テレキャスターのサウンドは”硬い”?
GOLD STARは Paul ReedSmithも好きですが、テレキャスターも大好きなんです。以前はFender CSやLsLのテレキャスターも取り扱っていて、Fenderの元マスタービルダーであるフレッド・スチュアートのブランド/Stuartを取り扱ったこともあります。また中古やお客さんのギターのメンテナンスで色々なメーカーのテレキャスターも触ってきました。
メーカーそれぞれのキャラクターの違いはありますが、良いテレキャスターならではの共通した魅力があると思います。今回はその1つをご紹介します。
テレキャスターのサウンドは”硬い”?
エレキギターとしてはシンプルな構造ですが、逆に言えば調整等でのごまかし難いとも言えます。金属のブリッジ・ベースプレートは他のソリッドギターより大きく、弦とも金属(サドル)を介して接していることもあって金属音が目立って聞こえます。「テレキャスターはキンキンして硬いから苦手」という方は、この金属音が目立ってしまい、そのような印象になってしまったかもしれません。
ただ、この金属音というのはボディ材やネック材の鳴り方次第では耳障りではなくなるんです。
”鳴ってる”テレキャスターは気持ち良い!
ボディ材やネック材が鳴っているギターは、弦やブリッジの金属的な音が耳障りではなくなるんです。木材の鳴る音が合わさったからでしょう。木材がよく振動したことで金属の振動の仕方が変化したことも理由の1つかもしれません。(軽い木材は鳴りが強い傾向がありますが、軽ければ良いというワケではなく、それなりの木材と作り方がされていることが必要です。)
特にテレキャスターの場合、ブリッジプレートがボディに固定されていて振動がボディ材にそのまま伝わりますので、木材が”鳴っている、鳴っていない” という違いがはっきり出易いということになります。
鳴りの良いテレキャスターを弾くと、ストレートにギラついたサウンドが爽快で気持ち良く感じます!
そして”ギターを鳴らしている”という感覚もよりダイレクトにギター全体で味わえるでしょう!これがテレキャスターの醍醐味の1つだと思います!!
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