アントマン&ワスプ
アントマン&ワスプを観に行ってきました。
これが実に面白い!前作のアントマン観たのは結構前だよなあと思い調べてみたら、日本公開は2015年ですって。まあ( ゚〇゚)!
確か横須賀で観たのよね、懐かシネマ。
主演の二人、見た目が少し地味なタイプ(褒めてます)ということもあり、マイケル・ダグラスやローレンス・フィッシュバーン、ミシェル・ファイファーといった泣く子も黙る大物俳優たちの存在感が際立っているのも、むしろ僕には好感が持てるところでした。
その普通っぽさというのが、案外この作品がMARVEL軍団の中でも異様な魅力を放っているような気もします。
ストーリーもシリアスなものだと思うのに、随所に散りばめられたユーモアのおかげで、そんなに重く暗い感じにならずに見終わった後も実に爽やか。
んー、良い映画を見たなと思いきや…MARVELお約束の他の作品との繋がりを示唆するおまけ的映像が、インフィニティ・ウォーを見ているのが大前提で描かれていて、それを見ていない人には何が何やらな感じだったのは残念でした。
デ・パルマ監督の大傑作「キャリー」エンディングみたいなのをガチでやっちゃったの?みたく感じてしまいかねないのね。インフィニティ・ウォーを観た人にはワクワクさせるかもしれないけど、そうでないと悲劇的に感じてしまうかもしれません。
1本の作品として終わらせることでの完成度よりも、MARVEL世界の1パーツみたいなことになってしまったのが個人的には蛇足に感じたのだけれど、まあ残念がるのもそれだけ楽しかったということなのかな。
ミシェル・ファイファーもずーっと最前線(ぶっちぎりトップでなく、常に2番手、3番手みたいなポジション)で活躍し続けているのが本当に素晴らしいと思います。
御大マイケル・ダグラスも歳を重ねて凄くカッコよくなりましたね~。昔のギラツキがすーと浄化されているような感じで。年を取る毎にカッコよくなるって素敵だなと。
ローレンス・フィッシュバーンはこんなデカかったっけ?(苦笑)
何はともあれ個人的にはとっても好きです。ヒットしていただきたいなと思いますがいかに。
※ワスプが最強のキャラクターというのもWASP(White, Angro-Saxon, Protestant)という言葉を皮肉った名前だったりもするのかしらと思ってみたりもするけれど、エヴァンジェリン・リリー若しくはミシェル・ファイファーの演じたキャラクターにはそんな深読みしなさんなと笑われてしまいそうだ。
そしていつでも出てくるスタン・リー。お元気な姿を観られて嬉しいやね。
写真は入場者特典でポスター貰いました
[作品情報]
アントマン&ワスプ 原題:Ant-Man and the Wasp
2018年 アメリカ合衆国 マーベルスタジオ 118分
監督 ペイトン・リード
出演 ミシェル・ファイファーほか