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3世代のブロックチェーン

3 世代のブロックチェーン

今回はパブリックブロックチェーンに焦点を当てて書きます。

現在の仮想通貨、Difi、NFT や様々なプロジェクトが乱立していますが、その根幹にある技術こそがブロックチェーンという技術です。
2022 年現在までで、ブロックチェーンは 3 世代あると言われています。

第1世代 ビットコインブロックチェーン
第2世代 イーサリアムブロックチェーン
第3世代 ソラナ、アバランチ、ポルカドット、カルダノ ブロックチェーン、、、

世代ごとのタイトルをつけるなら以下のようになります 💁‍♂️
第1世代->ブロックチェーン誕生
第2世代->スマートコントラクトの導入
第3世代->イーサリアムキラー

次章から詳しく書いていきます。

ビットコイン

第1世代 ビットコイン・ブロックチェーン

ビットコイン・ブロックチェーンは仮想通貨ビットコインで用いられている世界で最も有名なチェーンです。
1BTC は 510 万円で(2022 年 4 月現在)、世界で 1 番高い仮想通貨です。生まれは実は 10 年以上前の 2009 年、サトシナカモトが発表した論文から作成された技術です。

  • 改竄されにくいデータ構造=セキュリティが高い

  • データの透明性が高い

  • システムダウンへの耐性が高い

などの特徴を持つ技術で現在も開発が続けられています。

これにより、Defi、NFT、仮想通貨 など現在我々が熱中している領域が生まれるきっかけとなりました。

しかし、問題もいくつかあり代表例で言うと、

  • 拡張性問題

  • 持続可能性問題

  • セキュリティ問題(51%攻撃などを含む)

  • ファイナリティ問題

などがあります。気になる方は調べてみてください。

第2世代 イーサリアム・ブロックチェーン

イーサリアム

ビットコイン・ブロックチェーンが出てきた 6 年後、イーサリアムブロックチェーンがローンチされます。2015 年 7 月のことです。
イーサリアムブロックチェーンは今までのチェーンにない技術を導入しました。それがスマートコントラクトです。
スマートコントラクトとは契約を自動で実行される仕組みのことです。(ここでの「スマート」とは「賢い」ではなく、「自動的に実行される」という意味で用いられています。)
スマートコントラクトがブロックチェーンに導入されたことにより、ブロックチェーン上の取引の自動化が可能になりました。(=dapps が作成できるようになりました。)
NFT 文化を支えている opensea や rarible などもスマートコントラクトによって支えられています。
しかし、ビットコインと同様にイーサリアムブロックチェーンにもいくつか問題がありました。

ここでは 4 つあげたいと思います。

  • 1 つめは拡張性です。トランザクションの処理量の拡張性が低いこと、つまり、どれだけ多くの取引記録を同時に処理できるかの限界値が低いことが問題としてよく言われています。

  • 2 つ目は持続可能性です。マイニングにはめちゃめちゃ電力を使います。(人口 10 万人の都市で消費される電力量に相当するとも言われている。)このまま このブロックチェーンを使い続けていたら地球温暖化とか進んじゃうし、長期的には使用できない!ということで問題になっています。

  • 3 つ目は相互運用性です。これは、異なるブロックチェーン間のデータのやり取りが困難であることを指します。

  • 4 つ目はガス代ですね。ガス代、つまり手数料がめちゃめちゃ高いです。試しにスマートコントラクトをブロックチェーン上にデプロイしようとしましたがガス代は画像の通り、めちゃ高かったです w

ガス代高すぎw

イーサリアムの公式ページはこちら💁‍♂️ https://ethereum.org/en/

第3世代

第3世代はイーサリアムキラーと呼ばれるチェーン達です。正直、どのチェーンが 1 番!とは決めがたく、まだまだ乱戦状態と言えるでしょう。
第3世代に共通して言えることは

  • 第2世代であるイーサリアムブロックチェーンで導入されたスマートコントラクトを導入していること

  • 問題点としてあげられた、拡張性、持続可能性を解決しようとしていること

です。

特に、処理速度はめちゃめちゃ速くなってます。
また、先ほどもちょっと描きましたが、環境問題が起きてしまう原因、それはブロックチェーンに必要不可欠なマイニングのために大量の電力が消費されるからです。
しかし、第3世代は今まで導入されていた pow 型ではなく、pos 型を採用することでマイニングが不要となる構造を作ることに成功しています。

他にもチェーンごとに特徴があるので1つ1つ見ていきましょう。


①cardano(ADA)

cardano

cardanoブロックチェーンは元々カジノで使うことを目的として始まったブロックチェーンでエイダコインという仮想通貨を用いて取引を行います。

1 ADA(エイダ) = 115 円(2022年4月現在)で、リリース日 2017 年 9 月です。

創設者である Charles Hoskinson がかつて日本の大阪に在住していた際、日本の知人と共に「日本版イーサリアムを創る」という計画を立ち上げたことがプロジェクトの起源となっており、ビジョンが徐々に世界規模へと拡大されていったことで現在のカルダノのプロジェクトとなりました。
cardano は今回挙げた第3世代の中で最も古株ですが、スマートコントラクトが実装されたのは実は最近の 2021 年です。それまではスマートコントラクトはなく、導入すると発表した際には ADA の価格がめちゃ跳ねたそうです。
コンセンサスアルゴリズムにも特徴があり、独自のウロボロス・アルゴリズムというアルゴリズム(pos型の1つ)を採用しています。

公式ページはこちら💁‍♂️ https://cardano.org/

②solana(SOL)

solana

1 SOL = 13,000 円(2022年4月現在)
リリース日 2020 年 4 月
有名プロジェクトで言うと walk to earn でお馴染みの stepn や、web3 のブラウザでよく耳にする brave でしょうか。
コンセンサスアルゴリズムはposを用いており、処理速度が速いことはもちろん、手数料も安くなっています。
(トランザクション処理数が 50,000/s、1 トランザクションあたり 0.00005 ドル)
イーサリアム の次に dapps 開発が盛んなイメージあります。(僕の周りだけかも、、w)


公式ページはこちら💁‍♂️ https://solana.com/

③polkadot(DOT)

polkadot

1 DOT = 2000 円
リリース日 2020 年 5 月
イーサリアムブロックチェーンの共同創設者であるギャビン・ウッド氏が作成に携わっています。
パラチェーンという構造を採用している(説明するとめちゃ長いのですが、気になる方は調べてみると良きです!実は僕めちゃ注目してます)
コンセンサスアルゴリズム->NPoS(pos にノミネーター(Nominator)と呼ばれる参加者が追加されるシステム)を採用してます。あと、フレームワークが用意されており、独自チェーン(パラチェーン)の開発が簡単であることも特徴として挙げられますね。
相互運用性が高い(他のチェーンにも繋げられる)今回紹介していないですが、cosmos なども相互運用性が高いようです。
有名プロジェクトで言うと、dapps 開発支援を行なっている 日本の Aster Network が挙げられます。
著者的にはイチオシチェーンです w
ちなみに、パラチェーンは eth2.0 でも採用される予定で、今後パラチェーンがベースになるブロックチェーンが増えていくのではないかと僕は考えてます。


公式ページはこちら💁‍♂️ https://polkadot.network/ja/

④avalanche(AVAX)


avalanche

1 AVAX = 9,000 円
リリース日 2020年9 月
avalancheの特徴はイーサリアムブロックチェーン と互換性があることと、2 つの独自のコンセンサスアルゴリズムを採用していることがよく挙げられます。
また、もちろん、拡張性が高くトランザクション処理数が多いです。
公式ページはこちら💁‍♂️ https://www.avax.network/

まとめ

以上合計で 6 つのブロックチェーンについて紹介しました。知らなかったチェーンなどもいくつかありましたが、僕が特に印象的だったのは第三世代の polkadot ですね。
polkadot はパラチェーン(マルチチェーン)を採用しており、日本のプロジェクトである AsterNetwork が使用しているチェーンであることから注目しています 👀
第3世代の後にも新たなチェーンはどんどん開発されると思いますが、ETH も今年中にバージョン 2.0 をローンチするとのことで、既存チェーンにも目が離せませんね。

さいごに

この記事の間違っている点など見つけたらこちらまでDMください🙏

また、この記事の他にも音楽プラットフォームについてなど記事を書いてるのでよかったらそちらもチェックしてみてください!

それでは 👋


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