
いい借金と悪い借金
先に結論を書くと、借金のルールは次の通りです。
【借金3原則】
壱、借金は、一人から借りるべし
弐、債権者が返済必須と思う大きな額を借りるべし
参、少額を多人数から借りないべし
重要なのは信用
なぜ、多人数から、少額を借りてはいけないのか。それは、人生サバイバルに最も重要な「信用」を毀損しないためです。
たとえば、あなたが誰かに3万円を貸したと考えてみてください。相手がバックレた場合、返済するまで金返せと督促をするでしょうか?何度も家まで訪ねてドアをガンガンノックするでしょうか?おそらくあなたはきっと少し悲しい気持ちで、その人を頭の中の「友人」フォルダから削除するでしょう。
わずか3万円に、そこまで手間と時間をかけてくれる「本当に優しい人」は、そうそういないのです。(例外はいわゆる取り立て屋さんですが、この人たちはノルマを達成しなければならない職業人に過ぎません)
少額借金がさらに悪いのは、たかが数万円のお金にも窮している状況そのものが「信用できない」と断定される材料になってしまうことです。あなたの信用をドブに投げ捨てて得る「手切れ金」なのです。
お金を貸してくれた人は「味方」
一方で、お金を「絶対に返してほしい」と考えている債権者(お金を貸した人)は、実のところあなたの最良の味方とすらいえます。なぜなら債務者(お金を借りている人)が潰れてダメになってしまったら、絶対にお金は回収できないのです。利益相反の一切ない、極めて強固な関係がそこにはあります。借金の額が大きければ大きいほど、この関係は強くなります。
さらに、あなたにそれだけのお金を貸す人が存在することそのものが、さらなる信用となる場合さえあります。
お金を失うこともとても怖いです。しかし、それ以上に信用を失うことは恐ろしいのです。それは、チャンスが、未来の希望が目減りすることです。
まとめ
お金を失うことより信用を失うほうが怖い
「借金3原則」を厳守せよ
借金の額が多いほど、貸してくれた人はあなたの強固な味方になる
【良い借金】
信用のおける人のみから債権者が返済必須な額を借りる
【悪い借金】
少額を多人数の人から借りて寄せ集める
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?