモ、パラライズブッチャーです」

毒に耐えたにせよ、耐えられなかったにせよ、イタマエは突如アイサツしながら刺身包丁を手に取り、イタマエ・スーツがニンジャ装束化し、口元には『肉』『鮨』と書かれた衛生用マスクめいたメンポを装備した姿に変化した。

「お前も偽装オーガニック和牛スシの材料になれーッ!」

一触即発アトモスフィア!

◆パラライズブッチャー(種別:ニンジャ)
カラテ  3 体力 3
ニューロン 4 精神力 4
ワザマエ 6 脚力 3/N
ジツ 4 万札 15 
近接/射撃/機先/電脳 3/6/4/4
回避/精密/側転/発動 6/6/5/8

◇装備や特記事項
刺身包丁(アサシンダガー読み替え)
『☆カナシバリ・ジツLv3』『★◉毒液塗布』
『★チドク・ジツ』

なお、このシナリオの戦闘については一騎打ちルールを用いる。

ここでパラライズブッチャーの体力を0にすればスカウト判定に入れるが、あなたのニンジャの体力が0以下となった場合は爆発四散せず、オーガニック和牛の皮を被ったニンジャ肉スシにされて新たな犠牲者を呼び込む餌にされるだろう(ゲームオーバー、エンディングへ)。

スカウトする場合は【交渉判定】HARDで判定せよ。
※アマクダリの場合はここであなたの上司からパラライズブッチャーを引き入れろと指示が来る。

最も適した交渉スキル(+2):『威圧』『誘惑』
次に適した交渉スキル(+1):『欺き』『理路整然』
最も適した知識スキル(+2):『ヤクザの流儀(ソウカイヤのみ)』『ストリートの流儀(ストリートのみ)』『公僕の流儀(アマクダリのみ)』
次に適した知識スキル(+1):『カチグミエリア』『高級嗜好品』『サラリマンの流儀』

■成功した場合

「分かった、言う通りにしよう」

パラライズブッチャーはあなたに従うことを誓った。
後はスカウト部門もしくはあなたの上司がどうにかしてくれるだろう。
もしあなたがストリートの場合、パラライズブッチャーは人肉スシを出すことはなくなる。

■失敗した場合

「私は止められん……!アバーッ!サヨナラ!」

パラライズブッチャーはセプクを行い、爆発四散した。
だがこれで人肉スシが出回ることはないはずだ。
パラライズブッチャーの財布から出てきた金を回収して帰ろう。

なお、どちらにせよソウカイヤの場合あなたが探すよう命じられていたヤクザクランのオヤブンは結局見つからなかった。
パラライズブッチャーにすでにスシにされたのだろう。

エンディング

バラライズブッチャーのスカウトに成功したあるいは人肉スシを出させるのを止めることに成功した
【万札】30【名声】+1

バラライズブッチャーが爆発四散した
【万札】15【名声】変動なし

パラライズブッチャーにたどり着けなかった
報酬なし、【名声】-1 

余暇日数:4日

◆忍◆ ニンジャ名鑑【バラライズブッチャー】◆殺◆
修業の末独立したが店がうまく行かず、廃ビルの屋上から飛び降りたイタマエにニンジャソウルが憑依。
ドクで麻痺させて殺した人間を解体し、ソウル由来の秘術で和牛と遜色ないものにした人肉を和牛スシとして出していた。
ドク系のジツを使うことからコブラの系譜のソウルではないかとされている。

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