気づいたらモラハラされてた②
「ゴルゴさん、面接うけたことあります?」
去年末に同じ課の後輩女子に聞かれた。
「ないけど。」
「あー、そうなんですねー、私 受けないといけなくて~」
(は?)
面接とは、昇格面接の事である。
面接資格は上司の推薦で得られる。
つまり、彼女は課長から推薦されたんである。
今の課になって8年目の彼女、私は20年で、正直彼女より仕事
を知っている。
課長が前回の面接時に聞いてきた
「これからどうしたい?」
の言葉が引っかかった。つまり、彼女を推薦したかったので、
私には「どうしたいか?」と聞いたのだ。
彼女には「君を推薦したい」と話したに違いない。
彼女が本社で面接を受けるまで1ヶ月程あり、その間にも
一般面接(3ヶ月ごとに1回)で私は課長と会議室で向き合った。
「私がやってる会社の知的財産権の処理と、
省庁に申請する仕事は、現状 私しかできないに、何で査定が低いんですか?」
課長は
「知的財産権の仕事は本社からの書類をただ回してるだけだし、省庁への申請は決められたフォーマットに記入してるだけじゃん」
えっと、そんなことないんですけどね。
それぞれある程度の知識が必要なんですが。
課長のこの言葉に呆れて何とも悲しい気持ちに。
ダメだコイツ、もう1人の女子を推薦する為に、
どうしても私が出来ない奴だということにしたいらしい。
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