界隈の外から見た『着ぐるみ』~コスプレや、一般人目線できぐるみ界隈に『所属する』ということを見つめる
はじめに
本記事は、下記記事の続き物的な位置付けとなるため、あらかじめ読むことをおすすめいたします。
注意
筆者の経歴など
ゴルダ=アルカトラス(以降筆者と称する)
noteでは普段ニンジャスレイヤーTRPGのソロシナリオ記事などを投稿している。
主な所属界隈はTRPG、ニンジャスレイヤー、一次創作、人外、万年素人の写真など。
なぜ着ぐるみ以外のイベに顔を出すようになったのか?
今の今まで、ケモノスペース福岡やおきけも、ちるこんといったきぐるみ限定のイベにしか顔を出していなかった筆者がなぜコスプレイベントにまで顔を出すようになったのか?
それは、以前も述べているが
全ては創作の延長線上であり、その先に行こうとしているからである。
無論、創作の延長線上のその先に何があるのかは筆者自身もわからない。
目指していくうちに見えてくるのかもしれないが。
まず最初にコスプレイベントで出そうと決めたのは、昨年2023年11月4日・5日に行われたうるハロというイベント。
勝連城址というロケーションで撮影ができるというイベントだったが、イファルシアを出して季節外れの真夏日で筆者は軽く熱中症を発症し、帰って鎮痛剤を飲むまで頭痛で参っていた。
それでも出すと、他のレイヤーとは空気が違うせいかなんなのかは分からないが「かわいい」と言われることは多かったし、一緒に写真撮らせてくださいとも言われた。
正直もう少し涼しければ話は変わったかもしれない。
他のレイヤーとも撮りたかったというのも本音なので。
過去に、美浜ハロウィンに同じ着ぐるみ界隈の人と一緒に出したことはあるが、キャラに危ないことをする人が少なからず居てヒヤヒヤしたことがあったが、このイベントではそういうことは一切なかった。
やはりイベントによってモラルなどが違うのだろうか?
続いて出したのは、2024年9月1日のきたコス。
こちらも残暑が厳しく、更衣室と会場が離れていることやメイン解除へ行くために坂を登らなければならず、着ぐるみで参加するのは他のコスプレイヤー以上にハードコアモード。
↑唯一確認できた撮ってもらった写真。
このあとヘッドオフ(着ぐるみの頭を外すこと、割とタブーとされているが身の安全のためであったのでやむを得なかった)をして休んだが、日陰がなく汗もすさまじかったので早々に更衣室へ退散した。
更にその後、筆者は数か月前から話を裏で進めていた琉球大学の学園祭、琉大祭へRyuMoFu(琉球大学の一応のケモノ系サークル)のゲストとしてイファルシアを出した。
琉大祭は学生以外に一般来客も非常に多く、子供の相手の難しさを痛感した結果となる。
子供の目の高さに合わせてしゃがんだりなど、ね。
漫画研究会のスペースにも顔を出して描いてもらった。
実際に着ぐるみ以外のコスイベなどに自分のキャラを出して
結論だけを言わせてもらえば、レイヤー・一般人共に『今のところは』という前置きが入ってしまうが、特に何か煙たがられたりするということはない。
コスプレイヤー同様に受け入れられているとは感じている。
ただ、イファルシアのデザインの影響なのかは知らないがよくポケモンに間違われることがある。
特に多いのがニャオハだ。
筆者は特にそういうのはあまり気にせず笑って流すタイプなのだが、どこをどう見てニャオハだと思ったのかを聞いてみたいところ。
実際に直接聞いたことはないのだが、コスプレイヤーからも着ぐるみは一種のコスプレとして認識されているという一種の説を筆者は提唱する。
広義的に『自分じゃない何かになる』というのは同様だからだ。
それが自らの顔で表現するのか、フルフェイスの被り物をして表現するかの違いでしかない。
海外だとイベント時は街を上げて着ぐるみを歓迎するムードになる場所もあるらしいし、どれだけ信用という名の地盤を固めてきたのかによってその辺は変わってくるかもしれない。
実際に、日本国内でもちるこん、JMoF、おきけも、けものビレッジなどは会場及び会場周辺が着ぐるみのまま出ることを一定のルールを課したうえでOKとしているところは多い。
その他、福島かどこかの旅館は着ぐるみ界隈が多く利用したりしているらしいが……。
これも先人達が各所と培ってきた信用の結果であることに違いはないのだが、より盤石にするも崩すも、自分たち次第だ。
筆者が着ぐるみ界隈外のポジションから見た自身の界隈への印象~単純に撮影する側としてと、一次創作をする側として見た場合
さてここからは筆者自身が着ぐるみ界隈の外、(万年素人の)カメラ・撮影界隈と一次創作界隈から見た着ぐるみ界隈を見ていこう。
これはいわゆる客観視の一つであり、界隈外から見ないと見えてこないことが良くも悪くもある。
撮影する側として見た着ぐるみ界隈
正直言って、日本だけでなく世界中に様々なキャラが点在しており、被写体に困ることはまずない。
中にはダンスをするなど激しい動きをするキャラも居るため、動体の撮影の練習にももってこいだろう。
あとは人間の顔を晒すことがないため、コスプレイヤーのような加工はほとんど必要ない。
それでも現像編集をかけたほうが良い仕上がりになるケースも有り、必ずしも加工が必要ではないと言い切れない点には留意。
着ぐるみ撮影勢の中にはフォトグラファーレベルの機材を有している者も居り、上澄みだけでも技術が高い人は相応に居るはずだ。
一次創作をする側として見た着ぐるみ界隈
正直言って、筆者としてはこちらの方が語りやすいかもしれない。
自分の創作キャラを現実世界へ降臨させたい欲と、自分が創作キャラ自身になりたいという欲を同時に満たすことができる。
また、人様のキャラを見ていても同じ種族でもサブ種族で大きく枝分かれしていたりしていて面白いし、デザインも似たりよったりということもない。
ただ、まれにあまりにも模様が複雑すぎて作画コスト高そうだなと思うキャラもしばしば。
なお、筆者が気になっているのは種族などの設定が8割、残りの2割はなぜこちら側の世界へやって来たのかということ。
前者も大事だが、なぜそのキャラがこちら側の世界へ来たのかというのもそのキャラのアイデンティティを確固たるものにするためには重要だと感じている。
参考までに、うちの3人がこちら側の世界へやって来た理由を書いておこう。
イファルシア→地球の植物の調査のために派遣
フィルス→地球の文明調査として派遣
マフェルリティア→フィルスと同じく地球の文明調査だが、こちらは司書竜ということもあり地球の書物も調査している
3人共、設定上は異界文明調査隊地球支部の隊員としてこちらの世界へ派遣されていることになっている。
また、イファルシアとフィルスはカーバンクルということもあり、かなり厳しい規制をクリアして来ているという設定もあり(創作世界ではカーバンクルを地球などの別の世界へ連れ出すことがガチガチに規制されている)。
どうだろうか?
何かしらの理由があるだけでそのキャラが立ってくる。
強制する訳では無いが、筆者としては「何かしらこちらの世界へ来た理由があるとよりキャラが立つので、決めておくことはおすすめする」という程度にすぎない。
おわりに
あくまでも主観ではあるが、特に着ぐるみがコスプレイヤーや一般人から怪訝な目で見られているということは今のところはない。
ただこれは、着ぐるみ界隈が界隈外で目立った変なことをしていないからという前提条件があるからこそ成り立つものである。
筆者はこれからも、奥ゆかしさを忘れず変なことをすることもなく複数の界隈を渡り歩いていくことになるだろう。