ボビーよ。お前もこじらせたな。vol.1
ボビージョンズ。そう球聖だ。その唯一無二の多分これまでで最もシンプルにゴルフをした彼が、down the fairwayやbobbyjones on Golfという、本を出している時点で。だいぶこじらせている。ただ、彼が言いたことはこれだ。
そうなのだ。これこそが、ゴルフの真実でありこれ以上でもこれ以下でもない。
その後に、つらつらと繋がる文章や考察、理論は全てこの一言に集約されてしまうのだが。ほとんどのゴルファーは、特にへたくそは。この究極の目的すら忘れてしまい。ただ、漫然と球を打つ。もちろん近づこうとしているらしいが、何を持って近付くということなのか。そこが重要であり。究極なのだ。
先に言っておくが、「グリーンに向かって届きそうなクラブで打つことが近付けることではない。」目的地に到着するための、実際の近道は遠回りすることだってある。より少ない打数で近付くということが、矛盾を含んでいることをついつい忘れがち。
例えるのであれば、東京駅から伊豆半島の先端に行くのに目的地をナビで設定して、大体は、車なら高速道路で厚木で降りるか、それとも沼津で降りるかを判断する、新幹線なら熱海で降りて、バス、レンタカーなどと選ぶはずなんだが。最近のナビシステムは、乗り換えが最も少なく短時間な道のりを教えてくれるとは思う。
下手なアマチュア一般は、直接熱海に飛んでいけるかの如く、海に沈むと言ったら良いだろうか。プロゴルファーはヘリコプターみたいなものだからきっと飛びつつ行けるけど、アマチュアの最大に下手な人は、歩きを選択した方がもしかしたら早いケースもある。パターだけみたいな。つまり、行き先がある程度コントロールできるものである必要があるということだ。
勘違いしないで欲しいのは、よく言う、360ヤードだったら、180ヤード2回で良い的な話ではない。道がとてつもなく広ければ、どこに飛んで行こうが前に飛ぶ分には、次の距離が短くなるのは必然だ、なのに。ちょっと知恵のついたへたくそは、とりあえず7番アイアンで的な話をするが。そんな話ではない。
第一章の究極の目的に書いてあったことよりも、その後のグリップの仕方や、腕の使い方に目を取られている人が多いかもしれないが。いや、そもそもこんな本を読んだことない人がほとんどかもしれないが。世界で一番有名なイケメンで優秀なゴルファーであるから、暇なら読んだ方が良い。ただ、こじらせているので、こじらせている人しか読みにくい。笑
ボビージョーンズとは?NEKO風にいうと。
ボビー・ジョーンズって、ゴルフ界では本当に伝説的な人物。1902年に生まれて、ゴルフを始めたのは子供の頃。彼はプロじゃなくて、ずっとアマチュア、その実力は本物で、プロゴルファー顔負けだった。俺的にはアマチュアでできたってことは貴族気味だろと思ってる。
ただ、唯一「グランドスラム」を達成してる。これは、その年に行われる4つのメジャートーナメント、全英オープン、全米オープン、全米アマチュア選手権、そして全英アマチュア選手権、全部で優勝した。今はグランドスラムは、マスターズ、全米プロ、全米OPEN、全英OPENだからちょっと違うけど。1年のメジャーを全部勝ったってのはすごいこと。
でも、ボビーはプロとして活躍する道を選ばずに、法律家としてのキャリアを歩みつつ、ゴルフを楽しんだ。(ちなみに、こじらせた=楽しんだ)あと、彼が設計した「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」は、今でも毎年マスターズ・トーナメントが開催される、ゴルフ界の聖地みたいな場所になってるってわけ。4月のマスターズウィークだけは、ゴルファーにとってみれば必ず見たいイベントの一つ。会社員時代、マスターズなんで休みます。って謎に金曜日から月曜日までテレビを見るために休んだっけw。
彼のスポーツマンシップやゴルフへの深い愛情は、今でも多くの人に影響を与えていて、まさにゴルフ界のレジェンド。多分、イケメンすぎて仲良くなれないかもしれないけど、こじらせ方は超一流なんで大好きなゴルファーです。
興味ある方は、本でも、映画でも(映画は、ボビージョーンズ 球聖と呼ばれた男)でぜひ。
NEKO的には、ボビーの使っていたパターがカッコ良すぎて、いつか自分のパターには、リボルバーリリーってつけたいなって思ってます。
ちなみに伝説のパター「カラミティジェーン」は、伝説の女性のガンマンの名前をとったいわゆるL字型のパター。今となってみれば、そのパターを使えば入るって可能性はなんとも言えないけど。まぁゴルフの道具の伝説には男の子としては憧れちゃう話です。
次の「ボビーよ。お前もこじらせたなvol2」 は。ゴルフとフィジカルと感性の話について。ではでは。またね。