ワンピースの赤犬について
※ワンピースのネタバレ含みますので、知りたくない方は以下を読まないでください。
皆さん嫌いな上司、合わない上司とかいると思います。そんなときは上司目線で考えると、考えも少しは変わるかもしれません。
今日はワンピースの「赤犬」ことサカヅキについて書きます。かく言う私もアンチです。
私の推しのエースを手にかけ、仕事のやり方も徹底し過ぎてて気に食わない。絶対上司にしたくないNo.1キャラです。
ところが、元帥に就任してからの赤犬が可哀想すぎて最近同情してます。
【絶対的正義】
赤犬は絶対的正義を掲げており、悪を根絶やしにするためには犠牲を厭わないという思想の持ち主です。
中将時代には、オハラに対するバスターコールにおいて、オハラの島民が乗っていた避難船を「学者が一人でも乗っていれば今回の作戦の全てが無意味となる」として砲撃し、民間人にも危害を加えています。
また頂上戦争では、戦争を終わらせようとしたコビーを躊躇なく殺そうとします。
「正しくなければ生きている価値はない」
これは危険な思想です。
【赤犬の苦悩①青雉の離脱】
そんな赤犬ですが、元帥に就任してからは苦難の連続です。
まず、元帥の座を争った青雉が海軍を離れます。それだけでも痛いのですが、なんと黒ひげ海賊団に加入してしまいました。海軍最高実力者を失うどころか、敵にしてしまうとは...
【赤犬の苦悩②好き勝手な部下】
空いた大将の座には世界徴兵で藤虎と緑牛が就任
ドレスローザ編では藤虎が海軍の非を認め土下座します。それに対し赤犬は、
「おどれの身勝手で正義の面目丸潰れじゃろうが!!!!」とぶち切れますが、
これに対して藤虎は、
「潰れて困る面なら懐にでも仕舞っときなさいや!!!不備を認めたくらいで地に落ちる信頼など元々ねェも同じだ!!!」とど正論すぎる反論て部下にぶち切れられてます。
緑牛も勝手にワの国を訪れ、ルフィたちを襲おうとするも、シャンクスに撃退され、事なきを得ました。
黄猿に至っては精神崩壊に追い込んで、ぶち切れられてます(詳細は私の前の記事を参照)
【赤犬の苦悩③無能な上司】
世界政府の直属の上司である五老星に至っては、ゴムゴムの実の正体をしりながら、ずっと放置を続け、事が重大になってようやく指示を出すものの、指示が無茶振りすぎる...
【赤犬の苦悩④七武海制度撤廃】
赤犬はやむを得ないとの発言もありましたが、海軍からしたら単純に強大な敵が増えることになります。世界の均衡のが崩れて、海軍の負担が増えるのは間違いないでしょう。
おまけに、その代わりの戦力として期待されていたパシフィスタの命令系統がボニーにある事が発覚し、多額の軍事費を注ぎ込んだのに無駄になってます。
【赤犬の苦悩⑤クロスギルド】
バギー設立の会社「クロスギルド」、これは海兵に懸賞金をかけるというもの。
これで海軍の労働環境は一気に悪化します。
市民守りながら、常に自分はやられるというリスクを負うことになります。実際海軍にも被害がでており、海軍のモチベーションは一気に低下します。
ブラック企業甚だしいです。
【まとめ】
ここまで来ると赤犬に同情します。
部下はやりたい放題、上司は無能で無茶振りばかり、世界情勢は大きく変わり、労働環境の著しい悪化。おまけにシャンクスや黒ひげも動き出すとのことで、世界は無茶苦茶になることが想定されます。
赤犬がうつ病にならないか心配です。
ワンピースで1番嫌いなキャラをここまで熱く語る日が来るとは思いませんでした。
尾田栄一郎恐るべし...