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ニンジャスレイヤーTRPGソロシナリオ【ギャラクティック・ソウルカレー襲撃】

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ドーモ、おれだ。
善良寄りシナリオばかりで、ソウカイニンジャ向けの邪悪なテイストを含んだシナリオを作ってみようと思い、このシナリオを作成した。
このシナリオもAoSセッティング想定のシナリオなので予めご了承願いたい。

はじめに

このシナリオはソウカイヤあるいはソウカイヤと関わりのあるフリーランスのニンジャ向けのシナリオです。
屋台気球襲撃ルートはソロでも問題ありませんが、カレー製造工場侵入ルートの場合ニンジャとの戦闘があり、ルートに関わらず判定次第でニンジャスレイヤーが現れる可能性があるので、爆発四散の危険性は高いと明記しておく。

導入

泣く子も黙るソウカイヤのニンジャであるあなたは、ある日上司のソニックブームにブリーフィングルームへ来いと命じられた。

あなたはさっそくブリーフィングルームへ来たが、ソニックブームはまだ来ていない。
とりあえず待つことにした、

スターン!

突如としてブリーフィングルームのカーボンフスマ戸が開き、
上司であるソニックブームと、いかにもな営業サラリマンが一緒にブリーフィングルームに入ってきた。

ソニックブーム:「おう、ちゃんと時間通りに来たようだな、エェッ?もし俺様より遅れて来たらそのツラにカラテを喰らわせてやってたがな」

営業サラリマン:「ドーモ、ヨロシサンフーズのミヤタです。今回は私から仕事の内容を説明させていただきます」

ヨロシサンフーズはあの暗黒メガコーポ、ヨロシサン製薬のグループ会社で食品製造が主だ。
ニンジャを前にしてもNRSを起こさない辺り耐性があるようで、ミヤタは今回の仕事の内容を淡々と話し始めた。

・仕事内容は簡単。現在我々が極秘裏に開発している極めて依存性の高い旨味調味料を「ギャラクティック・ソウルカレー」という、とある気球屋台カレー店のカレーに混ぜて来て欲しい。

・なぜギャラクティック・ソウルカレーを狙うのかというと、ヨロシサンフーズ子会社の「バリキカレー」がこの先のし上がるには最も高いシェアを誇るギャラクティック・ソウルカレーは邪魔者

・そこでこの依存性が極めて高い旨味調味料を混ぜたカレーを売らせ、バリキカレーが匿名告発することでギャラクティック・ソウルカレーの地位を底に落とし、シェアを奪取する。

・気球屋台のカレー鍋に混ぜるだけでもいいが、もし製造工場を特定してそこに混ぜて来れるならば追加報酬を与える

ソニックブーム:「全部話は聞いたな?ならとっとと行けやコラー、この件はラオモト=サンのビズにも関わっているから、絶対にしくじんじゃねえぞ」

ミヤタ:「それではヨロシクオネガイシマス!(深々オジギ)」

情報収集

トコロザワ・ピラーを飛び出したあなたは、さっそく情報を集めなければなりません。
話を盗み聞きするか、ハッキングで情報を集めるか、あるいはモータルハントの要領で市民をインタビューしよう。
なお、このシナリオは戦闘以外で精神成功はできないので注意!

【ワザマエ】で話を盗み聞きし情報を集める(NORMAL)
【ハッキング】でIRCサイトを調べたり、
ギャラクティック・ソウルカレーのサーバーを直接ハッキングで情報取集(HARD)
【カラテ】で市民をインタビュー(NORMAL 、邪悪) 
※【カラテ】判定は判定結果問わず【DKK】1獲得です
なお、成功数により得られる情報が異なる

成功数:0 まともに情報を得られなかった…今日は帰って寝よう(ゲームオーバー、エンディングへ)

成功数1 ぐんぐん銀河なというカレーはギャラクティック・ソウルカレーという店名の店が販売している。
チェーン店のような経営形態で気球屋台を飛ばし、夜〜深夜の時間帯にかけて飛んでおり、ツチノコ・ストリートやセンベイ・ストリート、オハギ・ストリートなどのマケグミ地区がメインらしい。カシワギ・ストリートなどの中流層地区にもたまに飛んでいくようだ、
また、気球屋台にはタレットの他に、護身用チャカガンなどの武器も積み込まれている。
店主は抵抗してくるだろう

成功数2: ギャラクティック・ソウルカレーのカレー製造工場はカメ地区の外れにある(工場侵入ルートへ)

成功数3以上: 工場内部は数人の作業員を除いて機械による製造を行っている。内部セキュリティは監視カメラと一般的な電子ロックの扉くらいだが、ヨージンボとしてカトン使いのニンジャを雇っているらしい。

気球屋台襲撃ルート

情報を入手したあなたは、事前に入手した情報を元にとあるストリートに立ち並ぶビルの中の一つの屋上でじっと待機していた。
「カワイイ」「味噌焼きおにぎり」「今日は飲んでしまおう」「悪い金塊」といったネオン看板がきらめく中、ただひたすらに待ち続ける。
本当にここに例の気球屋台は来るのだろうか?
いい加減待つことに飽きてきたあなたが場所を変えようとした瞬間である。

「安い、安い、実際安い」

「実際安いカレーはギャラクティック・ソウルカレーの『ぐんぐん銀河な』即会計で即食べれる!」

そんな宣伝用合成マイコ音声をスピーカーから吐き出しながら、ドローンめいた4つのローターに吊られた気球籠がゆっくりとあなたのいる方向へと向かってきた。

その気球籠には「ぐんぐん銀河な」「クタクタに煮たバイオチキンカレー」「明日への活力」と言った横断幕が気球籠から垂らされ、店主と思わしきフライトジャケットとフライトハットに無骨なゴーグルを装備したモータルが乗っているではないか。

店主:「お客さん、こんなところで何してんだい?」

店主と思わしきモータルに話しかけられ、あなたは適当にごまかした。
自分がニンジャで、今からギャラクティック・ソウルカレーを潰そうとしていることを悟られてはいけないからだ。

店主:「さてどうする?注文するかい?」

ここであなたは以下の選択肢を取ることができる。

店主を殺さない程度に拷問したり脅したりして、例の調味料入りカレーを売らせる。
【カラテ】NORMAL判定+【DKK】1d3獲得

普通に注文すると見せかけ、店主の気付かないうちに例の調味料を鍋の中に混入させる。
【ワザマエ】HARD判定

巧みに店主を説得するか騙し、例の調味料入りカレーを売らせる。
【ニューロン】U-HARD判定

普通にカレーを注文し、屋台の後を追う
【脚力】HARD判定、成功すると工場潜入ルートへ。
カレーを食べたことで【体力】と【精神力】が+1される。
※上限を超えても良い

【カラテ】判定に成功した場合→
「ア、アイエエエエ!?わ、分かった!」
店主はあなたにニンジャの圧倒的力の差を分からされ、恭順しました。
【DKK】を1d3獲得し、エンディングへ。

【カラテ】判定に失敗した場合→
「テメェ、スラッシャーか!?容赦しねえぞ!」
店主は護身用チャカ・ガンをあなたに発砲してきた。

BLAM!BLAM!BLAM!

3連射の銃弾が「時間差」扱いで飛んでくる!
NORMALの3回回避を行い、回避に失敗すると1ダメージで最大3ダメージ
これで【体力】が0になるとあなたのニンジャは爆発四散します。
1発でも回避に成功しかつあなたのニンジャが生き残っていた場合は【カラテ】判定成功時と同じ処理を行う。

【ワザマエ】判定に成功した場合→
「まいど!またギャラクティック・ソウルカレーをよろしくな!」
何も知らない店主はあなたに礼を言い、去っていった。

数日後、あなたはギャラクティック・ソウルカレーが違法物質を使用した調味料を混ぜたカレーを販売していたとして、店主及び店が摘発されたというニュースを見た。
仕事は成功だ。エンディングへ

【ワザマエ】判定に失敗した場合→
「テメェ!何してやがる!」

ナムサン!店主にバレてしまった!
店主はためらわずに護身用チャカ・ガンをあなたに発砲してきた。
以降は【カラテ】判定失敗時と同じ。
※この場合【DKK】獲得はなし

【ニューロン】判定に成功した場合→
「へ、へぇ…」店主は半信半疑だが、とりあえず調味料を使ってくれるらしい。
気球屋台が去った後、あなたはニヤリと笑った。

数日後、あなたはギャラクティック・ソウルカレーが違法物質を使用した調味料を混ぜたカレーを販売していたとして、店主及び店が摘発されたというニュースを見た。
仕事は成功だ。エンディングへ

【ニューロン】判定に失敗した場合→
「テメェ!ヨロシサンフーズの回しもんか!」

ナムサン!店主が察してしまった!
店主はためらわずに護身用チャカ・ガンをあなたに発砲してきた。
以降は【カラテ】判定失敗時と同じ。
※この場合【DKK】獲得はなし

【脚力】判定に成功した場合→
あなたは色付きの風となって気球屋台を追いかけ、工場の位置を特定した。
工場侵入ルートへ。

【脚力】判定に失敗した場合→
ウカツ!
あなたは気球屋台を見失った!今日は帰って寝よう(ゲームオーバー、エンディングへ)

製造工場潜入ルート

事前に工場の位置を把握していた、あるいは気球屋台を追いかけて工場までたどり着いたあなたは、気球屋台のメンテナンスをしている店主をよそに、工場への潜入を試みた。
当然ながら、工場入口には鍵がかかっている。
どうにかして開けなくては。

【カラテ】で扉を無理やり開ける、あるいは破壊する
NORMAL判定

【ワザマエ】で鍵を開ける
HARD判定

【ニューロン】でドアをハッキングしてロックを解除する
U-HARD判定

そして今回はドアノブ負けないし鍵負けがあります。
もし上記判定に失敗した場合は警報装置が鳴り響き、NSPDに通報されてしまう。
そうなるともはや潜入は不可能だ。
今日は帰って寝よう(ゲームオーバー、エンディングへ)

判定に成功したあなたはそのまま工場内へ侵入しましょう。

工場内はカレーを作るための調理機械が設置され、何人かの作業員が材料を切ったり、機械を監視している以外には見張りはおらず、代わりに監視カメラが置かれている。
だが、ニンジャであるあなたの姿は監視カメラには色付きの風としか映らないだろう。
作られたカレーが一旦貯蔵される場所は工場の奥らしい。
さてどうしようか。

【カラテ】で作業員を殺し、監視カメラも破壊する
EASY判定+【DKK】1d3獲得

【ワザマエ】で連続側転を行い、監視カメラと作業員をやり過ごす
NORMAL判定

【ニューロン】で警備システムに侵入し、監視カメラと通報システムを無効化する
HARD判定

判定に失敗した場合→ヨージンボニンジャがあなたの侵入に気づいて襲来します。
そのままニンジャとの戦闘へ

判定に成功した場合→あなたは悠々と一旦カレーを貯蔵する大釜の前へとたどり着き、例の調味料を入れることに成功しました。

後は何食わぬ顔で帰るだけですが…何やら嫌な予感がしませんか?
【ニューロン】U-HARD判定を行ってください、成功すれば特に何も起こらず帰れますが、失敗した場合はヨージンボニンジャがあなたの侵入に気づいて襲来します。
もし事前調査で成功数が3以上だった場合、あなたは傭兵ニンジャの存在を知っています
【ニューロン】NORMAL判定を行ってください。
失敗した場合はヨージンボニンジャがあなたの侵入に気づいて襲来します。

ニンジャとの戦闘

「イヤーッ!ドーモ!スパイシーフレイムです。やはりヨロシサンが手回ししたニンジャが来たか!」
突如あなたの前に、バターチキンカレーのような色のニンジャ装束を纏ったニンジャが現れた。
「生かして帰さんぞ、俺のカトン・ジツで焼き払ってくれる!」
どうやらこのニンジャを倒さねばならぬようだ。

スパイシーフレイム(ニンジャ)
【カラテ】:3		【体力】:4
【ニューロン】:3	【精神力】:4
【ワザマエ】:1	【脚力】:2
【ジツ】:2(カトン・ジツ)	【万札】:10
近接攻撃ダイス:3 遠距離攻撃ダイス:1 回避ダイス:3(通常版)/1(難易度低下版)
◇装備と特記事項
『パーソナルメンポ 』『タクティカルニンジャスーツ』
☆カトン・ジツLv2
※戦闘を短時間化、あるいは難易度を下げたい場合は回避ダイスを1にしても良い

スパイシーフレイムを爆発四散させた→

「カレーが/辛すぎてショック死/ディセンション」「サヨナラ!」

スパイシーフレイムはハイクを詠んで爆発四散した。
ここで調味料を大釜に入れていない場合は入れてしまおう。
なにはともあれ、これであなたの仕事は終了だ。
帰るとしよう。
エンディングへ

評価とエンディング

ソニックブーム:「やっと帰ってきたな、エェッ?さっさと報告しろ」
トコロザワ・ピラーへ戻ってきたあなたを、ソニックブームはテーブルの上に足を組んだ状態で出迎えた。

●スパイシーフレイムを爆発四散させ、調味料を混入させることに成功した
【万札】20【余暇】4日【名声(ソウカイヤ)】+2

●スパイシーフレイムと遭遇しなかったが、調味料を混入させることに成功した
【万札】15【余暇】3日【名声(ソウカイヤ)】+1

●気球屋台の鍋に調味料を混入させた
【万札】10【余暇】2日【名声(ソウカイヤ)】+1

●調味料を入れることに失敗した
ケジメを強いられ【名声(ソウカイヤ)】-1【余暇】なし

ところで今のあなたの【DKK】はいくつだろうか?
【DKK】5以上ならばWasshoi!判定を行わなければならない。
これでもし、出目の数が【DKK】以下だった場合…

Wasshoi!

赤黒のニンジャのエントリーだ!
戦うにせよ何にせよ、この場を乗り切らなければ!

→戦う場合
通常通り戦ってください。
途中逃げる場合は【脚力】U-HARD判定に成功しなければなりません

→逃げる場合
【脚力】U-HARD判定に成功しないと逃げられない
失敗した場合赤黒のニンジャはあなたに回避難易度HARDのカラテ3連撃を叩き込んでくる。
しかも3発目は確定サツバツ!なので要注意。
これを【脚力】判定に成功するまで続けること。

ニンジャスレイヤーに遭遇しなかった人、遭遇したが逃げ切ったあるいは撃破した人もここでこのシナリオは終了です。
オツカレサマドスエ!

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