50年分の自分史~ユーミン万歳⑥~
「瞳を閉じて」から「卒業写真」へ。
この2曲は1974年、1975年に生まれている。
私は、といえば、11歳、12歳。小学生の終わりを迎えて、そろそろ
思春期の始まりか?という昭和のことである。
幸いにも私には6歳年上の兄がいたおかげで、音楽はもとより、ファッションとか、少し「ませた」小学生だった。
そして5年生といえば、近所のご家庭で「英語」を習っていたことも
忘れられない。昭和50年代、私の母はなかなか先進的だった。
かといってバイリンガルには、60歳を前にしてもなれないが、唯一今も
忘れていないのは、ローマ字の「筆記体」である。
aからzまでを一筆書きのように練習した。かなり練習した。
そのおかげで、高校の頃にはスタイリステックスの歌詞をレコードから
ノートに書き写すということもしていたなぁ。
話をユーミンに戻しましょう。
この頃私は中野区に住んでいる。ユーミンは八王子。まだ私は行ったことが
無かった。でも東京にこんな素敵な音楽家がいること、なにより「女子美」ということが「刺さった」(なぜか?は別の機会に)
「瞳を閉じて」のエピソードは、ここで復習するまでもないだろう。
「卒業写真」のギター・・・これも説明するまでもないが、ご本人がコメントしている「ブルータス」の中で「茂のソロが始まると、歌舞伎みたいな世界になる」というような表現をしていて面白かった。大向がかかるように
ギターソロが終わると拍手が起きるのだそうだ。
私にとっては、こんなバラードなのに「歪んでる」ことがショッキングだった。歌のバッキングも再現性がかなり難しいと思われるラグな演奏。
まさに神がかりのギターだと思う。
(続く)