クラブセッティングは何をフローさせたいか。はたまたフローさせないか。
おはようございます。
クラブセッティングって難しいですよね。
そして楽しいですよね。
考えても考えても、ただただニヤニヤが止まらなくなるだけ。
最強のセッティングが出来上がったんじゃないかと妄想し、
その妄想は1ラウンドでただの妄想だったと気付かされ、
またクラブレビュー系のyoutubeを眺め、
中古ショップやメルカリを眺め、
余裕のある人は新品をポチポチしている。
余計な数字合わせがね、本当に余計だと気づく。
でも合わせたくなりますよね。
長さフロー
重量フロー
振動数フロー
ロフト、ライ角フロー
慣性モーメントフロー
キックポイント(超ざっくり)
上にあげたようなフローってね
結果のフローではないんですね。
でも揃えたら結果がフローしそうな気がしてしまう。
「振り感」が揃いそうな気がしてしまう。
「結果のフロー」とはなにか?
例えばキャリーのフローですね。
50°〜4番UTまでのキャリーが10ヤードずつ上がっていくフロー。
これは美しいですね。計算しやすい。
パワーヒッターなら15ヤードずつとか
技巧派な方なら7ヤードずつとか。
つまりドライバーという最大距離が200ヤードなのか300ヤードなのかによって、ショットに使う13本のクラブを均等に距離でフローさせると、
何ヤードずつキャリーの階段ができるのか、なんとなく見えてくる。
キャリーで計算するのはまぁ4UTとかが限界で、それより大きいクラブはランが増えていくので、キャリーのフローだとトータル距離のフローはけっこうギャップが出てくる。
「トータル距離のフロー」を揃えるという考え方もひとつのセッティングの目的の形になりますが、これもパワーヒッターかそうでないかで変わるところかもしれませんね。
ドライバーのヘッドスピード47とか超えてくると、ほぼほぼキャリーでの計算になるし、40前後となると、だいたいのクラブはランが出るので、トータルの距離の方が重要性を帯びてくる。
「振り感」が揃っている というのも目的の一つかもしれない。
しかしこれに関しては、一概に揃えることを善とし、揃ってないことを悪とするのはどうかと思うのです。
クラブって番手によって目的が違うわけですね。
ウェッジとウッドでは目的が違う。つまり振り方も違う。
なのに「振り感」が揃っている必要があるのかどうか。
まぁ7〜5アイアンとか
8、9アイアンとか
比較的目的が近くてモデルも同じクラブに関しては
なるべく揃っててほしいところではある。
しかしながら
ちょっとアッパーに入れたいからこの振り感、しなり感
少し手首周りを固めて打っていきたいからこの振り感、しなり感
マン振りを気持ち的に抑制するために、やや重め、柔らかめに
そういった、不揃いなセッティングにするメリットがあったりするわけです。
目的は、ターゲットに狙った弾道で止まる球を打つこと
ですから、振り感が揃っていることがその上位の目的に対して良い手段なのかどうかは考えなければならないですよね。
しかも振り感を揃えるっていう呪縛から逃れた方が、どう考えても実現可能な世界となる。(どう頑張っても揃わないんで。)
そんな中で、
長さフロー
重量フロー
振動数フロー
ロフト、ライ角フロー
慣性モーメントフロー
キックポイント(超ざっくり)
もう一回考える必要がありますね。
長さ、ロフト、ライ角
この辺はダイレクトに弾道や距離に影響してくるわけですが、
まぁモデルによってロフト揃えても距離はばらつくし、
ライ角もシャフトがしなればインパクトでは変わりますから、
必ずしもフローしてると結果揃うわけではない。
重量、振動数、慣性モーメント
この辺は噂の「振り感」に影響してくるわけですが、
「振り感」を揃えるという呪縛から逃れると、
意味は半分になってくる。
しかし「振り感」よりも重要なパラメータがある。
「当て勘」である。
自分が思ったところにヘッドの芯が向かってくるかどうかである。
なんかトップしたりダフったりするクラブ
なんとなくミートしやすいクラブ
ミートしやすいクラブで揃っているというのが、
「当て勘」が揃っているセッティングということです。
ここに
重量、振動数、慣性モーメント、キックポイント(超ざっくり)
(あと見た目w)
とかが影響してくるわけですが、
これも上の数値を揃えたからといって、当て感が揃うとも限らない。
ざっくり全体が適当に揃ってた方が良いような気はする。
でも当たらないものは当たらないし、なぜか当たっちゃうやつは軽かろうが、柔らかかろうが、当たる。
きっと軽さを他の要素がうまく打ち消してくれているだろう。
きっと柔らかさを他の要素がうまく打ち消してくれているだろう。
要するに打ってみないとわからん。
打ちながらちょっとずつ鉛を張ったりしながら調整して、
ダメなら諦める。
僕なりの結論です。
「振り感」は諦める。w
そして「当て勘」は大事にする。
数値は半分無視する。
そして、キャリーまたはトータル距離という、結果は欲しい距離になるように組む。(フローさせろというわけではない。)
ドライバーが300ヤード
ウッド(3とか4とか5とかはどうでもいい)がトータル260ヤード
UT(3とか4とか5とかはどうでもいい)がトータル230ヤード
そこからキャリー
200 5i
185 6i
170 7i
155 8i
140 9i
125 PW
110 AW
95 SW
遊び用の60°
パター
あれ?13本か・・・
あとはチッパーかキャリー210の4鉄、スティンガー用の3鉄あたりを趣味で入れておく感じですかね。
ロフトも正確にフローさせません。キャリーが揃うなら途中3°差になろうが5°差になろうが、きっとシャフトのしなりや「振り感w」で変わってるので、とにかくキャリーだけみながらロフト調整をします。
つまりキャリーが測れる環境でロフト調整をしてもらうのが一番良いです。
ご参考までに!