
今夏以降注目している条件馬
皆様こんにちは。
タイガーマスクGです。
今回は表題の通り、目下条件クラスの中から個人的に注目している馬をピックアップし、ご紹介して参ります。
OP馬の多くは休養に入っており夏競馬は条件クラスの馬たちが台頭する時期でもあるため、これを読んで皆様が夏競馬をさらに楽しんで頂けるような内容になりますと幸いです。宜しくお願い致しますm(__)m
※条件クラス=3勝クラス以下とします。
注目の条件馬
リアド
・牡3 友道康夫厩舎
・現:1勝クラス
4億7000万円にて落札された事でデビュー前から注目を集めていた1頭。
菊花賞dayのデビュー戦を快勝した後、若駒Sでは終始スムーズさを欠いて2着、毎日杯では道悪馬場にノメってしまい5着、京都新聞杯では4コーナーで致命的な不利を受けて7着と、本来の力を出し切れないまま春クラシックへの道が閉ざされました。
縁あってデビュー戦を目の前で見ていましたが身体の使い方や走りの素軽さは本当に素晴らしく、身体能力の高さはかなりのものがあります。
1勝クラスから仕切り直しとなりますが、成長を促せるという意味では却って良かったのかなと前向きに捉えています。
現在すでに帰厩しており、順調に行けば8月にはレースを使えるようなので成長した姿を楽しみにしたいと思います。
ダノンブリザード
・牡3 池江泰寿厩舎
・現:1勝クラス
新馬戦を快勝後、エリカ賞、つばき賞といずれも3着に敗れた同馬。5月の自己条件に出走予定も頓挫により回避となり、現在は休養中との事。
この馬はとにかく緩さが目立つ1頭で、キャリア3戦すべて素質だけで走っているような印象。しかし、その走りはとても良いものがありエリカ賞では内有利の展開を後方大外から追い込む負けて強しの内容でありました。
追い切りからいい動きを見せているためその素質は本物と言えるだけに、成長したらとても楽しみな1頭だと思います。
パラレルヴィジョン
・牡3 国枝栄厩舎
・現:2勝クラス
4月の未勝利戦でデビューを迎え、キャリア2戦2勝の「遅れてきた大器」。そのパフォーマンスも圧巻で、無事ならばクラシック最終戦・菊花賞でも楽しみとさえ言われています。
この馬は脚さばきがとてもしなやかで、走りを見ただけでも能力の高さが分かるような素晴らしいフットワーク。
もともとはジオグリフが勝利した昨年6月の新馬戦をルメール騎手でデビューする予定だったのですがトモに疲れが出て回避となり、その後も体質の弱さから3歳4月デビューとなった経緯があります。
それだけ期待されていた素質馬なのでデビュー後も無理せずじっくり調整が進められており、個人的にはその点にも好感を持っています。
世間では「菊花賞で楽しみ」との声が多いですが、私としてはクラシックよりもその後の事も考えて焦らずレースを使い、着実に勝ち上がって欲しいと思っています。
ミスフィガロ
・牝4 友道康夫厩舎
・現:2勝クラス
昨年の紫苑Sで3着と好走し、秋華賞にも出走した実績のある同馬。自己条件に戻ってからは勝ち切れないレースが続いていますが、ダービー馬ワグネリアンの全妹という事で注目度の高い1頭かと思います。
秋華賞後の2戦は冬場の開催という事もあって冬毛が目立っており本調子でなかった事が主な敗因。気温が上がったその後の2戦は調子こそ良く見えたもののレース前半や勝負どころで追走に苦労する面を見せ、本質的に1800~2000mが少々忙しいと思わせる内容。
これらの結果からも適鞍は限られてくるかもしれませんが、牝馬には2200mのG1競走も組まれているだけにこの適性が良い方向へ繋がれば先々も大いに楽しみです。
サリエラ
・牝3 国枝栄厩舎
・現:2勝クラス
ジャパンカップdayの新馬戦を逃げて圧勝し、6月の1勝クラスでは絶望的な位置から豪脚を繰り出して勝利。順調に行けば秋華賞で最大の惑星になり得る存在と言えるでしょう。
新馬戦で逃げの戦法を打つことは私自身あまり好みではないですが、次戦でしっかり差す競馬ができたこと、そして何より馬群を割る競馬ができたことはとても大きな価値があります。
新馬戦のパドックでは頼りない歩様や冬毛が目立つなど状態面に不安が多く残っていましたが、ジョッキー(C.ルメール騎手)が跨ってから馬の動きが明らかに良くなりレースでも完勝。競走馬の本来の目的は「走ること」なので、このように戦闘モードに入ってから動きが良くなるというのはいい馬の特徴とも言えます。先々がとても楽しみな1頭です。
ウインエクレール
・牝3 畠山吉宏厩舎
・現:3勝クラス
オークストライアルのスイートピーSを快勝した同馬。権利こそ得たものの本番のオークスへは参戦せず、即休養に充てたところに陣営のこの馬に対する期待度が感じられます。
追い切りからフットワークの良さが目立ち、圧倒的支持を集めた新馬戦は仕上がり途上の状態ながら勝利。続くクイーンCでは好メンバーを相手に差のない6着、そしてスイートピーSを素晴らしいパフォーマンスで快勝と素質の高さは実戦でも証明済み。
課題として挙げられるテンションの高さが解消されれば出世の道は開けるでしょう。長い目で見ていきたい1頭です。
ホウオウルーレット
・牡3 栗田徹厩舎
・現:3勝クラス
先日、2勝クラスを快勝した3歳ダート馬。跨った田辺裕信騎手も絶賛のコメントを残し、この後は順調ならレパードSへ参戦予定との事。
圧巻のパフォーマンスでデビュー2連勝を果たしたものの、新馬戦は逃げの戦法を取り2戦目は砂を被らない位置で競馬をしての内容。とても先々に繋がるとは言い難いものでありましたが、3戦目の伏竜Sを敗れた事で続く青竜Sでは中団から砂を被らせる競馬をして2着と好走。
ダート戦において最も重要なのは“経験値”だと考えている私としては、この経験がこの馬の評価を大きく高める決定打となりました。
能力の高さはレースでのパフォーマンスが証明済みなので今後の飛躍を楽しみにしています。
オヌール
・牝4 友道康夫厩舎
・現:3勝クラス
フランスの1000ギニー、オークスを制したアヴニールセルタンを母に持ち、重賞勝ち馬デゼルを姉に持つ超良血馬。昨年暮れの2勝クラスを制して以降、一頓挫などもあり今年はまだレースに出走していませんが現在はすでに帰厩済みで無事ならば8月の小倉開催で復帰予定との事。
小柄な馬体からは想像できない大跳びの綺麗なフットワークが個人的にとても好みで、馬体がパンとしてくればさらに活躍してくれるのではないかという期待感を持っています。
重賞に挑戦した2戦は思うような結果が出ませんでしたが、デビュー2戦目のアルメリア賞ではエプソムCで1番人気にも支持されたジャスティンカフェを負かしているように能力の高さは疑いようがありません。次戦どういった姿で戻ってくるか楽しみに待っています。
以上、現時点で注目している条件馬でございました。
まだまだ挙げたい馬は数多くいますがキリがなくなってしまいますのでこの辺にしておきたいと思います。
皆さんの注目条件馬がいましたらぜひお教え下さいませ。
貴重なお時間の中、最後までお読み頂きましてありがとうございました🙇♂️