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【ゴルフ】女子プロの試合を見に行こう~スコア100切りの先へ#54~

橘です。100切り前後で足踏みが続くアナタへアドバイスを贈る本コラム。今回のテーマは「生観戦」。アナタは生でプロのスイングを見たことありますか? プロとアマチュアでは世界が違うと思うかもしれません。でも女子プロなら学びは多いですよ。

女子プロと男性アマの飛距離は同じ

最近の女子プロはトップレベルだとメチャ飛びますが、以前は女子プロと男性アマの飛距離は同じぐらいといわれていました。私は(生涯ただ一度になると思いますが)栃木女子オープン(主催:栃木県女子プロゴルフ会)のプロアマにエントリーしたことがあります。同伴した女子プロはノンシードではあるものの、雑誌でもたまに見かけるベテランさん。そして飛距離はだいたい同じでした。こういう機会はそうそう得られるものではありませんが、誰しもが簡単にプロのゴルフを身近に見ることは可能です。ツアー競技の観戦です。

石坂ゴルフ倶楽部で初の生観戦

石坂

いまは生で観戦できる機会が少ないのでアレですが、私が初めて女子プロの試合を見たのは、2019年7月の最終週、石坂ゴルフ倶楽部、契約の関係で最後の開催となった「センチュリー21レディースゴルフトーナメント」でした。いまやオリンピック女子代表選手まで成長した、稲見萌寧選手が初優勝を飾った試合です。

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会場へ足を運んだのは、2日目の土曜。朝7時にコース入りして練習場、パッティンググリーン、アプローチ練習場と一回りしたあと、クラブハウスから一番遠いパー3のホールに移動。ティーイングエリアの真横に陣を取りました。1番組から2時間、だいたい12組36人のティーショットを見たことになります。

13番、打ち下ろしの長いパー3

13説明

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これは当時意図したことではなかったのですが、結果としては正解でした。まずティーショットを間近で見られるのは当然ですが、打ち下ろしだったため、各プロがどうやってラインを読んでパットするか、動きがよく分かったんです。ラインの逆から見るのは当然ですが、意外と横位置からも時間をかけてみていました。なるほど。

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パー3ですから、前の組がホールアウトするまでティーショットは打てません。メジャー大会みたいに10分間隔とかではないので、そこそこ詰まっていました。そして予選通過がかかる2日目。ほとんどの選手が談笑などしていません。むしろピリピリした感もあります。考えてみたらまだ前半、序盤。予選通過はもちろん、展開次第で上位進出も狙えます。

この試合は毎年会場がかわるサーキット方式。契約の関係で2020年以降は開催されません。そのため多くのプロにとってスキップしやすい。事実、シード選手が参加を見送っています。とくに全英女子オープン参加選手はだれひとりエントリーしませんでした。だから私が見た選手の多くはノンシード。ここで一気にいい成績を納めてシード入りするためには、大切な試合、重要なホールだった訳です。そりゃ真剣モードになりますね。

スイングスピードに驚き

一番の衝撃。それはスイングスピードがメチャメチャ遅いこと。テイクバックがゆっくり。トップできっちり静止。ダウンスイングもゆっくり。それでもちゃんと飛んでます。加減しているように見えません。ヘッドスピードもきっと40m/s以上はあるはず。

使用クラブは大半がユーティリティでした。女子プロでもスイングが早く見えるのは、普段テレビ越しで見ているのがドライバーが多く、そのイメージのせいでしょうか。しかし生で見た女子プロのスイングの遅さは驚きとしかいいようがない。普段自分のテンポがいかに早すぎるか痛感しました。そうです。クラブを早く動かさなくても、ミート率が良ければ十分に飛ぶのです。というか、私達アマチュアはクラブを早く振ろうとし過ぎなんですよね。

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以上は私の気付きです。特定のプロを追いかけたら、それはそれで気付きがあると思います。アナタもぜひプロのスイングを生で体感してみてください。やっぱり「生観戦」っていいですよ。はやく制限なく女子プロの試合が見られるようになればいいですね。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。私自身は単なるサラリーマンゴルファーでしかないのですが、アマチュアなりに気が付いたこと、学んできたことを、アマチュアなりの目線でお話しさせていただきたいと考えております。引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

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