ワンピースの黄猿について

※この記事はワンピースのネタバレを含みますので、内容知りたく無い方は以下を読まないでください。


ワンピースには好きなキャラが多いのですが、今回エッグヘッド編で、自分の中で好きなキャラランキングで急上昇した人物がいます。
それは海軍大将の「黄猿」ことボルサリーノです。

普段の黄猿はひょうひょうとした態度で、モットーは「どっちつかずの正義」というだけあり、いつもひょうひょうとしてますが、
エッグヘッド編では、多くの葛藤が見られました。

黄猿目線でエッグヘッド編を振り返ると、
五老星(上司)から、ベガパンクの抹殺の命を受け、エッグヘッドへ向かいます。

まずは、戦桃丸との戦いです。戦桃丸は、子供の頃から黄猿が面倒をみており、戦桃丸も黄猿を「おじき」と呼び慕ってました。親子のような関係です。
しかし、上司の命令で「ベガパンク」を消さねばならず、ベガパンクのボディーガードである戦桃丸と戦うことになります。
黄猿も「わっしは社畜だよ」と社畜宣言も出てます。
結果、黄猿は、「可愛かったねー」と回想しつつも、戦桃丸をボコボコにすることに...

また、くまとジュエリー・ボニー親子との交流もあり、くまがベガパンクの研究室にいる際にはベガパンクの仕事を手伝ったり、みんなでピザを食べたり、踊っていたり、本当に楽しそうに過ごしてました。
ボニーとの戦いにおいても、「任務以外で傷つけさせないでくれよ」と苦悩が見えてます。
ベガパンクに「心を持たんか。悲しい男じゃのう」と言われると、
「みっともねぇよなぁ。もっと濃いのをかけて来るんだったよ サングラス」と弱気の発言も。

ルフィとの戦いの中では、「殺したいわけねぇだろうが!」と激昂するシーンも。
結局黄猿は任務も全うし、親友であるベガパンクを自らの手にかけました。
彼の複雑な心境は計り知れません。

ルフィとの戦後は、
「傷ならある、深い傷が...もう休ませてくれ..」
とこれまでに無い弱気発言も。

その後の元帥サカズキからの通信ではねぎらいの言葉をかけるどころか「甘エ仕事しとりゃせんじゃろうのう」と責任を黄猿に押し付けます。
海軍は完全にブラック企業です。

これにはさすがの黄猿も「親友を殺した事あんのかい」「疑うヒマァあんならよ てめえの目で見に来いやクソガキ!!」と泣きながらぶち切れます。
完全に精神崩壊してます。
これにはサカズキもすかさず謝ってました。
緑牛も藤虎も好き勝手やるタイプなので、従順な黄猿は手放す訳にはいかないと思ったのでしょう。

【まとめ】
今までは掴みどころのないキャラと思ってましたが、今回の件で黄猿の心の葛藤が数多く見られ、人間らしさが出てて、とても好きになりました。
自分も同じ社畜として、やりたくない仕事もしなければいけない黄猿の気持ちがとてもよくわかります。
今後心に傷を負った黄猿が退職するのか?気になるところです。

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