ニンジャスレイヤーTRPGソロシナリオ【ヤマ山地の幻獣】
ヘッダ画像はぱくたそから
はじめに
このシナリオは「ニンジャスレイヤーTRPG」第2版の成長の壁を1つ以上突破したニンジャを想定した1人(ソロ)向けシナリオです。
ソウカイヤ、もしくはザイバツを想定しているシナリオだが、改変することでストリートでもプレイ可能である。
なお、Wasshoi判定でニンジャスレイヤーと戦う羽目になることもあるため注意!
導入
あなたは泣く子も黙るソウカイ・シンジケートのニンジャ、あるいはネオサイタマへ派遣されているザイバツ・シャドーギルドのニンジャだ。
そんなある日、あなたはソウカイネットで以下のような情報を見つけた、もしくはネオサイタマ駐留部隊の責任者であるワイルドハントから以下のような話を持ちかけられた。
なお、ザイバツの場合はパーガトリー→ワイルドハントと情報が降りてきたこととする。
あなたはカーバンクルを探すために、行動を開始する。
事前調査
とりあえず動き出したはいいのだが、情報がヤマ山地にカーバンクルは居ることぐらいしか分からない。
ソウカイネットやインターネット上を調べたり、自分の足で情報屋などを使って情報を調べなければ。
最も適した交渉スキル(+2):『◉駆け引き』『◉誘惑』
次に適した交渉スキル(+1):『◉共感』『◉威圧』
最も適した知識スキル(+2):『◉オカルト』『◉山岳エリア』
次に適した知識スキル(+1):『◉危険生物』『◉宗教』
成功した場合は以下の情報を得られるが、失敗した場合はなんの情報も得られず手詰まりとなってしまうだろう(ゲームオーバー、エンディングへ)。
【6,6】以上で成功した場合は、さらに追加で以下の情報を入手し、即応ダイスと緊急回避ダイスがそれぞれ+1される。
【6,6,6】以上で成功した場合は前述の情報に加えて、以下の追加情報を入手し、さらに即応ダイスと緊急回避ダイスがそれぞれ+1される。
◆エーデルシュタインペネトレイト(種別:ニンジャ)カルマ:善
カラテ 4 体力 4
ニューロン 8 精神力 8
ワザマエ 6 脚力 3/N
ジツ 3 万札 0
近接/射撃/機先/電脳 4/6/8/8
回避/精密/側転/発動 8/6/6/11
◇装備や特記事項
●時間差 ●マルチターゲット
☆ヒカリ・ジツLv3
『????』:
このニンジャにはまだ秘められた力があるようだが、その力が完全に出し切られていないようだ。
☆ヒカリ・ジツLv1-3
ニンジャの目から破壊的なレーザー光線が放たれる。レーザーは一瞬で敵の額や肉体に穴を穿ち、さらに後方の敵をも貫いてゆく。レーザー光線自体は光速で放たれるため、ニンジャ第六感を使わなければ到底見切れるものではないが、術者が未熟な間はニンジャサインを結んだり、眼や体が発光するなどの予備動作を要するため、発射を予測されやすい。ソルニンジャ・クランやアテンニンジャ・クランにも同様のジツの使い手が存在する。(原作使用例:ムーンビーム、ジャスティス、トランスペアレントクィリンなど)
ヒカリ・ジツ系列については下記を参照(要マガジン購読)
ヤマ山地にて
あなたは手に入れた情報をもとに、ヤマ山地へと向かう。
ひとまず一時的な活動拠点を構えようと、麓のとある集落にたどり着いたあなたは、話に聞いていたカーンバンクルを御神体とする新興宗教の教祖を名乗る男と出会う。
「ドーモ。私は新興宗教『幸運を呼ぶ獣』の教祖、イサギヨ・キヨフミです。あなたもエーデルシュタインペネトレイト様にお会いに来たのですかな?」
あなたがそうだと答えると、イサギヨ・キヨフミはこう答える。
「実は最近、エーデルシュタインペネトレイト様が居られる場所への山道に、オーガニックヒグマやバイオパンダが出没して誰も行けなくなってしまったのです。危険生物ハンターも雇ったのですが、皆オーガニックヒグマにやられてしまいましてね……見た所、あなたもエーデルシュタインペネトレイト様と同じニンジャのようです。我々もお会いするために護衛をしてはくれませんでしょうか?」
イサギヨ・キヨフミは、あなたがニンジャであることを見抜いているようだ。そしてニンジャリアリティショックを起こしていないあたり、耐性をつけている様子。
(事前調査で6,6以上の成功をしていない場合、ここで探しているカーバンクルがニンジャだと確信する)
そして、エーデルシュタインペネトレイトの所まで護衛してくれないかという依頼を持ちかけられた。
これはチャンスだと思ったあなたは、二つ返事で護衛を引き受けた。
いざとなれば、この教祖と信者たちを捨て駒にしてエーデルシュタインペネトレイトというカーバンクルのところへたどり着けばいい。
「おお、引き受けてくれますか!ではヨロシクオネガイシマス」
あなたはイサギヨ・キヨフミと『幸運を呼ぶ獣』の信者を数人引き連れて、山道を登り始めた。
ヤマ山地を登れ
集落で山道を登るための準備を整え、『幸運を呼ぶ獣』の教祖と信者数人と一緒にあなたは登り始めた。
ネオサイタマの重金属酸性雨に汚染された空気とは違い、澄み切った空気が漂う山道を登っていくが、事前情報にあったようにタダでは登らせてはくれない。
登り切るためには1d6を3回振り、出たイベントをクリアしなければならない。
途中、教祖もしくは信者を犠牲にして進むことも可能だが、問答無用で【DKK】1d3を獲得してしまう。
エーデルシュタインペネトレイトとの遭遇
写真はぱくたそから
あなたは連れと共にエーデルシュタインペネトレイトが居るという場所へ到着した。
そこは池がぽつんとある静かな場所。
『幸運を呼ぶ獣』の面々はエーデルシュタインペネトレイトを探して辺りをウロウロしている。
ここで【ニューロン】HARD判定を行え。
成功した場合は突如飛んできた光線を回避できるが、失敗した場合は光線を回避しきれず体をかすめて1ダメージを受ける。
「ドーモ、エーデルシュタインペネトレイトです。お前もよからぬ理由で私の元を訪れたのだろう?」
あなたが振り返ると、額に色が都度都度変わる宝石を宿した狐のような生物が、神秘的なアトモスフィアを放ちながら立っていた。
しかも、あなたがラオモトもしくはロードに献上するためにやってきたことを把握している模様。
「私のヒカリ・ジツでその悪しき心を浄化してくれよう」
一触即発アトモスフィア!
◆エーデルシュタインペネトレイト(種別:ニンジャ)カルマ:善
カラテ 4 体力 4
ニューロン 8 精神力 8
ワザマエ 6 脚力 3/N
ジツ 3 万札 0
近接/射撃/機先/電脳 4/6/8/8
回避/精密/側転/発動 8/6/6/11
◇装備や特記事項
●時間差 ●マルチターゲット
☆ヒカリ・ジツLv3
『????』:
このニンジャにはまだ秘められた力があるようだが、その力が完全に出し切られていないようだ。
☆ヒカリ・ジツLv1-3
ニンジャの目から破壊的なレーザー光線が放たれる。レーザーは一瞬で敵の額や肉体に穴を穿ち、さらに後方の敵をも貫いてゆく。レーザー光線自体は光速で放たれるため、ニンジャ第六感を使わなければ到底見切れるものではないが、術者が未熟な間はニンジャサインを結んだり、眼や体が発光するなどの予備動作を要するため、発射を予測されやすい。ソルニンジャ・クランやアテンニンジャ・クランにも同様のジツの使い手が存在する。(原作使用例:ムーンビーム、ジャスティス、トランスペアレントクィリンなど)
ヒカリ・ジツ系列については下記を参照(要マガジン購読)
戦闘については一騎打ちルールを用いる。
なお、戦闘を行わずにエーデルシュタインペネトレイトを連れて行くことも可能だが、その場合は【交渉判定】U-HARD4となる(エーデルシュタインペネトレイトの対抗判定は発生しない)。
成功すると、戦闘せずに従属させることが出来るが、失敗すると問答無用で戦闘となる。
最も適した交渉スキル(+2):『誘惑』『威圧』『超然』
次に適した交渉スキル(+1):『欺き』『共感』『理路整然』
最も適した知識スキル(+2):『ヤクザの流儀(ソウカイヤのみ)』『貴族の流儀(ザイバツのみ)』『オカルト』
次に適した知識スキル(+1):『ストリートの流儀』『宗教』『山岳エリア』
もし交渉難易度を下げたい場合は、『幸運を呼ぶ獣』の面々を痛めつけて脅したり、全員殺害してわからせることで下げることが出来る。
ただし、言うまでもなく邪悪な行為なので相応のリスクは負わねばならない。
■成功した場合
「ならば致し方ない……お前について行こう」
エーデルシュタインペネトレイトは、渋々ながらあなたに同行することを決めた。
もちろん、邪悪な行為なので【DKK】3を獲得した上でだ。
後はネオサイタマまで戻るだけだが、ブッダがそれを許すはずがない。
あなたは現在のDKKでWasshoi!判定を行う必要がある。
もしWasshoi!判定に成功した場合、あなたはスターター環境のニンジャスレイヤーと一騎打ちで戦わなければならず、途中逃亡した場合、エーデルシュタインペネトレイトはあなたが逃亡するよりも前に逃げ出して行方をくらませている。
こうなってしまえば追跡は不可能だ、帰ろう(ゲームオーバー、エンディングへ)。
◆ニンジャスレイヤー (種別:ニンジャ)
カラテ 13 体力 13
ニューロン 7 精神力 9
ワザマエ 10 脚力 7/N
ジツ 0 万札 10
攻撃/射撃/機先/電脳 13/10/7/7
回避/精密/側転/発動 14/10/10/-
回避難易度修正: 対近接攻撃(難易度−1/ジュージツ)、対スリケン射撃(難易度−1/見切り)
ダメージ修正: 出目【6】を含んで成功した『近接攻撃』は、『痛打+1』を得る。
◇装備や特記事項
家族の写真、パーソナルメンポ、伝統的ニンジャ装束、
『●連続攻撃3』、『●連射2』、『●時間差』、『●マルチターゲット』、
『◉ランスキック』、『◉◉憎悪:ニンジャソウルの闇』、
『◉ヘルタツマキ』、『◉ツヨイ・スリケン』、『◉ナラク・ウィズイン』、『◉即死耐性』
ニンジャスレイヤーの詳細データは下記を参照(要マガジン購読)
■失敗した場合
「断る。ソウカイヤやザイバツなどと言った不届き者のところで飼い殺されるつもりはないのでな」
エーデルシュタインペネトレイトはそう言うや、あなたに短いレーザー光線を放ってくる!難易度NORMALで回避せよ!
回避に失敗すると1ダメージを受ける。
幸運を呼ぶ獣を従属させよ
「グワーッ……!」
エーデルシュタインペネトレイトはあなたに敗れた。
だが、これで終わりではない。従属させなければ。
【交渉判定】U-HARDで判定せよ(エーデルシュタインペネトレイトの対抗判定は発生しない)。
成功すると、従属させることが出来るが、失敗するとエーデルシュタインペネトレイトは最後の力を使って目眩ましを行い、姿を消す(ゲームオーバー、エンディングへ)。
有効な交渉/知識スキルと増加ダイス:NMはこれに囚われず柔軟に状況判断してもよい。
最も適した交渉スキル(+2):『誘惑』『威圧』『超然』
次に適した交渉スキル(+1):『欺き』『共感』『理路整然』
最も適した知識スキル(+2):『ヤクザの流儀(ソウカイヤのみ)』『貴族の流儀(ザイバツのみ)』『オカルト』
次に適した知識スキル(+1):『ストリートの流儀』『宗教』『山岳エリア』
■成功した場合
「ならば致し方ない……お前について行こう」
エーデルシュタインペネトレイトは、渋々ながらあなたに同行することを決めた。
もちろん、邪悪な行為なので【DKK】3を獲得した上でだ。
後はネオサイタマまで戻るだけだが、ブッダがそれを許すはずもなく。
あなたは現在のDKKでWasshoi!判定を行わなければならない。
もしWasshoi!判定に成功した場合、あなたはスターター環境のニンジャスレイヤーと一騎打ちで戦わなければならず、途中逃亡した場合エーデルシュタインペネトレイトはあなたが逃亡するよりも前に逃げ出して行方をくらませている。
こうなってしまえば追跡は不可能だ、帰ろう(ゲームオーバー、エンディングへ)。
■失敗した場合
「ザイバツやソウカイヤなどという不届き者に下るくらいなら、セプクをした方がマシだな。イヤーッ!」
エーデルシュタインペネトレイトは最後の力を使い、目眩ましをするとあなたの前から姿を消した。
もし『幸運を呼ぶ獣』の面々がまだ生きているならば、唖然としたままその場に立ち尽くしているだろう。
一体どこへ消えたのかが気になるところだが、追跡は不可能だ。帰ろう(ゲームオーバー、エンディングへ)。
エンディング
エーデルシュタインペネトレイトを従属させ、ネオサイタマへと戻ってきたあなたは、そのままラオモトもしくは、ワイルドハントを通してロードへ献上するだろう。
エーデルシュタインペネトレイトを従属させた
【万札】30 【名声】+1 さらにカルマロンダリングの権利を得る
情報を得られず手詰まりとなった、もしくはエーデルシュタインペネトレイトを従属させられなかった
報酬なし、【名声】-1
余暇日数:4日
利用規約
この記事に含まれる自作データは非商用の場合に限り、セッション中に利用したり、自作シナリオ、自作記事へ流用することができる。ただし当シナリオのデータを流用して作成したものを公開する場合、可能な限りこの記事を引用元として明記することが望ましい。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は一部の例外を除いて原則不可。