新馬勝ちピックアップ 【マラキナイア】
皆様こんにちは。
タイガーマスクGです。
メイクデビューを勝利した馬の中から特に注目すべき勝ち馬を厳選し、レース回顧や評価をジャッジする「新馬勝ちピックアップ」。
今回は、本日6月11日のメイクデビュー中京を勝利した【マラキナイア】について書き綴って参ります。
あくまでも個人的視点による評価となりますので、皆さんのご評価や補足事項等がございましたら是非ともお教え頂けると幸いです。宜しくお願い致しますm(__)m
~Today's pick up winner~
2022/6/11 中京5R 芝1600m
【マラキナイア】牝2
父:ジャスタウェイ
母:カウアイレーン
母父:キングカメハメハ
厩舎:吉岡辰弥(栗東)
My評価ランク『A』
3番手の好位から終始促し気味の追走となったものの、3コーナー過ぎからセレスティアリティと共に外から動いて4角先頭という強気の競馬。そこから直線もうひと伸びし最後は後続に2馬身差をつけての快勝。
レース全体を通して荒削りな印象が強く、馬場入りの際には首を何度も上下に振るなどテンションの高さも目立ち、課題が多く残る初戦となりました。
中でも一番の課題として挙げたいのがフォームと脚さばきのバラつき。これは追い切りの段階から気になっていた点で、手前変換のぎこちなさや地面をしっかり捉え切れていない走りは改善の余地が多分にあります。
これらの課題を先に述べたところで、個人的な評価としては非常に楽しみな存在と捉えています。
戦前の追い切りにおけるラスト数十メートルの伸びやかな走り、パドックで見せた伸びのある歩様、レースで見せた跳びの大きいフットワークなど、とても422kgとは思えない雄大かつ綺麗な立居振舞で底知れないポテンシャルを感じると共に、テンションの高さを疑いたくなるようなシュッとした顔立ちも印象的でありました。
この事から、テンションの高さは新馬ならではの幼さと捉えてよいと思いますし、跳びの大きさやスラッとした四肢を見ても小柄な馬体のまま成長しないという事は考えづらく、あくまでも推測ですが目方はこの先もっと増えてくるだろうと見ています。
近年の名馬を例に挙げるなら、リスグラシューもフットワークや跳び自体は大きめながら若駒時代は最低428kgにまで落ちたほどの小柄な馬で、そこから驚異の成長力でラストランの有馬記念時には468kgまで増えており、デビュー当初の目方の小ささはさほど気にする必要はないと捉えてよいでしょう。
兄のステイフーリッシュは7歳にして海外重賞を連勝しており、この馬自身もハーツクライ系のジャスタウェイ産駒なので成長力は大きく見込んでいいと思います。
あとは何より、冒頭で挙げた数多くの課題をひとつずつクリアしていく事が出世の条件と言えるでしょうか。個人的には大きな期待を持って『A』評価とさせて頂きました。
以上、今回の新馬勝ちピックアップ馬はマラキナイアでございました。
冒頭でも申しました通り、あくまでも私個人の評価となりますので皆さんのご意見やご評価がございましたらぜひお聞かせ下さいませ。
最後までお読み頂きありがとうございました🙇♂️