(メギドPvP) Rバルバトス編成
第二回前田光世杯で使用したRバルバトス軸編成の詳細解説です。本稿では、メギド8柱からなるチーム全体を「編成」、その中から実際に戦う5柱を「選出」という単語で表現しています。
基本コンセプト
RバルバトスのMEを活かしてアミーで相手のベルゼブフの全体化を解除して、自陣の防御無視ベルゼブフとブリフォー or Rジズ奥義の2択を迫っていくのが基本戦術です。
RジズLのジズブフやBハックLのハックブフも強力な選択肢なので、相手の選出読みがし易いのも運用上の大きな利点です。
個別解説
それぞれのメギドの役割を説明していきます。
Rバルバトス (オーブ自由)
ME役。自動湧きのスキルでマナナンガル戦旗を発動させちゃったりするのはご愛嬌。実は奥義は大協奏じゃなくても響撃ダメージなので、コロッセオ下でも回数バリアや無敵を無視できたりする。
オーブ:ベルフェゴール対策のカラミティエッグ、バリアを剥がしつつ攻撃できる残党兵長など。
ブリフォー (エルタニン)
元々は自由枠だったが、コロッセオ下でのエルタニン→マスクドフォラス→(チェイン)→ブリフォースキルがあまりにも強力すぎたのでRジズを押しのけて基本選出枠にまで出世した。RジズLのときでもエルタニン撃つためだけに選出されることすらある。
Rジズ (オーブ自由)
サブプランとしての暴奏。相手にハックやアンダカやRダンタリオンがいてベルゼブフとブリフォーに両対応されそうなときに出す。暴奏プランも自身かRバルバトスのどちらをリーダーにするかの判断は難しい。
オーブ:耐久力を上げるジャズィー・パワーアンプ、CインキュバスやRダンタリオン対策のヨハネス、めまい対策のソレントが基本。シェルドレイクはナベリウスに確実に先行するため。
アミー (マスクドマッド)
素早さ+20%MEを踏むことでアムドゥスキアスよりも先に列攻撃を繰り出せる。仕事はそれだけなのだが、2T目はだいたい放置されるので3T目に超火力のマスクドマッドが撃てるのも地味に嬉しい。コロッセオ下での行動順がブリフォー→アミー→フォラスなので、相手にCラウムがいる場合はエルタニンで発動した根性をアミーでとどめ刺したあとにマスクドマッドに繋がる。
フォラス (マスクドマッド)
コロッセオ下で4500ダメージとか出しながらブリフォースキルにチェインする。怖い。
コロッセオでも暴奏でも強力だが、有利対面をイージーウィンに変えるタイプなので勝率を上げることに繋がってるかは正直微妙か。
ベルゼブフ (チーフブレーダー)
ヘイトタンク兼殴り役。ジンファンを持ってるなら種族:獣でエージェント偽装出来るからそっちの方がよさそう。盾役と割り切るならモグラマグラで2重偽装とかも面白いかも。
Bハック (マスクドマッド)
ハックブフ選出を匂わせることで相手に対策を強要するのが一番の仕事。ベンチに座ってるだけで仕事してくれるタイプ。ベルゼブフの強化スキルでタナトスブリフォーくらいの耐久力なら倒せるので、意外と使い道は多様。
自由枠
この枠のメギドにスキル渡してる余裕あるのかは微妙な気がするので、実運用上はアリトンかナベリウスが扱いやすいかも。
フルーレティ:ジズ・ブリフォー・ベルフェゴール・アクィエル対策。使用感はとても良かったが、耐性オーブ持たれると無力なのがツラい。
アリトン:ネルガルPTに単体火力でゴリ押されるのがキツかったので。
Rダンタリオン:対ブリフォー兼削り役。覚醒減少が半丁バクチなのが個人的には好みじゃない。
セーレ:ジズL時の状態異常対策とベルゼブフの加速ME役を兼ねられる。
ブニ:対ジズブフでゴリラ鍋より先にかばうを貼れるが、一瞬で落ちる。
アガシオン:防御貫通を無効化する盾役。コロッセオとは相性が悪い。
マナナンガル:上手く使えたら強そうだけど、プレイング難度上がりすぎて断念。ブリフォーとも噛み合いが悪い。
オリアス:ねずみ化は全てを解決する。
アムドゥスキアス:ジズL選出を重視するならありかも。
ナベリウス (アームストロング):フォトンを選ばない単体火力。これもジズLで出したい。
ベルフェゴール:範囲攻撃メタとして。試したことはないけど相手のプレイングを窮屈にできそう。
グシオン:妨害役としてはかばわれてしまう分オリアスの劣化だが、暴奏時に音符を出せるのとグシオンLベルゼブフという選出パターンも作れるのが差別点。
ユフィール:状態異常対策として。RバルバトスMEで加速できるのもgood。
選出パターン
相手の編成次第でアミーやフォラスをBハックや自由枠メギドと交代させます。アムドゥスキアスやネルガルの有無がこの入れ替えの基準になることが多いです。
基本選出。ジズブフ相手には必勝レベルで相性が良く、自由枠をうまく使えばネルブフとも有利に立ち回れると思っていたけど最近某ジズブフ使いの人に全く勝てなくなった。アンダカ・アミー・Rダンタリオンなどで列攻撃を絡めてブリフォーとベルゼブフの両対応をされるとつらい。
基本型の暴奏ver。奥義までの1ゲージか2ゲージかで発動難易度に天と地ほどの差があるため、コロッセオ型よりもフォトン取りが窮屈。この型の利点は前列後列でタゲが分散しているため列攻撃に強いこと。
シンプルなジズブフ。アミーの素早さをMEで補助する必要がない相手に出す。Bハックを入れてタナトスやブリフォーを1撃で落としながら暴奏起動などの選択肢もある。
ハックブフ。対策できていない相手にイージーウィンできる。例えばタナトスLの爆弾パはマナナンガルが動く前にタナトスを落とせるのでこの選出をちらつかせるだけで相手は出せなくなる。
ブリフォーミラーでA劣化をかけながらこっちが一方的に素早さマウントを取る裏芸。この選出をすることはほとんどないが、一応こんな事もできます程度に。
運用のコツ
この記事を読んで「自分もこの編成を使ってみよう!」と思ってくれた人のために運用のコツというか選出のしかたを書いておきます。
① 8割くらいの相手にはコロッセオ基本型で互角以上に戦えるので最初はこの5柱をひたすら選出する
② コロッセオ基本型で相性の悪い相手が分かってきたら、その相手に対してブリフォーとジズを入れ替える・自由枠メギドを入れる・ジズLのどれが有利か考える
③ 相手がBハックL選出への対策が甘いと感じたら積極的に出す。「こいつどうせBハック出してこないだろ」と思われたら脅しの意味がなくなるので多少不利だと思っても定期的に選出する
この編成のキモは「強い2択を相手に押し付けられているか?」「相手の選出を誘導できているか?」の2点なので、相手の選出を見ながらそれがちゃんと出来てるのかを意識するのがいいと思います。
別に読まなくてもいいこぼれ話
実はこのRバルバトス編成の原型はBバティンがリーダーだったりします。チェインがベルゼブフに飛ばなくて「特性で攻撃力下げるオーブないかな…」って探したけどなかったです (当たり前だろ)。
お蔵入りになりかけたところで「RバルバトスとRジズで同じことできるじゃん」と気付いて試したら予想以上に強かったので本格的に組んでいくことになりました。BバティンのLMEの攻撃力upがなかったらこのRバルバトス編成も産まれなかったかも…と思うと感慨深いですね。
コンセプトが決まり編成を仮組みしたらいざ実戦、コロシアムの猛者たちと闘いながらブラッシュアップしていくわけです。その中でも特にコロシアム最強プレイヤーと呼び声高い妖精さんとは何回闘ったかわからないくらい勝ったり負けたり負けたりを繰り返し、その過程でこの編成はどんどん磨かれていったと思います。
あちらの編成は完成度が高く8枠全てがしっかり決められている一方でこちらは発展途上で自由枠が2つあり、「自由枠にこんなメギド入れてバッチリ対策したぞ!」「じゃあこっちは選出変えて有利対面とるね」「うーん、だったらこのオーブ変更して対応できるようにするか…」といった感じでお互いに編成と選出をこねくり回しながら殴り合いを通じて会話をしているようで最高に楽しかったです。