気づいたらモラハラされてた⑥

席移動をした日。

前課の次長がやってきて、

「あなたがやっていた仕事のマニュアル、設計課の次長に渡して欲しいんだよね。」

「はい、わかりました。」

→関わりたくないので即答してお引き取りいただく。

でも次長、その仕事、

「本社からきた書類を回してるだけだし、他の仕事も決まったフォーマットに転写してるだけだから、誰でもできるから」

って言ってたよね？

マニュアル要らねーじゃん → 無視。

次に、クソ後輩女が現れ「ゴルゴさーん、これ教えて欲しいんですけど～」

その仕事「マニュアルあるから大丈夫でーす」って言ってたよね？

「あー、マニュアル見て」

「あの、次長にゴルゴさんと相談して決めろって言われて。」

私の眉間に思いっきりシワよる。マニュアルに相談しろや！

「うーん、じゃ次長に相談して(次長が何でも知ってるはずだから～)」

→ 撃退。

しかし、このクソ後輩女はその後も懲りずに「この仕事を一緒に解決して欲しい」とメールしてきた。

→ 「忙しいから無理！」断固拒否。
実際、異動先で忙しかった。

一緒に解決した処で、手柄は全部彼女のものになってしまうし、これまでも私が出した提案を横取りした前科アリなのだ。

部長を筆頭に前課のメンバー全員、絶対許さないと心に誓う。

正直、この頃毎日悔しくて泣いていた。
情緒不安定になり、夜中に目が覚めて寝られず、横で健やかに眠る娘の手を握って気持を落ち着かせた。

そうだ、私には家族がいる。
話を聞いてくれるダンナがいる。
家庭円満で良いじゃないか？
仕事も家庭も上手く行くなんて欲張りですよ～！
自分に言い聞かせる。

ー それにしても ー

真面目に仕事に行って、黙って仕事をしているだけなのに
この仕打ちは酷すぎないか？
私、何かした？
部課長が自分の好みでクソ後輩女を「推し」ていることは分かっていたので、どうにも仕様がなかった。