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医師国家試験🥼exploitする

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こんにちは!

goleiro.tikです!

今回は先日行われた第119回 医師国家試験について書こうと思います!

6年間の医学部生活の集大成として、
国試を受験してきたので今回はそのリポートになります🔥


はじめに

まず初めに、僕の素性について明かしていなかったので軽く紹介します。

大阪出身で地方国立医学部に進学、
来年度から大阪で初期臨床研修医として働くことになっています。
※合格発表待ちです🥶

3/14(金)の合格発表まで束の間の休息中ですが、記憶が新しいうちに振り返っておこうと思った次第です。


自己採点結果

まず国試の日程ですが、2日間にわたって行われ、
1日目にA, B, Cブロック、2日目にD, E, Fブロックの合計6ブロックが実施されます。
A, Dはパンリンの各論、C, Fはパンリンの総論、B, Cは必修となっています。

国試の合格基準ですが、
⚫︎必修
80%以上。
必修一般 1点×50問、必修臨床 3点×50問の計200点満点で採点される。

⚫︎一般・臨床(パンリン)
相対評価でボーダーが設定される。
近年は75%前後で推移。
1点×75問×4ブロックの計300点満点で採点される。

⚫︎禁忌肢
(例年は)3問以下。
患者に重篤で不可逆な障害を残してしまったり、死に至らしめてしまう可能性がある選択肢を4問以上選択した場合は必修、パンリンの得点に関わらず不合格になる。

この3つを全て満たすと合格になります。

受験生は全国の医大の卒業生で、例年1万人強が受験します。
合格率は驚異の90%で、『なんや簡単やん!』と思えますが実際はそんなに甘くありません。
対戦相手は医学部受験を潜り抜けた受験の猛者達で、試験範囲も医学全範囲と膨大です。
しかしながら、近年は映像授業の発達により合格最低点の高得点化が進んでおり、ミスが許されない試験になっています。

みんこれの自己採点結果

さて、僕の得点ですが4サイトで自己採点をして1番点数の高かったやつを載せておきます笑。

必修はどのサイトも90%オーバーで余裕がありましたが、パンリンはかなりバラツキがありました。
300点満点で、
みんこれ: 272点(90.7%)
MEC: 272点(90.7%)
m3: 269点(89.7%)
講師速報: 267点(89.0%)

でした。
せっかく頑張って勉強したので90%にのっていて欲しいです!
合格発表まで本当の正答はわからないのでもう少し待ってみましょう。

禁忌肢判定はみんこれのみ存在し、1つも踏んでいないようでした。

とにかく合格はしていそうで一安心です😮‍💨

講師速報 問題ブロック別正答率(%)

受けてみた体感として、難しい順にF>A>C>Dで得点率も同じ順番でした。

最後のFブロックは1番最後のブロックでもあり体力的にもかなり限界でしたが、なかなか骨のある問題が多くかなり失点してしまいました。

総括としては、
去年よりは難化したが難易度は例年並みかなと感じました
去年は5年に1度の出題範囲改訂後の初年度ということもあり、易化しボーダーも過去最高となっていました。


国試をexploitする🥼

やってきた対策を全て書くと膨大な量なのでここでは、
直前期までの大まかな勉強のスケジュール
直前期の過ごし方
の2点に絞って書こうと思います。


年間スケジュール

国家試験の対策はいつから始めたか?』と問われたら、『4年の4月から』と答えます。

3年までは大学の試験で基礎医学について勉強し、4年から本格的に科目別の各論が始まります。

僕の場合はそれに合わせて、4年から国家試験用の動画教材で勉強を始めました。
4年ではCBTという全国共通のコンピュータ試験とOSCEという実技試験があります。

4年では、CBTに向けて国家試験用の動画を全て観ました(公衆衛生は除く)。
クエスチョンバンク(以下、QB)はCBT用のものがあり、それをひたすら回していました。


5年では、年間を通じてポリクリと呼ばれる病院実習が始まります
かなり忙しくなりますが、これまで勉強してきたことを実際に経験することができ、本当に多くのことを見て学ぶことができます。
これから5年生になる人は、是非ともたくさんの症例に触れてください。
実習で身を持って学んだことはきっと自分のものになるでしょう。

国試対策に関しては5年の間に、QB掲載問題約6,400問のうち、1周目問題にあたる約2,400問は解き切りたいです。
動画教材に関しても残っているものがあれば観てしまいましょう。
公衆衛生は6年の前期に始めれば十分間に合います。CBTなどの必要に応じて必要な分だけ演習するといいでしょう。


6年は、就職試験で筆記がある勢はそれに間に合うように国試対策を終わらせます
弊学では6年の7月末までスーパーポリクリ(通称スーポリ)があったため、時間の捻出がかなり苦しかったですが、なんとか次のことをやり切りました(     )

1周目問題全て(公衆衛生は除く)
これを5年生でできるだけ進められていたら6年ではかなり余裕を持てたかなと思います。
更新されたものも多くあり、動画だけはほぼ2周目を観ました。
(演習に関してはそんなにうまいこといきませんでした😇)

直近5+1年分の過去問の残り
僕らの場合は、113〜117+118回です。
400問×6年分=2,400問
とかなり多く感じますが、ほとんどが1周目問題に含まれるので実際に残っているのは2,400問のうち1/3〜1/2ぐらいの量です。サクッとやってしまいましょう。

僕の場合は公衆衛生が就職試験の出題範囲外だったので後回しにすることにしました。
もし、公衆衛生も含まれるならば、まずはQ-Assist Dr. 盛永の公衆衛生講座を一気見してからQBをぶん回していたと思います。
24hぐらいありますが、動画から入るのが最も効率的です!

国試の合格ラインがどの程度かというと、
直近5年の過去問と1周目問題の全ての問題・全ての選択肢を説明できるようになれば十分余裕を持って合格できると思います!
この状態になるには、問題演習と動画・テキストの復習に尽きます。
ポーカーでセッションとハンドレビューを繰り返すのと同じですね!

この内容をやり切ったことで、6月末の模試(1テコ)でパンリンが269/300に達しました。
残りの期間は知識が抜けないようにコツコツ復習するだけになりましたが、これが1番しんどかったです。。
途中でかなりサボってしまい、2テコ、冬メック、4テコを受けましたが、キレイな右肩下がりを描きました📉

そしてなんやかんやあって、
7月末から8月にかけて就職試験をこなし、最後の夏の大会を終え、あっという間に9月でした。

9月は、post-CC OSCEと卒業試験があります。post-CC OSCEは4年次のOSCE強化版、卒業試験は大学の独自問題が国家試験形式で出題されます。
就職試験が終わり次第、勉強部屋の仲間と集まってOSCEの練習を始めました。久しぶりにやる手技も多く、みんなで教え合いながらやりました。
そして、その合間を縫って卒試の勉強をしました。ここで、前述の公衆衛生に着手しました。Dr. 盛永の講座は本当に素晴らしく、最高のコストパフォーマンスを発揮しました。
どちらも無事に突破し、残すところは国家試験のみとなりました。

そして、10月。第一次卒業旅行シーズンが訪れます。夏までに国試対策を終わらせていれば、ここでかなり遊ぶことができます。
11月も同様です。多くの医大生がこの2ヶ月で国試前ラストの息抜きをします。

僕はと言いますと、ほとんど韓国に出稼ぎに行っていました笑。

そしてあっという間に12月です。
このタイミングで冬メックを受けたのですが、
めっちゃ忘れてるーー
流石に2ヶ月ノー勉はまずかったです。
当初の予定では、遊びながらもQBの残り3,000問強を解き切れると思ってたのですが、現実はそんなに甘くなかったです🫠
(10,11月のうちにQBをやり切ることをおすすめしますが、僕はもう一度10月に戻れたとしても絶対に韓国に行きます。そしてなんなら滞在期間を伸ばします笑。)

そしてここから鬼の間に合わせ稼働が始まります。
直前講座が公開され出す中、ガン無視して残りのQBを解きました。
全動画をもう1周観る時間はなかったので、自分が苦手としていた内分泌と腎臓だけ3周目を視聴し、残りの分野はテキスト復習をしてから演習しました。
必修はまた別なので残していましたが、最終的に解き終わったのが年が明けてからの1/14でした。

残すところ3週間程度、もう走り切るしかありません💨


直前期の過ごし方

なんとかQBを終わらしたことでやっと直前講座に着手することができました。

これが神講座満載でした🙌
まず見始めたのが、Q-Assist Dr. 清澤の総まとめ講座
メジャー、マイナー、産婦小全ての分野の総まとめ講座です。
ここまで勉強したことが全て繋がり、自分の今までの勉強に自信が持てました!
救急や公衆衛生に関しては、Dr. 盛永が講座を担当しており、言わずもがなよかったです。
放射線科だけ動画がないので、通常の講座で復習しました。

そして次に受講したのが、Dr. 盛永のCCC講座
こんな講座、欲しかってん!
マージで痒いところに手が届くとはこのことです。
『紛らわしいところ』が1番の神回です。『新傾向』、『循環器』、『薬のまとめ』なども個人的にはおすすめです!
間違いなく知識の補強に繋がります!
是非とも受講してください!

そして次に必修予想・禁忌講座です。
これはDr. 盛永とDr. さとみなが担当してくれます。
みんながきちんと取れそうなところを取りこぼさないための講座です。
禁忌講座に関してもザックリとでいいので確認しましょう。

そして最後に、Dr. 盛永の直前Assistを受講しました。
前半の演習編は12月頭から1日2問ずつ公開されていたそうなのですが、CCCと内容が被る点も多いので最後にまとめて演習・視聴するのが効率的だと思います。40問しかないので半日もあれば全部見終わります。

そして本当のラストは、直前Assist 最後の4コマです。
今までやってきたことの本当の本当の総復習です。
精神安定剤としての役割もあると思います。
僕は前日にもう1周を観ました。前日はこれしかしてないです。というよりこれぐらいしかできないです。

メディックメディアから一銭ももらっていませんが宣伝しておきます↓


FAQ

最後に、よくある質問に回答しておきます!

直前期の1日のスケジュールは?

大体7〜8時ぐらいに勉強部屋に行き、22時まで勉強して、医大のジムで後輩と筋トレして帰るというルーティンでした。うち週2日は部活のフットサルに顔を出していました。
勉強時間は均して、1日9〜10時間ぐらいだと思います。
朝一に必修50問を解き、
日中は総まとめ講座視聴→演習(午前/午後①: メジャーor産婦小 2科目、午後②: マイナー 1科目)、
夜に公衆衛生といった流れが黄金ムーブだと思いますが、マイナーを飛ばしたり、公衆衛生まで到達しなかったりした日もありました。


早起き習慣は必要ですか?

はい。
当日は9:30試験開始ですが、なんやかんやで6:00〜6:30ぐらいには起きないといけないです。
僕は部活で寝るのが遅くなってしまう日も多かったので調整できませんでしたが、できるなら必ず調整した方がいいです。
午前中はとんでもなく勉強が捗ります。


究極マップやりましたか?

いいえ。
でもやりたかったです。
かなりコンパクトにまとまっているようで周回耐性があるならかなり向いていると思います。
ただ、今年度と同様に来年度も更新されるかわからないので、その点は悩ましいです。
どちらにせよ、自分の取っている講座のまとめ講座だけをやればいいと思います。


特別なことはしましたか?

みんなと違うことは決してしないでください。
いつも同じ、ひたすら同じ、何も変えない。
合格するにはみんなが当たり前にやることを当たり前にやるだけで十分です。


1日目の夜に自己採点はしましたか?

はい。
元々模試の1日目も採点していたのでやるつもりでしたが、勉強部屋の友人に止められてしないつもりでした。
しかし、23時ぐらいに友人が部屋に来て自己採点が始まりました😇
結論から言うと、やりたかったらやればいいし、やりたくなかったらやらなければいいと思います。
入力時点では、4,200人ぐらいが既に打ち込んでいました。本当に半々ぐらいだと思います。
1日目に出た内容が2日目に出ることもあるので、模試のルーティン通り自己採点してわからなかったところを復習すればいいと思います。


まとめ

いかがでしたか?

今回は国試についてお伝えしました!

流石に受かっていると思いますが、合格発表まで本当の合否はわかりません。
残りの期間、ドキドキしながら待とうと思います!

最後にお願いなのですが、合格を祈願して¥506(ご れい ろ)のお布施をして欲しいです🙏

最後までお読みいただきありがとうございました!

次回はポーカーの記事の予定です!

それでは行ってきます!🛫🇩🇪


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