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ニンジャスレイヤーTRPGソロシナリオ 「アマクダリ機密データ保持者保護」

ヘッダー画像はいらすとやから

はじめに

このシナリオは、ネオサイタマに潜伏するドラゴンドージョー所属を含めた善良寄りのニンジャが挑むことを想定したシナリオになっていますが、ソウカイヤ・ザイバツ・アマクダリの三大組織所属でもプレイできないわけではないシナリオとなっています。

ただし、善良ルート以外ではほぼ確実にニンジャスレイヤーと戦闘になるため善良ルートよりも爆発四散の可能性が高いことだけは明記しておきます。

導入

善良寄りで邪悪ではない、あるいは三大組織に所属するニンジャであるあなたのIRCに、ある日こんな匿名IRCメッセージが届きました。

「アマクダリの機密データの一つを、偶然にも手に入れてしまったとあるフリージャーナリストが、アマクダリを含めた各組織に狙われている。私達は彼の持っている機密データを使ってアマクダリ打倒を計画している組織であり、保護したいので護衛を頼みたい」

アマクダリ。
秩序の下にネオサイタマ市民の無個性化などを計画している恐ろしい組織だ。
あなたはメッセージに添付されていた地図を頼りに、そのフリージャーナリストの自宅へと向かった。

※PCが三大組織所属の場合
これはまたとないチャンスだ。
ソウカイヤあるいはザイバツ所属であれば、この機密データを元にアマクダリに対し有利になれるかもしれない。

もしあなたがアマクダリ所属であれば、組織の機密データ漏洩を防いだことで、何かしらの評価を得られる可能性が高い。

「メッセージを送る相手を間違えたな」

とあなたは思いながら、添付されていたフリージャーナリストの自宅に向かう。
もちろん、身分は偽らなければならない。

フリージャーナリストの自宅

送られてきたデータを頼りに、あなたはメグロ・ストリートの中流層向けマンションの前へ来ていた。
相変わらず重金属酸性雨が降っており、どこからか銃声や悲鳴、ヤクザスラングが聞こえるような気がする。

件のフリージャーナリストは、このマンションの5階に住んでいるらしい。
幸いにもこのマンションの入り口はインターホン呼び出し式ではないようだ。
あなたはエレベーターもしくは階段で5階に上がり、目的の部屋へ向かう。

501、502、503…504。この部屋だ。
目的の部屋の表札には、表札職人の手で書かれた厳しい「下田」という漢字の表札かかっている。
あなたは扉をノックするが反応がない。

ドアチャイムも鳴らしたがやはり反応なし。

先を越されたか?とあなたはドアノブに手をかけるが、鍵が掛かっている。
おそらく鍵をかけて居留守を使っているのだろう。
今は一刻を争う事態だ。
善良かそうでないかは関係なく、あなたは鍵を開けにかかる!

【カラテ】で扉を無理矢理こじ開ける
HARD判定
【ワザマエ】で物理錠を外す
NORMAL判定
【ハッキング】で解錠する
U-HARD判定

・成功した場合
どうにかこうにかして鍵を開けたあなたは、部屋の中へとエントリーする。
早くフリージャーナリストを保護してここを離れよう。

・失敗した場合
ナムアミダブツ!扉はあなたを嘲笑うかのようにびくともしないのだ!
※今回は体力や精神力にダメージなどはありません
だが次の瞬間、ガチャリと鍵が開く音がしあなたに依頼をしてきた同一人物からと思わしきメッセージが再び入る。

「タイムイズマネーよ、彼は私の方から説得して鍵を開けさせたわ。急いで彼を保護してここを離れて。アマクダリの連中が近くまで来てる」

あなたはメッセージの指示通り、急いで部屋の中へエントリーした。

フリージャーナリストの保護、脱出

部屋の中は最低限のユニットバストイレにキッチンがある以外は壁が取り払われ、さまざまな資料やUNIXデッキで埋め尽くされている。

あなたがカラテを構えながら奥へ入っていくと、LAN直結ハンドガンを構えて警戒しているフード付きパーカーを着、目に隈を作った男があなたに話しかけてきました。

ハイスペックな生体LAN端子を装備している辺り、重サイバネの類ではあるようだ。

「ドーモ、シモダ・リュウゾウです。あんたがナンシー=サンの言ってた護衛か?早く行こう、アマクダリが来る!」

フリージャーナリストの『シモダ・リュウゾウ』(種別:モータル/重サイバネ)
カラテ:3 体力:5
ニューロン:6 精神力:5(6)
ワザマエ:4(5) 脚力:3
ジツ:- 万札:5
近接:3 射撃:6 回避(HARD):5
装備や特記事項
▶︎▶︎▶︎▶︎生体LAN端子++
▶︎サイバネアイ
▷外付ファイアウォール
サイバネ狂気 神経ノイズ
LAN直結型ハンドガン:【装備前提:生体LAN端子】
遠隔武器、拳銃、連射2、時間差、マルチターゲット(前提:サイバネアイ)、ダメージ1

あなたは肯定した上で部屋を出ようとした。
だが次の瞬間!

「「ザッケンナコラー!」」

「アイエエエエ!」


ナムサン!いきなりクローンヤクザが2体部屋の中へ入ってきた!
その手にはチャカ・ガンとショットガン!
そして、その胸元につけているピンバッジはアマクダリ紋
明らかにシモダを捕まえにきたクローンヤクザだ!
なお、シモダはクローンヤクザのヤクザスラングにすごんで攻撃できない。
あなたはカラテを構える!

クローンヤクザY-10型(チャカガン) (種別:モータル/バイオ生物/ヤクザ)	
カラテ		1	体力		1
ニューロン    	1	精神力		1
ワザマエ		3	脚力		2
ジツ		ー	万札		0
装備
ノーカスタム・チャカガン:『遠隔武器』、『ダメージ1』
クローンヤクザY-10型(ショットガン) (種別:モータル/バイオ生物/ヤクザ)	
カラテ		1	体力		1
ニューロン    	1	精神力		1
ワザマエ		3	脚力		2
ジツ		ー	万札		1
装備
オナタカミ・ショットガン:『遠隔武器』、『ダメージ2』(スダチカワフ・ショットガン読み替え)

クローンヤクザの行動は、あなたを最優先で排除すべき対象だと認識して攻撃してきます。
マップ省略型となるため攻撃集中などは行えないが、遠隔攻撃はマップあり型同様可能です。

なお、ここであなたの体力が0となって爆発四散(キャラロスト)すると、シモダはクローンヤクザに捕まってアマクダリへ連行されてしまい、ゲームオーバーとなります

精神成功も問題なく使えますが、1ターンに1回だけなので注意!

脱出、合流地点への移動

「「グワーッ!」」

クローンヤクザを撃破したあなたは、シモダを連れてマンションの外へ出ました。

ピポッ

とここで、またあなたにIRCメッセージが届きます。
あの匿名依頼者のようです。

「OK、どうにか第一の追手は撃破出来たわね。これから私が指示する場所へ向かってちょうだい、マッポビーグルを一台拝借したわ」

またもや地図が送られてきた。
現在地からそこまで離れてはいないようだが。
あなたはガタガタ震えているシモダを護衛しつつ、匿名依頼者が指定した場所へ向かう。

「着いたようね。遠隔操作で自動運転にしているから早く乗って」

目的地である寂れた駐車場には、メッセージに書かれていた通りマッポビーグルが1台停車していた。

そしてそれと同時にまた匿名依頼者からメッセージが届き、早く乗るよう促される。
あなたはとりあえず運転席にシモダを座らせ、自分は助手席の窓を全開にして座りました。
いざという時にスリケンなどで攻撃したりビーグルの上に登れるようにするためです。

ゴアアァン!

あなたとシモダが乗ったことを確認したかのように、マッポビーグルは急発進!
シモダは冷や汗をかいているものの、それなりに落ち着いた様子。
あなたも自動運転に身を任せて一息つくことに。

やがてあなたとシモダを乗せたマッポビーグルはハイウェイに入り、さらにスピードを上げて走行を始める。
あなたが黙ってマッポの無線を傍受していると、アマクダリから命令を受けたのか何やらマッポが動いているという情報が流れてきました。

シモダは無線に聞く耳を持っておらず、ずっと前を見ている。

あなたは不審に思ってそのままマッポ無線を聞き続けていると、マッポビーグルを盗んだ何者かがハイウェイを走行中、付近のマッポは該当車両を確保の上窃盗犯を逮捕せよという情報が。

あなたが歯痒い思い、もしくはどう上司に釈明するかを考えていると、突然IRC着信が入る。
非通知のため相手が誰かは分からないが、あなたはこの電話の主が誰かは分かっていた。

「ホーリーシット。アマクダリの方が一枚上手だったわ。でもこれは急いで事を損じた私の責任でもある。さらに悪い情報よ、アマクダリがニンジャを出動させたという情報も入ったわ。だけど良い情報もある、アマクダリが出動させたニンジャの情報よ。ニンジャネームはキャプチャード。特殊なバイオサイバネ腕による拘束攻撃を得意とするニンジャよ」

ここで以下の情報があなたの端末に送られてきます。

キャプチャード (種別:ニンジャ)
カラテ:3 体力:7(3)
ニューロン:3 精神力:3
ワザマエ:2 脚力:2
ジツ:0 万札:10
近接:6(3) 射撃:2 回避:0
装備や特記事項
◉頑強なる肉体
▲▲リー先生試作拘束仕様バイオサイバネ腕(片腕)
【体力】+2 基礎ダメージ2 『多腕の拘束』

特殊狂気『拘束狂戦士化』
この狂気を持つニンジャは、リー先生が作った試作バイオサイバネ(ニンジャ捕獲用)を
装備している影響で、
とにかくターゲットを拘束するために戦闘になると凶暴化するようになってしまった。
戦闘中常時カラテ判定+3、回避ダイス-3

その後もあなたは匿名依頼者とIRC通話を繋げたまま、スピードを落とさずにハイウェイを走行し続ける。
このまま追手が来なければよいがと思った次の瞬間!

「「「「ザッケンナーコラー!」」」」

あなたがバックミラーで確認すると、ヤクザハーレー(サイドカー付き)に乗ったクローンヤクザが2台組でこちらへ向かってきている!
しかもその手にはオナタカミ・ミサイルランチャーにオナタカミ・マシンガン!
明らかにアマクダリの追手だ!

「ファック!しつこい奴らね!クローンヤクザをどうにかして!マッポビーグルといえど、ミサイルランチャーなんて撃ち込まれたら、タダでは済まないわよ!」

ここであなたは、ヤクザハーレー(サイドカー付き)に搭乗したクローンヤクザを排除するためマッポビーグルの屋根に登り、スリケンもしくは遠隔武器を構える。
カラテではヤクザハーレーを排除できない、ならば遠隔攻撃あるのみ!

クローンヤクザY-10型(ヤクザハーレー運転) (種別:モータル/バイオ生物/ヤクザ)	
カラテ		1	体力		1
ニューロン    	1	精神力		1
ワザマエ		3	脚力		2
ジツ		ー	万札		0
装備
オナタカミ・マシンガン:遠隔武器、連射3、ダメージ1、小銃(オムラ・マシンガン読み替え)

クローンヤクザY-10型(マシンガン) (種別:モータル/バイオ生物/ヤクザ)	
カラテ		1	体力		1
ニューロン    	1	精神力		1
ワザマエ		3	脚力		2
ジツ		ー	万札		0
装備
オナタカミ・マシンガン:遠隔武器、連射3、ダメージ1、小銃(オムラ・マシンガン読み替え)

クローンヤクザY-10型(ミサイルランチャー) (種別:モータル/バイオ生物/ヤクザ)	
カラテ		1	体力		1
ニューロン    	1	精神力		1
ワザマエ		3	脚力		2
ジツ		ー	万札		0
装備
オナタカミ・ミサイルランチャー:遠隔武器、爆発(カトンLV2)、小銃(スダチカワフ・バズーカ読み替え)


射撃HARD判定でヤクザハーレーを運転しているクローンヤクザ、もしくはサイドカーのクローンヤクザを倒さなければならない。
ヤクザハーレーは耐久力が高いため、運転しているクローンヤクザかサイドカーで武器を構えているクローンヤクザを排除するほうが時間がかからないとあなたは判断したため攻撃不可となる。

※ヤクザハーレーを攻撃可能にしてもいいし、近接攻撃可能にしても構いません。
※攻撃性のジツは本来の難易度で使用可能です。
※運転手クローンヤクザを排除すれば、ハーレーはクラッシュしてサイドカーのクローンヤクザも死亡する。

なお、サイドカークローンヤクザが死亡した場合、運転手クローンヤクザはオナタカミ・マシンガン(連射3、ダメージ1、時間差なし)であなたを攻撃してくる。
また、オナタカミ・ミサイルランチャーはあなたとマッポビーグルにそれぞれD3ダメージを与えてくる。
マッポビーグルの体力は6で、ダメージ軽減1を持つが回避不可なので注意。

もしマッポビーグルの体力が0になった場合【カラテ】もしくは【ワザマエ】のU-HARD判定でシモダを連れ、爆発する前に乗り捨てて脱出しなければならない。
この際判定に失敗した場合、脱出する際に爆発に巻き込まれ、あなたはシモダをかばった際に回避不可の1ダメージを受ける。
ヤクザハーレーを撃破するか爆発寸前のビーグルから脱出すると、いよいよキャプチャードとの戦いになる。

キャプチャードとの戦闘

「「「「グワーッ!」」」」

ヤクザハーレーを撃破し、残る追手はアマクダリのニンジャであるキャプチャードのみ。
だがその姿はどこにも見えない。
それどころかマッポが追ってくる様子もなく、ハイウェイはあなたたち以外に車が走っておらず静かだ。

「やけに静かだ。アマクダリの連中は何を企んでいるのだ?」

落ち着きを取り戻したシモダの一言に、あなたは直感的にものすごく嫌な予感がした。
そして次の瞬間!

「イヤーッ!」

謎のシャウトとともに、マッポビーグルが揺れたかと思えば、車体が浮き上がる!
何事だとあなたが前を見ると、ナムサン!
そこにはジーンズめいた下半身だけのニンジャ装束に上半身裸、片腕を異様なバイオサイバネ腕に置換したニンジャがあなた達の乗るマッポビーグルを持ち上げ、道路へ叩きつけようとしている!

CRAAAAAAAAAASH!!

あなたとシモダは次の瞬間、突如現れたニンジャによってマッポビーグルごと地面へ叩きつけられる!

「アイエエエエ!」

叩きつけられた衝撃で受けたダメージよりも、ニンジャの圧倒的な力でNRSを発症し、叫ぶシモダ!
あなたはシモダを連れ、車から脱出する!

KABOOOOOOOOM!!

次にマッポビーグルが道路へ叩きつけられた瞬間、爆発炎上!
そして片腕を異様なバイオサイバネ腕に置換したニンジャが、あなたとシモダにアイサツする。

「ドーモ、キャプチャードです。シモダ=サン、俺と一緒に来てもらおう。お前が我々アマクダリから盗んだデータを他のニンジャ組織に渡すわけにはいかんのだ」

「アーイエエエエー!アイエエエエエ!」

シモダはNRSで完全にパニック状態に陥っており、逃げろと命じたところで逃げられるはずもない。
だがキャプチャードは、そんなシモダには目もくれずにあなたの方を見る。

「貴様がシモダ=サンを護衛していたニンジャか。新秩序構築のための邪魔はさせぬぞ、誰にもな!」

◆補足◆
キャプチャードはアマクダリ内では拉致などを担当しており、他のアマクダリ所属ニンジャに関しては疎い。
そのため、あなたが仮にアマクダリ所属のニンジャであったとしても、キャプチャードはあなたをモンドムヨーで殺しにくる。

キャプチャードを倒さねば。
あなたはカラテを構えた、ここからはニンジャとニンジャのイクサだ!

ここで既にビーグルが爆発している場合は、あなた達の前にジーンズめいた下半身だけのニンジャ装束に上半身裸、片腕を異様なバイオサイバネ腕に置換したニンジャが突然姿を表してアイサツしてきます。
キャプチャード (種別:ニンジャ)
カラテ:3 体力:7(3)
ニューロン:3 精神力:3
ワザマエ:2 脚力:2
ジツ:0 万札:10
近接:6(3) 射撃:2 回避:0
装備や特記事項
◉頑強なる肉体
▲▲リー先生試作拘束仕様バイオサイバネ腕(片腕)
【体力】+2 基礎ダメージ2 『多腕の拘束』
特殊狂気『拘束狂戦士化』
この狂気を持つニンジャは、リー先生が作った試作バイオサイバネ(ニンジャ捕獲用)を
装備している影響で、
とにかくターゲットを拘束するために戦闘になると凶暴化するようになってしまった。
戦闘中常時カラテ判定+3、回避ダイス-3

匿名依頼者との合流、エンディング

「アマクダリ・バンザイ!サヨナラ!」

死闘の末、あなたはキャプチャードを爆発四散させることに成功しました。

「アイエエエ…」

シモダは落ち着いてきたものの、まだNRSを発症したままだ。
そして乗り物も失ってしまった以上、歩いて合流地点まで向かうしか無いだろう。
あなたはシモダを抱え、ニンジャ脚力でハイウェイを脱出しようとしました。
すると、あなたの背後から一台のサイドカー付きインテリジェントモーターサイクルが自動運転で走ってきてあなた達の前で停車。

「それに乗って頂戴、キャプチャードを殺したからしばらくアマクダリの追手は来ないだろうから大丈夫よ」

匿名依頼者からのIRC通話を受け、あなたはインテリジェントモーターサイクルのサイドカーにシモダを乗せ、自分もモーターサイクルに乗って目的地まで運んでもらうことに。

あなたとシモダは自動運転のインテリジェントモーターサイクルに乗り、99マイルズベイのシャッターランドの一角へ連れてこられた。
ここはアマクダリが見切りをつけ、ソウカイヤが勢力を伸ばしていると噂されている地区。
注意すべきはソウカイニンジャだろう。

インテリジェントモーターサイクルを降り、少し歩くとあなたはトレンチコートにハンチング帽を被った男と出会いました。
どうやら匿名依頼者の代理人のようです。

「ドーモ、イチロー・モリタです。護衛ご苦労さまでした。こちらにシモダ=サンを引き渡してもらえれば、私が後は保護します」

イチロー・モリタを名乗る謎の男に不審なアトモスフィアを感じながら、あなたは…

◆イチロー・モリタへ素直にシモダを引き渡す→エンディングへ
◆シモダを殺し、持っている機密データを奪う→???

・イチロー・モリタへ素直にシモダを引き渡した場合

「ドーモ、報酬は後日あなたの口座へ振り込んでおきます」

イチロー・モリタはシモダとともにシャッターランドの闇へと消える。
ニンジャとの戦闘もあり、疲れたのであなたはさっさと帰ることにした。
後日、あなたの口座に報酬と思わしき金が振り込まれていた。
YCNANという名義で。

【名声(フリーランス・ドラゴンドージョー・その他組織)】+1 【万札】20 【余暇】4日獲得

・シモダを殺し、持っている機密データを奪う

「イヤーッ!」「アイエッ!?アババーッ!」

あなたはイチロー・モリタの前でシモダを殺し(判定不要)、持っていた記憶素子を奪いました。
あなたはソウカイヤ・ザイバツ・アマクダリいずれかに所属するニンジャとしての正体を顕にしたか、己のニンジャとしての邪悪さを抑えきれなかったのだ!

おお、ブッダよ!この世に慈悲はないのですか!?

「なるほど、オヌシは善良なフリをしただけのニンジャだったか」

イチロー・モリタが唐突にそう呟いたかと思えば、そこに居たのは赤黒いニンジャ装束に身を包み、「忍」「殺」のメンポを装備したニンジャ!

「ドーモ、ニンジャスレイヤーです。悪しきニンジャはこの場で殺す。覚悟せよ

※ニンジャスレイヤーの能力は公式プラグインのチャドーニンジャスレイヤー準拠

あなたはニンジャスレイヤーを退けるか、逃げなければならない!
当然ここで爆発四散(キャラロスト)すればこのシナリオは失敗となり、報酬はゼロとなる
逃げる場合は【脚力】U-HARD判定に成功しなければならない。
※連続側転による脚力上昇は適用される。

もしニンジャスレイヤーから逃げ切るか撃退した場合、あなたは奪ったデータを上司に提出し、報酬を得る。
なお、ニンジャスレイヤーと遭遇し、情報提供したことで多少報酬に色がつく

【名声(各組織)】+1 【万札】30 【余暇】4日獲得


あとがき

途中で爆発四散した人も、最後の最後でニンジャスレイヤーにやられてしまった人も以上でシナリオは終了です。
オツカレサマドスエ!
なお、このシナリオをベースに改造してもらっても構いません。
ただし、改造元として本記事を引用していただけると幸いです。


以下おまけな

シモダが手に入れたデータは、アマクダリ所属の恐るべきニンジャであるスターゲイザーのナノカラテエンジンのメカニズムなどをまとめた情報
シモダがどうやってそんなとんでもないデータを入手できたのかは不明のままである。
ネオサイタマだからモータルがそういうデータを偶然入手してもおかしくない、いいね?
これが漏れればアマクダリは厄介なことになると踏んでいたのだ。
なぜなら、ソウカイヤにはダイダロス、ザイバツにはヴィジランスというニンジャが居ることをアマクダリは把握しており、特にダイダロスにこのデータが渡ることを恐れていた。

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