見出し画像

スイング理論の移り変わり(イメージとリアル)

おはようございます。

「スイング理論が昔と今で全然違うのはなぜ?」
「昔の選手と今の選手は打ち方が違う?」

こんな話題が多いですよね。

この記事の見出し画像にその根本的な理由と、本当はどうなのか、というのを表す図を添付しました。

まず、手軽に動画が録れなかった昭和から平成中期までのスイング理論はどうだったかというと、トップ選手たちの経験的に、感覚的にうまくいっているイメージをそのまま言葉で伝えるということが主流でした。

つまり、現実にどんな風に体やクラブが動いているのかが不明だった時代です。

実はこの方が、つい最近までの、下手にデータが取れてしまって現実が分かった時期より良かったんじゃないかと思っている小澤です。

その理由が2番目の、平成末期です。

データが取れるようになり、動画も録れるようになり、youtubeが爆発的に発展し、つまりトップ選手がどんな風にスイングしているのかが明確に分かるようになってきた時代です。

そして多くの方がスイングを崩壊させていきました。

え?

ここで大きな問題が発生してくるのですが、クラブや体は、多くの場合イメージ通りに動いてくれない、むしろ逆の動きになってしまう物理的な性質があまりにも多すぎるのです。

つまり、こう動きたいよねっていうリアルが明確になってしまったがために、そのリアルを追っかけてスイングを作ろうとした結果、悪い方へ悪い方へスイングが向かってしまう(トップ選手のリアルの反対側へ向かってしまう)という現象が多発したのです。

では、令和はどこへ向かっていくべきなのでしょうか。

温故知新というわけではありませんが、「リアルを知った上で、そのリアルを達成するためのイメージは物理的にこっち(全然違う出力)だよ」っていうのを理解して練習していくということです。

イメージ作りには故人(失礼)の経験的にうまくいった言葉が役に立つ場合もあります。

現在はまだまだデータ主義で、自分のスイングのデータとトップ選手の平均という良いんだか悪いんだかよくわからないデータを比較し、

「ここがずれてるからここを修正しましょう」

っていう直接的な改善が中心なのですが、はっきりいって無意味です。

そのデータの差を埋めるための方法は、そのデータを埋めるように意識して降ることではなく、なぜそうなってしまっているのかというもっと根本的に違ってしまっている間接的な原因を見定めて改善していくということが必要なのです。

体幹の動きのデータの違いは末端の使い方が原因だったり

具体的に言えば前傾の維持が出来ないのがフックグリップが原因だったり

リリースの方式を早期ヒンジから背屈回内に変えたらアーリーリリースや正面インパクト、スティープ 軌道が直ったり

そんなことのオンパレードなのです。

データの差を埋めるのはデータの精度ではなく、「物理的思考」です。

データの精度が上がってデータを読める人が増えたところで、スイングを直すための情報は一向に増えていかないのです。むしろ悪い方向に進むリスクばかりが増えていきます。

というところで今回は終わりにします。

データ主義時代からそろそろ次のステージにいきましょう。

☆ゴルフスイング物理学を学ぶ2つのオンライン講座「WEB講座」と「メンバーシップ」

・WEB講座は入会金(30,000円)のみで、過去動画からこれからアップデートされていくすべての動画をご視聴いただけます 

・youtubeのメンバーシップは月額2,990円で、12月18日以降の動画をすべてご視聴いただけます

>>WEB講座へのご入会・お申し込みはこちら
https://golf-physics.off-the-wall.co.jp/trial/

>>メンバーシップへのご登録・詳細はこちらhttps://www.youtube.com/channel/UClAmofZ_thjVTbOfljY7Fug

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?