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アシンメトリーな日記 : 47日目
未練は未熟さから 4
荷物をロッカーに入れて、はっと気がついた。
携帯が無い。。。
記憶を辿るが、何処かへ置いた覚えはない。
先ずはさっきロッカーに預けた荷物を開けてみるけど、見当たらない。
おっ本当に失くしたヤツだな。
どうしようか、マジで困るな。
と、冷静さが、徐々に無くなっていったのを覚えてます。
駅員さんに聞いてもどうにもならない。
タクシー会社に電話をしてみるが、車両が分からないとどうにもならないとの回答。
焦ってきた。
待ち合わせ時間はとっくに過ぎている。
その子を待たせていることになる。
そして今日帰るのに携帯が無い。
どないしようか。。
焦っても仕方ないので、とりあえず持ち合わせてる子を探すことに。
その子は、名古屋で出会った僕の好きだった女の子。
スクールで一緒になり、それからグループで何度か食事をしたりしていたが、その時は彼女に彼氏も居たらしく、なんとも思ってなかった。
ある日、いつもの通り皆で食事会をしてた。その時に限り僕の体調が悪かったのか酔い潰れてしまったらしい。(後日談)
気がついたら僕は自分の部屋で寝ていて、彼女も部屋にいた。
訳が分からなかった。
状況を理解するのに時間が掛かった。
そしたら急に吐き気が胃から上がってきて、トイレへ駆けこむ。彼女は僕について背中を支えてくれてた。
僕は恋に落ちた。
そして、その日は彼女が東京へ引越してから初めて会う日だった。
不運なことに携帯はない。笑
それではまた、あす!