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2030年、映像クリエイターが最強の副業になる。一生モノの稼げるスキル

ビジュアルコミュニケーション時代の到来について

スマートフォン一台で映画が作れる時代が、確実に近づいています。かつて、高価な機材と専門的な技術が必要だった映像制作。しかし2030年、この世界は大きく変わります。AIとテクノロジーの進化により、誰もが自分の視点で物語を語れる時代が訪れるのです。そして、その変革期に早くから身につけた「映像力」は、一生涯のスキルとなり、かつてないほどの価値を生み出すでしょう。世界のカメラメーカーをリードする日本だからこそ、今、私たちにしかできない大きなチャンスが広がっています。


新時代のマストスキル

これまでの必須スキル(英語力、ITスキル、健康管理)に加え、今後はビジュアルコミュニケーション能力が極めて重要になります。InstagramやTikTokの普及により、言語を超えた世界的なコミュニケーションが可能になってきており、「百聞は一見にしかず」の時代となっています。

2008年、映像表現の革新点

2008年は映像革命の年でした。フルHD動画撮影対応の一眼レフカメラ(Canon EOS 5D Mark II)とiPhoneの登場により、プロでなくても高度な映像表現が可能になり、静止画と動画の境界が曖昧になりました。

映画制作、スマホで実現へ

今後7年で、スマートフォンや小型カメラでも映画レベルの映像制作が可能になると予測されます。これはパソコンの普及期に似た大きな変革期となるでしょう。iPhone 15 Proでもすでにログ撮影に対応するなど、その兆しが見えています。

誰もがクリエイターになれる

この変革により、一般の人々も映画クリエイターになれる可能性が広がります。ストーリーテリング、ドキュメンタリー、パーソナル映画、プロフィール短編など、様々な表現方法が生まれるでしょう。

技術習得は今がチャンス

しかし、この波に乗り遅れないためには、今から撮影技術を学ぶ必要があります。将来的に撮影が自動化されても、マニュアル撮影による高度な表現力が差別化のポイントとなります。

日本の強みを活かす時

日本はカメラメーカーの本場という優位性があります。人の成長には7年程度必要とされますが(シュタイナーの7年周期説)、今からビジュアルコミュニケーションスキルを磨くことで、来るべき新時代に備えることができます。

シュタイナーの7年周期説とは

シュタイナーの7年周期説は、人間の成長と発達を7年単位で捉える考え方です。オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱したこの理論では、人生を7年ごとの周期で区切り、各段階で特徴的な成長や変化が起こると説きます。0-7歳は身体的発達、7-14歳は感情的発達、14-21歳は思考の発達という具合に、7年ごとに異なる側面が開花していくとされています。さらに21歳以降も、28歳、35歳、42歳というように、7年ごとに新たな人生の節目を迎え、それぞれの時期に応じた学びや成長の機会があると考えられています。この理論は、教育や自己啓発の分野で広く参照され、人生の転機を理解する一つの視点として活用されています。

実践的スキルを身につけよう

これらの状況を踏まえ、今後の連載では、新時代を生き抜くための実践的なビジュアルコミュニケーション術をお伝えしていきます。副業としてのカメラマン、エディター、映画監督などの可能性も含めて解説していく予定です。

まとめ

  1. ビジュアルコミュニケーション能力が、これからの時代を生き抜くための重要スキルとなる

  2. 2008年のカメラ革命に続き、2030年には誰もがスマートフォンで映画級の映像制作が可能に

  3. 映像クリエイターの敷居が大きく下がり、一般の人々にも大きなチャンスが生まれる

  4. 自動化が進んでも、マニュアル撮影のスキルが差別化のポイントとなる

  5. 日本のカメラ技術という強みを活かし、今から始めることで確実に成長できる

  6. 副業としての可能性も広がり、一生モノのスキルとして収入を生み出せる


次回からは、スマートフォンと一眼レフカメラ、それぞれの特性を活かした実践的な撮影テクニックをお伝えしていきます。あなたの「映像力」を最大限に引き出す、具体的なメソッドをご紹介。次世代のビジュアルクリエイターとして、一歩を踏み出す準備を始めましょう。

これから7年後、今よりもさらに深化しているビジュアルコミュニケーション時代に取り残されないために、今から必要なスキルや考え方を身に着けていってほしいと願ってやみません。

また、副業としてカメラマンやエディター、コンポジター。そして、いまや特別な機材を使う必要がなくなった映画監督に至るまで、「職」としての可能性も広がります。

高城剛

参考:高城未来研究所『Future Report』Vol.655


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